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東方全愛記  作者: 神夜 晶
異変解決編
152/181

第126話 『天邪鬼と桜』

どうも、神夜晶です


今回は正邪となります


何を書こうかな~・・・


取り敢えず、どうぞ~

九十九姉妹が訪れて、数日が経った

その間に桜は、普段よりも更に道具を丁寧に扱うと決めたようだ

現在は、中庭で次の曲を作曲中だった



「~♪~♪」



桜は微笑みながら、楽しそうにピアノを弾いていく

どうして、ピアノがあるかと言うと

プリズムリバー三姉妹との練習後に桜が創造したのだ

今の所、桜はヴァイオリン、トランペット、ピアノが使える

作曲する曲によって使う楽器も変わっていく

桜は曲作りを止め、昼食の準備に取り掛かる

その際に家に居た人物を呼ぶ



「正邪さん、ちょっと良いでしょうか?」



「何だ~?」



そう、桜が呼んだのは正邪だ

今日に限り、正邪は家に居た

正邪は毎日出かける、その行き先は博麗神社だ

何故、博麗神社かと言うと、修行をしているからと正邪は答えるだろう

輝針城異変から、正邪は霊夢の元へと修行に行っていたのだ

此処だけの話、正邪は強くなりたいという願いと守りたいという願いがあった

当然ながら、それは桜の影響だろう

桜は正邪を天邪鬼という種族に拘らず、光の道へと導いたのだ

正邪は桜という光を浴びて、心の底から強くなろうと決めた

博麗の巫女である、霊夢に頼むのは間違いだが

正邪は霊夢に頭を下げてまで頼んだらしい

最初は驚いたが、頭を下げられては断れない霊夢だった

話を戻すが、今日は修行に行かずに家でのんびりする日のようだ

もう一人の住人、こころは人里で能楽をしているとのこと



「お昼御飯は何を食べたいですか?」



「昼飯か~……何でも良いかな」



「それが一番、困るのですが……」



「じゃあ、アンタのオススメで」



「オススメですか、分かりました」



そう言い、桜は今まで作ってきた料理の中から選び作った

料理が出来て、正邪を呼び、二人は「いただきます」をして食べ始める



「ん、美味いな」



「ふふ、有り難う御座います」



「私を見てないで、アンタも食べろよ」



「はい、食べますよ」



二人の食事が終わり、リビングでのんびりしていた

すると、正邪が口を開き、何かを話し始める



「私は……」



「?」



桜は突然の呟きで、首を傾げた

正邪は、首を傾げる桜を無視し、話し続ける



「初めて優しくされた時、暖かいと感じた」



「……」



「何故、こんな私に優しくするのだと分からなかった

いや、今でも分からないか

だけど、一つ分かったことがある

それは……アンタに、桜に会って良かったって事だ」



「正邪さん……」



何故、正邪は突然、話し始めたのか

その理由は今日が桜と出会って、1ヶ月経ったからだ

あの日、中庭に落ちてきて、二人は出会った

その時を鮮明に思い出し、正邪は話したのだ

正邪の胸の内を聞き、桜は涙を流すが、微笑んでいた

涙を流す桜を見て、正邪は無言で近付き、抱き締める



「あの日、私と出会ってくれて

あの時、私に光を照らしてくれて、有り難う……!」



「はい……!」



二人は抱き締め合いながら、涙した

これは、正邪なりの感謝の気持ちなのだろう

少なくとも、桜には心を開いている

数分間、抱き合った後に正邪に、作った曲を聴かせる事にした



「私が最初に聴いて良いのか?」



「はい、正邪さんでなければ駄目なんです」



「そ、そうか」



「では、弾きますよ」



「あぁ」



桜はヴァイオリンを手に持ち、弾いた

正邪は黙って聴くが、サビの部分で衝撃を受ける

音楽を聴いただけで、こんなにも感動するのかと正邪は思った

最後まで聴き、桜が弾き終わると、正邪は無意識に拍手が出たようだ



「どうでしたか?」



「良かったと思う」



「ふふ、有り難う御座います

正邪さんに聴いて頂いて、正解でした」



「そっか」



「はい」



二人は更に親睦を深めた

そして、夜になり、こころが正邪を見て「変わった?」と聞いたようだ

それを聞き、正邪は「まぁ、変わったんじゃないか?」と答えた

その光景を見て、桜は暖かい目で微笑みながら、見ていたんだとか

どうでしたか;;?


今回は正邪でした~


正邪は、桜に心を開いた!って感じの回ですね


次回は少名です


でわ、また次回に(ノω`*)

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