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東方全愛記  作者: 神夜 晶
幻想郷大異変編
163/181

第137話 『壊れた幻想と命蓮寺』

どうも、神夜晶です


今回は星蓮船のメンバーとの戦いです


でわ、どうぞ~

地霊殿を後にし、壊れた幻想は再び人里へと訪れていた

人里と言っても、人里の墓地に居るようだ

壊れた幻想は二人の少女と合間見えていた

その二人の少女とは小傘とナズーリンだ

何故、二人が合間見えているのか?

それは、雰囲気的に怪しいのと、命蓮寺に行くと言ったからだそうだ

こんな怪しい人物を命蓮寺に行かせまいと、二人は戦うことを決めた



「どうしても行くと言うのかな?」



「……あぁ」



「此処は通さないよー

私が退治しちゃもんね!」



「私とナズーリンが!だろう?

さて、お喋りは此処までにして……行くよ、小傘」



「おー!」



「来い……」



二人は壊れた幻想に戦いを挑んだ

壊れた幻想は軽々と二人の弾幕を避けつつ動きを観察する

しかし、壊れた幻想の目に適う程の実力もなく、すぐに倒されてしまう



「……もっと実戦経験を積んでから、出直して来い」



その言葉と光の治療を施し、墓地を後にする

壊れた幻想は先へと進み、あっという間に命蓮寺に着いてしまう

少し拍子抜けな気もするが、余り深くは考え込まないようにする

命蓮寺の門を通り抜けると5人の女性が待ち構えていた

その5人とは響子、一輪、村紗、星、ぬえだ



「此処は通しませんよ~!」



「貴方ですね

ナズーリンと小傘を倒したのは」



「そして、ついさっきの戦闘もアンタだね?」



「申し訳ありませんが、ナズの仇を取らせてもらいます」



「私達5人が相手でも文句言わないよね?

まぁ、反論は聞かないんだけどね!」



ぬえの言葉と共に5人は散らばった

壊れた幻想に突っ込んできたのは、ぬえ、村紗、星、雲山だ

それぞれが近接を持ち掛けて来た

後方から響子と一輪が遠距離攻撃を仕掛ける

しかし、壊れた幻想には届かず、決定打は、おろか、一撃も与えられなかった

それでも、5人は壊れた幻想を喰い止めると誓う

例え、攻撃が当たらなくとも、相手が強かろうとも

何度でも立ち向かうという強い意志を持って、5人は壊れた幻想に挑む

だが、現実は非情で5人は倒されてしまう

壊れた幻想は勇気を持って戦った5人に、それぞれの言葉と治療を施す

そして、それと同時に命蓮寺の中から、白蓮が出て来た



「何故、私達を狙うのですか?」



「……勝てたら、教えてやろう」



「戦い以外に方法は無いのですか?」



「無い……と言えたら、どんなに良かったのだろうか

……戦いなど、無意味なだけなのだがな」



白蓮は直ぐに戦闘をするのではなく、心理戦に持ち込んだ

壊れた幻想も、それに乗って言葉を紡いでいく



「では、何故……戦うのですか?」



「……必要なのだ」



「それは……どうして?」



白蓮の問いに少しづつ、壊れた幻想は心を曝け出していく

しかし、本当の事を言う前に聞くべきことを聞いた



「お前は戦争をどう思う……?」



「戦争は残酷で、絶対にしてはならないものだと思っています

何百、何千、何万という命が散っていきます

戦争だけは絶対にしてはなりません」



「……そうか」



「何故、そのようなことを聞くのですか?」



「もしも……この幻想郷で戦争が起こると言ったら

お前はどうする……?」



「……私は」



「……話し合いで解決するのか?

相手は殺しに来ているのだぞ……?」



「私は戦争を起こした者を止めます

例え、どんな方法を使ったとしても

私は絶対に止めてみせます

この身が滅ぶことになっても……」



白蓮は、その目に強い意志と覚悟を持って言葉を紡ぐ

それを聞き、壊れた幻想はフードの下で微笑んでいた

しかし、白蓮には微笑んだことなど分からないだろう



「話しは終わりだ……」



「まだ先程の問いに答えてもらってませんよ?」



「……答えは会話の中にある!」



「っ!?」



ゴッ!という音が鳴り、互いの拳が激突する

それにより、物凄い衝撃波が生まれた

周りに気絶している、五人は吹き飛ばされていく

しかし、白蓮は五人を気遣うほどの余裕が無く、壊れた幻想の相手をする



「どうした……?

……戦争を起こす者を止めるのだろう?

我を止めてみせろ……!」



「言われなくても!」



二人は近接戦闘のみで戦っていく

スペルや弾幕など無粋な真似はしないのだろう

約数時間と戦い続け、壊れた幻想が勝利した

地に倒れる白蓮に近付き、口を開く



「……粘った方だが、此処までのようだな」



「くっ……何としても私が貴方を……」



地に倒れながらも白蓮は壊れた幻想の足を掴む

何処へも行かせまいと、最後の抵抗だろう

壊れた幻想は、せめてもの情けで痛みを感じさせず、白蓮を気絶させる



「……すまない、白蓮」



気絶した白蓮を抱き締める

その身体は少し震えているように見えた

しかし、本人に聞けば、それは見間違いと言うだろう

壊れた幻想は白蓮に光を当て、命蓮寺を後にした

次の場所を目指すが、壊れた幻想は飛んでいる間に強く思う

「例え誰に邪魔されようとも成し遂げる」と心に強く誓った

如何でしたか・・・;;?


今回は短くなってしまいました><

本当にすみません(´;ω;`)


次回は・・・神霊廟です


でわ、また次回><

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