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東方全愛記  作者: 神夜 晶
呪い編
16/181

第14話 『闇と桜』

どうも、神夜晶です


今日も今日とて雨で中止・・・

さぁ、更新です!


今回は・・・

まぁ、分かりますよねw


でわ、どうぞ~

チルノと大妖精が来てから

数日が経った

その間にも桜は思い出しては笑みを見せていた

そして、今は何をしてるかと言うと……



「おかずはウィンナーと卵焼きと……」



重箱の弁当を作っていた

何処かに行くみたいだ



「ふふ、今日は楽しい

ピクニックになりそうですね!

早く慧音さん来ないでしょうか?」



どうやら桜はピクニックに行くようだ

何故こうなったのか?

それは昨日の夜に遡る

~回想開始~



コン!コン!

ガチャ!



「桜、お邪魔するぞ」



「あ、慧音さん

こんばんは!

こんな夜に、どうかされました?」



「あぁ、明日なんだが

桜は予定はあるか?」



「いえ、特に予定はないですよ」



「そうか、なら……

私と湖までピクニックに行かないか?」



「ピクニックですか?」



「あぁ、明日は晴れるみたいだからな

私も寺子屋が無い

数年前から外に出てないだろう?

外に出てみないか?

何、私が抱っこして湖まで運んでやる

誰にも文句は言わせないさ」



「はい、行きたいです

慧音さんとなら、是非一緒に!」



「そうかそうか

では、明日の12時前に迎えに来るから

弁当を頼んでも良いか?」



「はい、任せて下さい!

慧音さんの為に腕によりを掛けて作ります♪」



「そうか、有り難う」



桜はピクニックに行けると知ると

今までにない位に笑顔を見せていた

余程に外が出たかったらしい

慧音も笑みを見せて桜の頭を撫でていた

~回想終了~



「あ、慧音さんの大好きな

私特製の桜餅を作っておかないとですね」



そう言って桜は桜餅を作り始めた

何故、慧音は桜餅が好きなのか

それは単純な理由だった

桜が好きなので桜と言葉が付く

桜餅が好きという単純な理由だった

そして、桜は桜餅を作り終えて時間を見ると



「11時45分……

丁度、良い時間ですね♪」



桜はピクニックなのが楽しみなのか

普段の笑顔が、より一層笑顔になっていた

そんな時だった

コン!コン!

ガチャ!



「桜、お邪魔するぞ~」



「あ、慧音さん

準備は大丈夫ですよ!

後は包んで持って行くだけです!」



「そうかそうか

なら、桜は着替えて来ると良い

それは寝具だろう?

嬉し過ぎて着替えるのを忘れたのか?」



「あ……そうでした……(カァァァ)

き、着替えてきます!」



ダダダ!

桜は早足で部屋に着替えにいった

それを見て慧音は笑っていた



「ははは!

桜は偶に、おっちょこちょいだな

さて、包むか

ん……? これは私の好きな桜餅……

ふ、桜め……そんなに楽しみなら

前々から外に連れて行ってやるんだったな

これからはそうするか……」



慧音は自分の好物があると知り

桜は余程に気分が良く楽しみにしていると分かった

そして、桜が着替えを終えて戻って来た



「お待たせしました

ど、どうですか……?」



「あ、あぁ……似合ってるぞ

(何だ、この可愛い生き物は!)」



「あ、有り難うございます……(カァァァ)」



桜は自分の服装をどうかと聞いた

それを見て慧音は少しだけ拍子抜けをしていた

そして、心の中で叫んでいた

その格好とは……



「(桜の巫女服……似合い過ぎだ!

博麗の巫女、良くやった!)」



そう、巫女服だった

何故持ってるかと言うと

紅魔館組が帰った後に霊夢が来て

御飯を集りに来て巫女服が似合うと言って

無理やり押し付けて帰っていったのだ

桜も何時着ようか迷っていたようで

今日、着る事にしたらしい



「さて、少しでも時間が惜しい

準備も整った所で行くか」



「はい!」



二人は準備が整ったようで行く事にした

桜が重箱を持ち

そして、慧音が桜を抱っこする形だ



「どうだ? 大丈夫か?

(あぁ……照れてる桜が可愛過ぎる)」



「は、はい……

早く着いて下さいね……?

恥ずかしくて気絶しそうです……」



「あぁ、分かった

なら、行くぞ!」



「はい!」



慧音は桜の玄関から上に浮かび

少し上がった所で止まり

湖を目指して飛んでいった

勿論、ゆっくりとだ

早く飛ぶと桜が落ちてしまう可能性があるからだ



「本当に飛べる方は凄いですね……

こんな綺麗な景色を見れるなんて……」



「はは、桜も何時か飛べる様になれるさ」



「そうでしょうか?」



「あぁ、私が保証するさ」



「はい、慧音さんが言うと

安心出来ます……」



「そうかそうか」



慧音は笑いながら飛んでいた

桜は美鈴に連れられて飛んでる時より

不思議と恥ずかしくなく意識が失う事は無かった

そして、飛んでから数分後に湖に着いた



「此処が……綺麗な所ですね!」



「そうだろう?

