表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方全愛記  作者: 神夜 晶
幻想郷大異変編
156/181

第130話 『紅魔館と来訪者』

どうも、神夜晶です


今回は紅魔館と全面戦争です


余り戦闘描写は得意ではないですが、頑張ります(´・ω・`)


でわ、どうぞ~

あれから、紅魔館へと進んでいき、目の前まで辿り着く

すると、門前には美鈴が眠らずに立っていた



「「……」」



互いに沈黙が続くが……数秒後に、二人は地を蹴った

そして、二人の拳が激突し、衝撃波が生まれる

ズドォォォオオオン!という音と共に衝撃波で地面が抉れた

二人は少し距離を取り、美鈴が先に口を開く



「……貴方は何者ですか?」



「……お前が知る必要はない

しかし……それでは面白くないだろう

我に勝てたら……理由と正体を教えてやる

まぁ、勝てたらだがな……!」



「くっ(速い)!」



この者は「勝てたら教えてやる」と、まるでゲーム感覚のようだった

その態度に美鈴はムッとする

言葉と共に走り出し、美鈴に近付く

その速度は美鈴にとって、何とか目で追える速度だった

いや、ワザと美鈴が追える速度で動いているのだ

二人は互いに拳で殴り合っていき、戦いが激化していく

戦いの途中で、周囲の時間が止まる

そして、何十本というナイフが身体中のあちこちに刺さった



「……っ!?」



血飛沫を上げ、ドチャ!という音を立てて倒れる

美鈴が後を見ると、其処にはナイフを手に持ち、見知った顔が立っていた



「咲夜さん」



「正々堂々と戦ってる所で悪いけど、不意打ちさせてもらったわ」



「いえ、良いんです

あのまま戦ってたら……恐らく私が負けてましたから」



咲夜が苦笑しながら、美鈴に声を掛ける

美鈴は否定するように、首を横に振った

二人掛りでないと、負ける相手だと分かっていたのだろう



「お嬢様が二人掛りでも危ういと仰ってたけど

こいつってそんなに強いの?」



「はい、強いです

パワー、スピード、テクニック

どれも私を上回ってました」



「ふ~ん……」



「咲夜さん!」



「どうしたの……がっ!?」



美鈴が咲夜と話していると、突然、美鈴が叫んだ

咲夜は何事かと返事をするが、その直後に行き成り吹き飛ばされる

吹き飛ばされた咲夜は、立ち上がることは無かった

それ程までに重い一撃を喰らわしたのだ



「……不意打ちには不意打ちを」



「あれを喰らっても生きてるなんて……」



「……あの程度で我は死なん

悪いが……即効で潰させてもらう」



「私の命に代えても、此処は通しませんよ!」



「……お前には無理だ」



「ぐっ(攻撃が重くなった)!?」



二人は再び激突し合う

しかし、先程までとは違い、美鈴が防戦一方だった

数分と殴り合いが続くが、美鈴は隙を突かれ、腹に一撃を貰ってしまう

その一撃は美鈴が戦ってきた中で、一番、重い一撃だった

美鈴は吐血し、その場で片膝を付く




「……これで終わりだ」



「ぁ……」



美鈴の額をトン!と人差し指で小突いた

それだけで、美鈴はプツンと糸が切れた人形のように倒れる

前のめりに倒れたので、美鈴を受け止めた



「……我を相手に、良く戦ったな」



優しく、そう言いながら、、頭を優しく撫でて地面へと下ろす

美鈴を下ろし、咲夜の様子を見に行く

何もないことを確認し、館内へと侵入する

最初に向かったのはレミリアの所だった

途中で妖精メイドが向かって来たが、重圧を出す事で追い払う

そして、レミリアが居る部屋に辿り着く

扉を開け、部屋に入るとレミリアは戦闘態勢で待っていた



「来たわね」



「……来る事が分かっていたのか」



どうやら、来る事は分かっていたようだ

レミリアは微笑みながら、話し出す



「えぇ、あの子達が負けることは能力で見えていたもの

けど、貴方は見えない……何故かしら?」



