第127話 『桜と小人の末裔』
どうも、神夜晶です
今回は少名です
途中で、あの子が出ます
まぁ、和解と言った感じで、ですね
平日に投稿出来たのは、残業せずに帰って来たのと
最近やっていたネトゲーとモンハンが終わったからです
つまり、またつまらない生活ががが。。。
ま、まぁ……どうぞ!
あの日、正邪と1日を過ごしてから、正邪は良い方向へと変わりつつあった
思った事を口にするようになったのだ
正邪の変化に桜も安心と歓喜したらしい
そして、数日後の現在、桜は自室で小説を読んでいた
小説のタイトルは「一寸法師」だ
何故、これを読んでいるのかというと
桜の家に少名が訪れるのだ
それは、数日前に霊夢が来た時だった
「少名さんが?」
「えぇ、宴会の時のお礼がしたいらしいわ」
「お礼をされる程ではないのですが……」
「まぁ、少名も会いたがってるし
会ってあげたら?」
「そうですね、分かりました
では、少名さんと会いましょうか」
「ん、良い子ね」
「にゃっ……♪」
「もう、可愛いわね!」
「ぴゃっ!?」
桜の可愛さに霊夢は勢い良く抱き着く
抱き着かれて、桜は声を上げる
それもまた、霊夢には可愛いのだ
そして、今日は少名が来る日
少しでも少名の事を知る為に「一寸法師」の小説を読んでいたのだ
「成程……こういう話なのですね
さて、お昼御飯を作りましょうか」
桜は昼食の準備に取り掛かる
今日の昼食は何を作るか決めているようだ
「一寸法師さんは昔の京に居たみたいですし
今日は和食を作ってみましょう」
そう、桜は昔の京で作られそうな、和食を作ると決めていたのだ
桜は簡単な料理から手を付けていく
「さぁ、張り切って作りますよ!」
桜は腕捲くりをし、手に持つ包丁に力を入れる
食材に振れ、空中に投げ、料理が始まった
そして、1時間後に料理が終わる
「こんなものでしょうか?
後は少名さんが来るのを待つだけですね」
桜が待つだけとなると、良いタイミングで玄関がノックされる
玄関がノックされ、桜は微笑みながら、玄関へと向かう
「は~い
ふふ、来られみたいですね」
桜が玄関を開けると、其処に居たのは少名なのだが
少名の姿に驚き、桜は目をパチクリさせる
「こんにちは、桜さん!」
「こ、こんにちは
えっと……大きくなられたのですか?」
桜が驚いた事とは、少名の身体が大きくなっていたことだ
少名は笑顔で頷き、大きくなった経緯を話した
「はい!
霊夢さんに打ち出の小槌を使っても良いと言われまして
1回だけ使わせて頂きました
食事などをするのに小さいままだと不便なので
今回だけは大目に見ると言って、使わせてもらいました!」
「そうなのですか
ふふ、霊夢さんは優しいですね」
「はい、私もそう思います」
「では、中へどうぞ」
「お邪魔します!」
「いらっしゃいませです」
二人は霊夢の優しさを改めて実感する
桜は少名を家の中へと、招き入れた
「(小さい時にも思ったけど、桜さんは可愛いな~
でも、大きくなってみると……私の方が背丈が大きいんですね
桜ちゃんは小さい方が可愛いと思うのは私だけでしょうか?
大人になった、桜さんは綺麗でしょうね~)」
「では、お飲み物を用意しますので
椅子に座って、お待ち下さい」
「分かりました
(お客対応が慣れてますね
リビングに入って直ぐに座わってもらうように
自然な感じに声を掛けてる……本当に桜さん、凄いです)」
小さかった時の影響なのか、少名は桜の細かい仕草や対応を見ていた
桜は飲み物を用意して、椅子に座り、二人は食べ始める
「「いただきます」」
「あむ……(もぐもぐ)」
「……(どきどき)」
先に少名が食べ始めた
最初に手を付けたのは、箸休めで食べる野菜だ
少名が野菜を食べ、噛んだ瞬間に目を開き驚いていた
「美味しいです!」
「ふふ、有り難う御座います」
「このほうれん草としらすの胡麻和えが凄く良いですね」
「簡単に出来ますし、栄養もありますので
お気に入りのレシピです」
「後で教えてもらっても良いでしょうか……?」
「勿論、良いですよ」
「有り難う御座います!」
その後も二人は楽しく食事をした
桜が片づけを終わらせ、少名に会って欲しい人が居ると告げる
少名は首を傾げながら、頷いた
桜が会って欲しい者を呼び、部屋の奥から出てくる
少名は現れた人物に目を開く
その人物とは……
「少名、久し振りだな」
「正邪……」
「そんな身構えなくても、良いんじゃないか?」
「貴方がした事、忘れたとは……言わせませんよ」
「あぁ、分かってるさ
だから……謝ろうと思ったんだ」
「……え?」
そう、正邪は少名に謝罪しに現れたのだ
先日の桜と正邪が話し合った日から、ずっと考えていたらしい
正邪は少名に頭を下げて謝罪した
「本当に、すまなかった!」
「……」
「……
(正邪さんは本当に変わられましたね
それも、良い方向へと……)」
「頭を上げて下さい」
「……」
正邪は頭を上げて少名を見ると、泣きそうな表情をしていた
その表情を見て、正邪は心にズキッという痛みが走る
正邪は「少名に、こんな表情をさせてしまう自分が憎い」と思った
「もう二度と、人を騙したりしません?」
「……あぁ!」
「なら、私は許します」
「有り難う……少名」
「私は許しただけですよ……」
正邪と少名は互いに涙を流しながらだが、微笑んでいた
そんな二人を、桜は優しく見守る
それから夜になり、こころも交えて、四人で話しながら食事をしたようだ
少名は再び訪れることを約束し、帰宅していった
その後、正邪の表情は何処か安心した表情だったと桜は後に語る
如何でしたでしょうか?
はい、正邪と少名の和解です
やったね、正邪ちゃん!
でわ、また次回に><




