第144話 『桜vs壊れた幻想』
どうも、神夜晶です
今回は桜VS壊れた幻想になります
最後に壊れた幻想が正体を明かします
壊れた幻想の正体に皆さん、吃驚するかも?
でわ、どうぞ~
二人は数秒間、睨みあったまま動かなかった
突然、二人の姿が消える
実際には消えたのではなく、消えるように見えるほど、動いただけなのだ
全員の目には、二人の姿が全くと言っていい程に映らない
「良い速度だ……!」
「……ぇぃ」
「……ぐっ!?」
桜の攻撃が初めて通った
この一撃は幻想郷の全員なら、一発で倒れるほどの威力だろう
その証拠に、物凄い勢いで壊れた幻想が飛んでいったからだ
地面に触れた瞬間、砂煙を上げながら、猛スピードで吹き飛んでいく
今までは壊れた幻想がする側だったが、今度はされる側になった
意識を取り戻した者から、二人の戦いを見守る
二人は激しい接近戦を繰り返していく
しかし、本当に驚くのは、そこではない
二人の拳がぶつかる衝撃波が、遅れてやってくるのだ
ぶつかり合ったと思えば、音は無く、その数秒後に音がする
それ程までに素早い速度で殴り合っていた
「……」
「我と同格の存在になった感想はどうだ……?
……凄まじい速度と力だろう?」
「こんな悲しい力……」
「要らないか……?
……その力が無ければ、我には勝てなかったぞ?」
桜は壊れた幻想の問い掛けに桜は押し黙る
壊れた幻想の言う通り、桜の不思議な力が無ければ、負けていただろう
桜は、こんな形で力を手にしたくなかったのだ
「……」
「今は精々、この戦いを楽しめ……」
「ゃぁ……」
「……ごふっ!」
またしても、桜は壊れた幻想を飛ばす
それ程までに、桜は進化してしまったのだ
その後も激しい攻防が続き、次は武器での対決となった
壊れた幻想は勿論、消失権だ
しかし、桜の武器は……
「……変わってる?」
「その“剣”はお前が作った剣だ……
……お前だけの剣と言っていいだろう
お前が変われば、剣も変わる……」
「……」
そう、桜が数ヶ月前に作ったのは剣なのだ
それを見た者達は、止めたい気持ちだったが、桜の意思を尊重した
桜の剣が変わり、名前も変わったようだ
以前の名前は「春風「桜」」だ
剣を振ると、桜の花弁が舞い散るらしい
そして、変化後の剣の名前は「再生剣」と言うようだ
再生剣は消失剣とは反対で、刀剣が白く
剣の根元に星が彫ってあり、その星の中に再生と刻まれている
「……再生か
つくづく、我とは反対だな……」
「いきます……」
「……来い!」
ガキン!という音が鳴ったと思えば、鳴った場所に亀裂が入っていた
その亀裂は次元の壁の亀裂だろう
次元の壁が破れるほどの衝突だった
ガキン!ガキン!ガキン!と何度も剣のぶつかり合う音が聞こえる
しかし、このままでは幻想郷も危ないだろう
幻想郷が次元の壁に押し潰されてしまうからだ
だが、二人は関係ないと言わんばかりに戦いを止めなかった
誰もが死を覚悟しただろう
しかし、そうはならなかった
桜が壊れた幻想に深手を負わせたからだ
腹に思いっ切り剣を突き刺した
壊れた幻想は地面へと、落下していく
桜は、その様子を静かに見守っていた
落下後、砂煙を上げて、数秒が経つ
一向に壊れた幻想が、向かって来ないので、桜は下りてみる
桜が下りてみると、壊れた幻想が腕を組んで待っていた
「見事だった……」
「……」
「……そう構えるな
戦いは終わりだ……」
壊れた幻想は、行き成り負けを認めた
しかし、桜は警戒しつつも、聞き返す
「……本当ですか?」
「……あぁ、本当だ」
「良かった……」
桜は本当に終わったのだと悟る
壊れた幻想と桜は歩き出し、博麗神社に向かった
博麗神社に着き、桜が戦争は終わったと告げる
戦争が終わったのだと聞かされ、全員が安堵の溜め息を漏らす
それと同時に壊れた幻想を睨みつける者も多かった
壊れた幻想は全員に聞こえるように話し出す
「色々と聞きたいことがあると思うが……
……先ずは、我の正体を明かそう」
『……っ!?』
「お……母……様?
いえ……違いますね……」
壊れた幻想は正体を明かすといい、フードを取る
その容姿とは……桜の母親に酷似していた
桜が間違えるほどに、桜の母親に似ているのだろう
だが、桜の母親ではない
桜の母親は既に死んでいるのだから
「驚くのも、無理はないだろう……
……お前達の愛している者の母親と似ているのだからな
だが、我は母親ではなく……
……お前達の愛している、神咲桜、本人だ」
『なっ!?』
壊れた幻想の正体とは桜本人だった
その事に全員が目を開き、驚愕する
霊夢の恋人の桜は間違いなく、本物だ
全員が考えていると、目の前の桜が答え合わせをする
「我は未来から来た……神咲桜だ……」
『未来の桜……(めちゃくちゃ美人ね)』
「これが……未来の私……」
どうやら、この桜は未来から来たようだ
何故、未来から来る必要があったのか
向日葵畑の向日葵に話した、神々の黄昏と関係あるのだろうか?
全員が頭を悩ませている中で、未来の桜は薄く微笑みながら、話し出した
どうでしたか;;?
やっぱり戦闘描写が上手く表現出来ませんね(´・ω・)
こればかりは慣れですかね・・・;;
はい、ということで・・・
壊れた幻想の正体は未来の桜でした
何故、未来に来たのかな?かな?
次回で全部明らかになります
でわ、また次回に!




