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東方全愛記  作者: 神夜 晶
幻想郷大異変編
155/181

第129話 『来訪者と始まり』

どうも、神夜晶です


今回から、新章スタートします

色々と考えながら書いてるので、短くなるかもしれませんが、御了承下さい;;


でわ、どうぞ!

雷鼓が訪れて、数週間が経った

桜は平和な日々を満喫していたようだ



「良い天気ですね~」



「にゃ~」



「カァー」



桜は縁側で白とアルビノカラスと触れ合いながら、のんびりしていた

二匹は桜の言葉に同意する

それが嬉しいのか、桜は二匹を優しく撫でた

桜は今の幸せな時間を大切にしようと心の中で誓う



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



此処は幻想郷の外にある、博麗神社だ

つまり、博麗大結界が張られている場所という事になる

其処に怪しい人物が佇んでいた

全身を真っ黒のローブで覆い、顔もフードを被っていて見えない



「……」



何を思ったのか、結界に直接、手で触れたのだ

普通の者は結界に気付かず、手で触れることすら敵わない

しかし、この者は手で振れ、懐かしむ感覚だった

そして……



「……さぁ、往こう」



その言葉と共に、この者は結界を“すり抜けた”

つまり、結界を通った事になる

この者は幻想郷へと侵入したのだ

結界を抜けて、幻想郷へと着き、何処か懐かしんでいた



「……変わらないな」



そう言い、瞬間移動でもしたかのように姿を消した

此処で疑問なのが、何故、霊夢が気付かないのか?

霊夢は依頼を受けている為に居なかったのだ

この者は霊夢が居ない時を狙って入った

そして、何処へ消えたのかと言うと、霧の湖だ



「……何処に居る」



誰かを探してるのか、辺りを見渡す

探してる時に後ろから声が掛けられる



「誰だ、お前はー!」



「チルノちゃん、関わったら危ないよ」



「平気だって、大ちゃん

アタイってば、最強だからね!」



「その自信は何処から来るの……?」



声を掛けたのはチルノだった

格好が怪し過ぎるが、好奇心の方が勝るのだろう

しかし、大妖精は危険だと感じたのか、チルノの腕を引っ張って逃げようとする

チルノが目的だったらしく、ニヤリと笑い、ゆっくりと近付く



「お、アタイとやるかー?」



「チルノちゃん、逃げようよ~……」



「大丈夫だって

じゃあ、いくぞー!」



「あ、チルノちゃん!」



仮にもチルノは妖精の中では強い部類に入る

今更だが、氷精という名で氷も操れるのだ

一般人なら、勝てないだろう

しかし、この者は一般人ではなく……

チルノが飛んで来て、チルノの足を掴んだ

そして、思いっ切り地面へと叩き付ける

ズドォォォオオン!という音がなる程に叩き付けた



「っ!?」



「チルノちゃん!!」



突然の出来事だったが、大妖精は気を確り持ち、チルノに駆け寄る

しかし、この者が許す筈もなく、大妖精の首を掴んで持ち上げた



「……其処で見ていろ」



「っ(ゾクッ)!?」



大妖精は声を聞き、背中が凍りつく感覚だった

何故、恐怖する程の声なのか?

それは、この者の声が女でもなく男でもない声だからだ

老若男女、そのどれでもない声だった

故に大妖精は恐怖し、背中が凍りつく感覚になったのだ

この者は大妖精の首を持ちながら、チルノに手を翳した

大妖精は何かすると分かったのか、首を掴まれながら、声を出す



「止め……て……」



「……妖精は自然と再生する」



「そういう……ことじゃない……!」



「……」



大妖精の制止を聞かず、手から最悪なものを出した

それはチルノの弱点でもある、火だ

いや、この者が出したのは火というよりも、炎だろう

それを見て、大妖精は大量の冷や汗と涙が出る



「止めてぇぇぇええ!!」



「……」



大妖精の悲鳴は届かず、チルノに向けて炎が発射された

チルノに着弾し、一瞬にして大妖精の目の前が炎の壁になる



「チルノ……ちゃん……」



チルノは、一瞬で溶けて消えてしまったのだ

大妖精は“優しく”地面に下ろされ、力なく動かない

この者は、大妖精に何かする訳でもなく

大妖精の前で膝を付き、大妖精の頭に手を置き、耳元で囁く



「……その優しさがお前の良い所だ」



「……え?」



そう言って、大妖精の頭を軽く撫でて、何処かへと歩いていった

大妖精は今の言葉を聞き、首を傾げる

何故、敵なのに、自分の性格を知っているのか?

不思議に思ったが、大妖精はチルノが再生するのを待った

そして、大妖精を後にし、次に向かっていたのが……紅魔館だ

その道中でルーミア、ミスティア、リグル、リリー、レティが居た

5人は歩いて来るのを発見し、首を傾げる

この者の危険度に逸早く気づいたのは、レティだった

小声で他の4人だけに聞こえるように「逃げなさい」と伝える

しかし、上手く伝わらず、接近を許してしまう

この者が最初に目を付けたのは、矢張りレティだった

レティに接近し、腹を殴り、後方へと思いっ切り飛ばす

木々を薙ぎ倒しながら、レティは飛んでいった

一瞬の出来事に他の4人は呆けていたが、直ぐに戦闘態勢に入る

しかし、この者の方が上なのか、次々と倒されていく



「……所詮、この程度か」



そう言い、この者は紅魔館へと向かう……のではなく

倒した者達に歩み寄り、額に軽く触れた

すると、パァァァという音を立てて光が発せられる

何をしたのかは、この者だけが知るだろう

そして、やる事を終え、紅魔館へと向かった

この者は何を企んでいるのか、全く分からない

これが幻想郷全土を巻き込んだ、大異変となるとは誰もが思わなかった

どうでしたか・・・?


この怪しい奴の正体は予想して下さいね!


異変の最後で正体が分かるようにします・・・?

まだストーリーが決まった訳じゃないので、何とも言えません><


まぁ、分かる人は・・・分かるんじゃないかな?


分かっても、感想に書かないで下さいね(;´・ω・)?


でわ、また次回に!

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