「……我に勝てたら教えてやろう」



「魅力的な……言葉ね!」



二人は、拳でぶつかり合う

衝撃波で部屋が壊れようとも、お構いなしに拳をぶつける

戦いが激化していく中で、レミリアは自分の武器であるグングニルを出す



「さぁ、第二ラウンドを始めましょうか」



「……次は武器ということか」



「えぇ、持ってなくても良いけど

ズルイとか言わないわよね?」



「……あぁ、言わない

我もあるからな……」



「っ!?」



第二ラウンドは武器での戦いになったようだ

互いに武器を出したのだが、レミリアには、この者の武器が異常なまでに危険と感じた

それ程までに本能が危険と告げていたのだ



「……これが怖いだろう?」



「その剣は一体……」



「……これは消失剣と言ったところか」



「消失……?」



レミリアが剣について聞くと、懐かしそうな雰囲気になる

消失剣は刀身が黒く、刀身の根元に星が彫ってあり

その星の中に「消」という文字が刻まれていた



「……あぁ、文字通りに消失させる

例え、不老不死でもな」



「……!?」



「……ズルイとは……言わせないぞ!」



「言わないわよ!」



互いに武器をぶつけ合い、部屋にガキン!という音と火花が散る

数分と打ち合っていくと、レミリアの武器が耐久力で負けてしまった

ピシ!ピシ!とグングニルに亀裂が入って、砕けたのだ



「……我の勝ちだな」



「嘘……私のグングニルが打ち負けるなんて」



「……覚悟は良いな」



「私の負けよ、殺しなさい」



レミリアは潔く、負けを認め、死を覚悟した

それに対し、この者はゆっくりと近づき、思いっ切り腹を殴る



「……ふん!」



「がはっ!?」



レミリアは腹を殴られ、その場で腹を押さえて蹲る

蹲るレミリアは、首を掴まれ持ち上げられた



「……簡単に命を差し出すな

……我が言えた事ではないが、お前が死ねば悲しむ者も居る」



「……!?」



レミリアは説教され、初めて気付かされた

命の大切さ、待っている者を置いていくという残酷さを



「……もう寝ろ」



そう言い、レミリアの首を持ちながら地面に叩き付けた

叩き付けと同時に紅魔館が揺れる

レミリアは背中を叩き付けられ、気絶した



「……次は地下だな」



そう呟き、地下へと足を向ける

途中でパチュリーと小悪魔に会うが、直ぐに気絶させたようだ

そして、地下に居るフランの元へと辿り着く



「……」



「貴方が……皆を?」



フランは下を向いていて、表情は窺えない

どうやら、今までの事を地下に居ようとも分かっていたようだ

肩が少しだけ動いているので、怒っているのだろうと思った

その考えが当たったのか、フランが顔を上げ狂気に呑まれた瞳を向けて来る



「……あぁ、そうだ」



「良くも……皆を……殺ス!」



「……駄目だな」



「がっ!?」



接近して来たフランを、つまらなそうに一撃で鎮めた

フランは一撃で満身創痍の状態まで持っていかれる



「……狂気に呑まれる時点で我と戦う資格はない

その狂気を直して、出直して来るが良い……

……気絶して少し頭を冷やせ」



「っ!?」



フランの頭を掴み、地面に叩き付ける

レミリアと同じように地面に叩き付けた

しかし、フランは頭なので倍に近いダメージだ

ズドドォォオオオン!という音が紅魔館に鳴り響く

頭部にダメージを貰い、フランは気絶した



「……狂気に呑まれると逆に弱くなるぞ」



そう言い、フランの額に光を当て痛みを和らげる

そして、紅魔館を後にし、次なる場所へと向かって行った

如何でしたか;;?


はい、ということで紅魔郷でした


この異変はストーリー順に戦っていきます


次回は妖々夢ですね


でわ、また次回に><

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