(晴れの時期は綺麗だと

前もって調べておいた甲斐があったな)」



「はい!

今日は本当に有り難うございます!」



「ふ、桜が笑顔になるなら

幾らでも連れて来てやるさ」



「ふふ、有り難うございます

それでは、お昼御飯にしましょうか」



「あぁ、そうだな

流石の私も腹が減った」



「ふふ、食べましょうか」



「うむ」



「「いただきます」」



二人は「いただきます」をして食べ始めた

最初に慧音が一口目を食べ……



「うむ、上手いな」



「そうですか、良かったです

では、私も……あむ(もぐもぐ)」



二人は食べ進めていったり

景色を見て話したりと

楽しんでいった



「む、余ってしまったな

折角の御飯が勿体無いな」



「仕方ないですよ

私と慧音さんは、お腹いっぱいですからね

持って帰りましょう?」



「しかしだな……」



二人は腹いっぱいになったのだが

作り過ぎた為に余ってしまったのだ

すると、そんな二人に突然の訪問者が現れた



「こっちから美味しい匂いがするぞー」



「っ!?」



「?」



聞こえて来た方を見ると

両手を広げた金髪幼女が浮かんでいた



「ルーミアじゃないか」



「あー慧音だー

こんな所で何してるの?」



「あぁ、この子と一緒に

此処で景色を見たりして御飯を食べていたんだ

む、そうだ

ルーミア、腹が減ってるのか?」



「うん、お腹減ったー」



「これ食べないか?

物凄く美味しいぞ

桜も良いな?」



「はい、良いですよ

慧音さんの知り合いでしたら

構いませんよ!」



「有り難うなのだー!

じゃあ、有り難く貰うね」



「あぁ、確り食べろ

それと、入れ物は食べるなよ

食べたら……分かっているな(ニコッ)?」



「わ、分かったのだ!

食べないから黒い笑みを止めてよー」



慧音はルーミアに食べて良いと言った

しかし、間違って重箱を食べたら

間違いなく頭突きが待っているようだ

それを見てルーミアは少し怖がっていた



「なら、良い」



「いただきま~す……(もぐもぐ)」



「どうだ? 美味しいだろう?」



「慧音さん、私の料理は普通ですよ?」



「美味しいに決まっているさ」



「そうでしょうか……」



「あぁ、そうだろう? ルーミア?」



慧音が聞くとルーミアが震えていた

そして、ルーミアが口を開くと……



「うん、美味しい!

今まで食べた事がない位に美味しい!」



「そ、そうですか?

喜んでもらえて何よりです

あ……」



「んー?」



桜は料理を食べてもらい

美味しいと言われて笑顔を見せた

桜は何かに気付いたのか

ルーミアの頬に手を伸ばした



「御飯粒が付いてますよ

ふふ、慌てなくても誰も取りませんよ」



桜はルーミアの頬から米粒を取り

自分の口に持っていき食べた

それを見てルーミアは顔を赤くして

無言で御飯を食べ始めた

一方慧音は……



「(ルーミアめぇ~……

桜に、あんな事をされて顔を赤くして……

これは明日からキツイ勉強をさせるしかない様だな!)」



表情は笑っていても

心の中ではドス黒い怒りに燃えていた慧音だった

それを感じたのかルーミアは寒気がしたらしい



「御馳走様なのだー!

上手かったぞ!

えーと……」



「私の名前は神呪桜です

お好きに呼んで下さいね」



「有り難うなのだ、桜!」



「どう致しまして♪」



「何かあった時は助けにいくのだー!」



「ふふ、有り難うございます」



「さぁ、二人共、少し遊ぶか!

目の前は湖だ

少し運動していこうじゃないか」



「「はい(おー)!」」



それから三人は夕暮れまで遊んだ

桜は本当に久々の外なので

終始笑顔が絶えなかった

慧音も桜を見て嬉しそうに微笑んでいた

ルーミアも桜を見て微笑んでいたとか

次の日の寺子屋で

一人の少女の悲鳴が聞こえたとか聞こえなかったとか

如何でしたか(;´・ω・)?


ルーミアの口調が定まらない。。。


あ、それとですね・・・

慧音をママと呼ばないのは


・・・慧音が鼻血を吹き出すから(笑)


でわ、また次回に><

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