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東方全愛記  作者: 神夜 晶
異変解決編
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第125話 『桜と付喪神姉妹』

どうも、神夜晶です


今回は九十九姉妹となっております


まぁ・・・八橋との仲を仲介するように弁々も出します

一石二鳥で個別に出すのが面倒くさいとかじゃないですよ?

決して、面倒くさいとかじゃないですからね!?

本当ですからね!?


でわ、どうぞ~(ケロッ)

影狼が来てから、数日が経った

その間に影狼は再び訪れては、動物達と仲良く遊んだようだ

現在、桜は中庭でヴァイオリンを弾いていた



「後少しで何かを掴めそうですね

もう少し頑張ってみましょう」



そう言い、桜は再びヴァイオリンを弾き始める

それを聴くかのように周りの動物達も集まって来た

桜は弾いている中で、動物達を見て微笑みながら、弾いていく

曲が完成したのか、桜は弾くのを止め、昼食の準備に掛かる



「今日は何を作りましょうか」



パラ!パラ!と一枚一枚、料理本のページを捲っていく

其処で見つけたのが、丼物だった

丼物を見ていき、何処か引かれるものを見つけたようだ



「ビーフステーキ丼ですか……

こんな料理もあるのですね

早速、作りましょう!」



そう言って、桜は調理に取り掛かった

先ずは肉を常温にし、塩、コショウ、ガーリックパウダーで強めに下味を付ける

次に肉を片面だけ強火で焼き、裏返したら中火で焼く

焼き終わり、別の皿で肉を休ませる

火入れ加減が好みの状態になったら、一口サイズにスライスしていく

肉を焼いたフライパンに酒を入れ、アルコールを飛ばしバターを入れる

バターを入れて溶かし、味を調える為に醤油を入れて完成だ

そして、料理中の間に仕掛けておいた、米に肉を乗せてソースを掛ける

最後にトッピングで万能ネギと白ネギを乗せて完成した



「ビーフステーキ丼バター醤油ソースの完成です!

さぁ、頂きましょう」



桜は飲み物を用意し、食べ始める

食べ始めたのだが、桜は手を止めた

手を止めた理由は、何処からか音が聴こえて来たのだ

周りをキョロキョロと探すと、中庭の方から聴こえて来た

桜は椅子から立ち上がり、中庭を覗いてみる

すると、其処には……



「綺麗です……」



中庭の巨木の周りに様々な音符が踊っていた

桜には神秘的に見えたようだ

しかし、桜は、この音符を見た事があった

それは輝針城の時に最初の戦った相手が出した音符だ

その事を思い出し、桜は巨木の上を見る

桜の予想通りに戦った相手が楽器を演奏していたのだ

しかし、隣には知らない女性が、もう一人居た

桜は敵意が無い事を分かっていたので、演奏が終わるまで聴く事にする

演奏が終わり、桜は拍手した



「「っ!?」」



「あ、驚かせてしまいましたね

驚かせてしまって、すみません」



「貴方が……八橋と戦った神様?」



「八橋さん……ですか?」



隣の女性が先に口を開き、桜に話す

桜は八橋という名前を聞いて、首を傾げた

それを見て、隣の戦った女性を睨む

睨まれて、戦った女性は「うっ」と怯んでいた



「八橋、自己紹介してなかったの?」



「だって、敵同士だったし……」



「ハァ……まぁ、良いわ

では、改めて自己紹介しましょう」



「うん」



「分かりました

では、私から自己紹介させて頂きますね

私の名前は神咲桜と申します

宜しくお願いします

気軽に桜って呼んで下さいね♪」



「えぇ、宜しくね

私は九十九弁々、この子の姉よ、

宜しくね、可愛い神様」



「私は九十九八橋、この前は……ごめん」



「いえ、良いのです

私もあれから、霊夢さんに聞いたのですが

打ち出の小槌の魔力による暴走と聞きました

なので、仕方ないと思っています

それに私も感情に任せて殴ってしまい、申し訳ありません」



桜と戦った女性、八橋は桜に異変の事を謝った

しかし、桜は霊夢から事情を聞いており、桜は苦笑しながら首を振る

桜も感情に任せで殴っていたので、桜は頭を下げて謝罪した

二人は桜が頭を下げた事に驚愕する



「だ、大丈夫だから!

だから頭を上げてよ!」



「そうよ、この子に頭を下げる必要はないわ」



「ふふ、分かりました

では、お相子という形でどうでしょうか?」



「相子……うん、良いね」



「ふふ……」



「「……(反則的な可愛いさね)」」



二人は桜の微笑みを見て、可愛いと思っていた

桜は「あっ」と思い出したように呟き、二人に昼食の事を尋ねる



「話は変わるのですが、お二人は御飯を食べられましたか?」



「いえ、まだよ」



「うん、まだよ」



「では、一緒に食べませんか?」



「「良いの?」」



桜が昼食に誘うと二人は首を傾げながら、聞き返す

二人から聞き返され、桜はコクッと頷く



「はい、皆さんで召し上がった方が美味しいですから」



「そうね、美味しいものね」



「えぇ、美味しいわね」



「では、どうぞ」



「「お邪魔します」」



「いらっしゃいませ」



桜は二人を自宅に招き、二人は礼儀正しく「お邪魔します」と言った

二人を椅子に座らせ、桜は二人分を用意し始める

待つ間に、二人は家の中を観察していた



「(家の中が綺麗ね)」



「(うん、掃除が全部に行き届いてる

新品みたいに綺麗だし、木の香りが良いわね)」



「お待たせしました

さぁ、食べましょう」



「「えぇ」」



桜が二人分を持って来て、三人は「いただきます」をして食べ始めた

二人は桜が言う前に食べ始める

肉を一枚、口に入れ、数秒後に目が開かれた



「「美味しい……」」



「お口に合ったようで、良かったです」



「お肉の柔らかさとソースがマッチングしてて、美味しいわね」



「ネギも一緒に食べると、更に美味しいわ」



「どんどん食べて下さいね」



「「えぇ(うん)!」」



三人は話しながら、楽しく食べた

昼食を食べ終えて、三人は先の異変について話し合う



「付喪神?」



「えぇ、私達は異変で起きた魔力で付喪神になったの」



「私達は同時に付喪神になったから、姉妹ってことだけど

血の繋がりはないの

でも、私とお姉ちゃんは大切な家族よ!」



「えぇ、そうね」



「……(矢張り家族は良いものですね)」



二人の仲の良さを見て、桜は羨ましそうに見ていた

それから、二人は夕方まで居て、二人仲良く帰路に着いたようだ

桜は二人が帰った後に自室で、母の写真を苦笑しながら眺めていたらしい

どうでしたか?


二人の仲を桜に自慢する?回でした


桜を苛めたい訳じゃないですからね?


こんな内容しか思いつかなかったんです・・・(´・ω・`)


次回は正邪となります


でわ、また次回に><

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