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東方全愛記  作者: 神夜 晶
幻想郷大異変編
172/181

第146話 『桜と次なる戦い』

どうも、神夜晶です


今回は異変後のエピローグ的なのを書こうかと思います


どうやら、桜から“お話”があるらしいです


でわ、どうぞ~

あの異変から、数週間が経った

その間に、各々は休息の日々を送ったようだ

そして、現在は全員が博麗神社に集合している

今日は桜の提案により、宴会が行われていた

桜は、この数週間で未来の桜の経験を覗いていたのだ

それにより、桜は神々の黄昏で確実に勝つ方法を見つけたらしい



「桜?」



「あ、どうしました?」



霊夢に呼ばれて、桜の意識が現実に戻される

桜は首を傾げ、霊夢に用件を聞く



「さっきから、ボーっとしてたけど

何かあったの?」



「はい、あったのですが

そろそろ良さそうですね

皆さんにお話がありますので、見てて下さい」



「ん、分かったわ」



霊夢に席を外すと言って、全員の前に出る

全員は「何だ?」という顔で桜を見た

桜は真面目な表情で、話し出す



「皆さん、楽しんでらっしゃいますか?」



『おー!』



「ふふ、それは良かったです

ですが、少しだけ私の話を聞いて頂けますか?」



『はーい!』



「今回の異変で、皆さんもですが

私も強くなりました

ですが、私は……概念と理から外れた存在となりました

私は……後悔してないと言いますと、嘘になりますが

でも、皆さんを守ってみせると心に決めました

なので、化物になろうとも、私は構いません」



『桜……』



桜の“守る”という言葉は全員の心に深く突き刺さる

全員は桜の覚悟を再び、目の辺りにした

すると、桜が手の平に光を集め、何かを創造する

簡単な物なら、桜でも出来るらしい

創造したのは……何故か案山子だった



「皆さんにお話したいことが、もう一つありまして

お姉様の記憶と経験を見ました

その中で、お姉様が習得した神技を皆さんに見てもらいたいのです」



『神技?』



「はい、この技は別世界の裁きの神様が使われる技だそうです

あ、映姫様ではありませんよ?」



裁きの神様と聞き、全員が映姫を連想した

しかし、映姫は閻魔と言うのであって、裁きの神とは言わないのだ



『未来の桜が自分より弱い映姫の技をパクるとは思わない』



「全員、死後に地獄行きですね♪」



『ごめんなさい……』



「全く、謝るくらいなら言わないことですね」



「あ、あはは……

それでですね、この技を見て欲しいのです

申し訳ないのですが、皆さんお近くに来て下さい」



『はーい』



全員は桜に呼ばれ、桜を中心とし、周りに集まる

桜は案山子を地面に突き刺し、少し離れた

そして、桜は神力を溜め、一気に解放する

発動する際に動作が必要で、その動作は片腕を斜め後まで振り抜く

そして、祈りを捧げるように桜は何処かへと消えた

次の瞬間、辺り一体が光に包まれる

その光に包まれ、ブォォォォォオオオオ!!という音を立てて光と羽が舞い散った

そして、パキィィィィイイイイン!!と硝子が割れるように世界が割れる

桜も転移から戻って来ていた



「今のが神技です」



『見た目は凄かったけど、何も起こらないの……?』



「いえ、ちゃんと効果はありますよ

ほら、この案山子さんですが……この通りです」



『っ!?』



案山子に何もないと思っていたが、違っていた

桜が案山子に触れると、バァァァァアアアアン!という音を立てて弾ける



「この技は『裁きの光』という名前だそうで

これを喰らった方は、物理的にも精神的にもダメージがあるらしいです」



「つまり、肉体と魂にダメージを負わせるってこと?」



「……はい

なので、不老不死の方を……逝かせる事が出来ます」



『凄い……』



『裁きの光』は文字通りの最終手段だろう

桜は何か考えがあるのか、提案する



「この技は範囲攻撃でして

私が敵と見なした方のみ、効果があるらしいです」



「つまり、対複数戦向きなのね」



「はい、そうです

なので、神々の黄昏が起きた場合……

私一人でも、倒す事が可能となります」



『私達も戦う!』



桜は一人でも神々を打破出来るらしい

しかし、全員の返答が分かっていたのか、妥協策を出す



「そう仰ると思いました

なので、何方か一人でも命の危険に曝された場合

この技で決めさせて頂きます

もし、何かあってからでは……遅いですから」



桜は悲しそうな表情で、そう言った

恐らく、未来の桜を思い浮かべたのだろう



『それでいいから、私達も戦うよ!』



「はい

皆さん、宜しくお願いします!」



『おう(えぇ)(うん)!』



幻想郷は益々、一致団結していく

「裁きの光」という最終手段も手に入れた

その事を神々は、まだ知らないだろう

再び、幻想郷の者達は戦う準備へと入った

現在を生きる為に全員は気を引き締め、修行に励んでいく

そして、遂に神々の黄昏が始まろうとしていた

どうでしたか;;?


久々なので、ちゃんと書けてるか心配ですね・・・


今回で幻想郷大異変編が完全に終わります


次回は・・・番外編を書きたいと思います


前々から聞かれるんですが

桜のお父さんについての番外編を次回で書きます


でわ、また次回に><

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