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東方全愛記  作者: 神夜 晶
幻想郷大異変編
167/181

第141話 『桜と決戦前夜』

どうも、神夜晶です


今回は決戦前夜的なものを書こうかと思います

主に霊夢との会話なりますけどね;;


やっと桜が出せます><

今回、恐らく短くなります。。。


でわ、どうぞ~

あれから、約1日が経った

その間に、紫は桜に異変の説明をする

それを聞き、桜は真っ先に霊夢の元へと駆け付けた

桜は神社に着き、霊夢の私室に向かう

すると、桜は誰かの泣き声を聞いた

そう、霊夢の泣き声だ



「(霊夢さん……)」



普段の霊夢なら、泣きはしないだろう

だが、今回に限っては違うのだ

正式に博麗の巫女になって、初めて負けた

それが悔しかったのだ

桜は霊夢の過去は分からない

しかし、傍に居る事は出来る

そう思い、桜は意を決して、霊夢の部屋の扉を開けた



「っ!?」



「霊夢さん……」



「桜……」



「紫さんに大体の事情は聞きました

すみません、傍に居られなくて……」



「ううん、良いの……」



「(無理をされてますね……

今までは、私が励まされました

今度は私が霊夢さんを励ます番です!)

霊夢さん……」



霊夢は精神的に無理をしていた

それを見抜けない桜ではなく、ある行動に出る



「何……?」



「私では駄目ですか……?」



「さ、桜?」



桜は膝を床に付けて、霊夢に抱き着く

霊夢は抱き着かれ、同様する

しかし、桜は喋る事を止めず、更に力を籠め抱き着く



「私は霊夢さんに沢山、助けられました

霊夢さんは異変解決は巫女の仕事と言うでしょう

ですが、霊夢さんは私の心の支えになってくれました

だからこそ、今度は私が霊夢さんの心の支えになりたいのです

こんな頼りなくて、まだ負けも経験した事の無い、私ですが

それでも、私は霊夢さんの恋人ですから……どんな時でも一緒です

辛い時、悲しい時、泣きたい時も一緒です」



「桜……そうよね……

ちょっとだけ、このままで居させて……」



「はい……」



桜は霊夢に自分自身の気持ちを伝えた

その言葉を聞き、霊夢は声を上げて涙を流す

数分後、霊夢は落ち着きを取り戻し、桜の抱き心地を堪能していた



「桜って……」



「はい?」



「昨日は何してたの?」



「昨日ですか?

昨日は家に居ましたけど……

どうかしました?」



「ううん、何でもないの

家に居たなら良いわ」



「?」



突然、霊夢は意味が分からない質問をする

桜は「家に居た」と答えるが、真意が分からなかった

霊夢は険しい表情で、桜に抱き着いたままだ

それから、時間が過ぎ、決戦を明日に控えた、各々の夜が始まる

しかし、そんな中で各勢力のトップは博麗神社に呼ばれていた

この場に居るのは、霊夢、魔理沙、レミリア、紫、慧音、永琳、天魔、神奈子、諏訪子

幽香、映姫、さとり、蓮華、白蓮、神子、雷鼓だ

大勢の者達が居るが、桜は呼ばれてはいなかった



「決戦の前日に呼ぶなんて、何なの?」



「結構、重要なことだから

アンタ達を呼んだのよ」



「重要なこと?」



紫が不機嫌そうに文句を垂れる

しかし、霊夢は真面目な表情で、顔色一つ変えない

霊夢を見て、全員が余程重要だと理解する

紫に確認するように聞き返され、霊夢は頷いて話し出す



「私がアイツに気絶させられる時にアイツの顔を見たわ」



『っ!?』



霊夢の重要な事とは、壊れた幻想の顔を見たということだった

その言葉に全員が息を呑み、霊夢の言葉を待つ

霊夢は少し間を起き、正体を告げる



「私も信じられなかったんだけど

でも、あれは間違いなく……アイツは○○と同じ顔だった」



『え!?』



全員が壊れた幻想の正体に驚愕する

霊夢でさえも、少し手が震えていた



「私が見間違える筈が無いわ

でも、今の○○じゃなくて

大人になった感じだったわ」



『綺麗だった?』



「えぇ、無茶苦茶美人よ……」



『……』



全員は正体を知らされたが、緊張感の無い質問をする

それに霊夢は答え、全員が唾を飲み込んでいた

霊夢は話を無理矢理に終わらせ、全員に帰るように言う

正体を聞かされ、各々の夜が明ける

明朝に全員は博麗神社に集まっていた



「そろそろ来そうだけど

皆、準備は良い?」



『勿論!』



全員が声を合わせ、気合を入れる

その中には、確りと桜の姿もあった

そんな時、全員の耳に壊れた幻想の声が聞こえて来る



「……準備は整ったようだな」



「一週間前は負けたけど、今度は負けないわよ

私はアンタを殺す気で行く!」



「(霊夢さんが本気に……

この人は何処か懐かしい感じがするのは、何故でしょうか?

いえ、このような時に他の事を気にしていては駄目ですね

私も本気で……!)」



桜も戦闘開始から全力のようだ

それを見て、壊れた幻想は笑っていた



「それでいい……

……いくぞ!」



『来い!』



壊れた幻想VS幻想郷の戦いが始まった

この戦いは誰もが予想しえなかった結果となるだろう

各々は1週間前の事を思い出し、最初から全力でいった

桜も以前に作った武器を片手に持ち、壊れた幻想に挑んだ

かつてない程の異変の幕が切って落とされた

如何でしたか・・・?


今回は結構なネタバレしました

分かる方は・・・分かるw

というか、正解に近いかも・・・


次回は・・・どうしよう

二話に分けるかも?

まだ決めてないです(;´・ω・)


でわ、また次回に!

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