第124話 『狼女と桜』
どうも、神夜晶です
今回は人間怖いわーの人です
どうしようかな(´・ω・`)
取り敢えず、人間を・・・克服させるとか?
まぁ、どうぞ~
赤蛮奇が来訪してから、数日が経った
その間に中庭に居る、動物達が何時もより騒がしく
それを見て、桜は首を傾げていた
現在は中庭に座り小説を読んでいて
桜の膝にアルビノカラスと白が寝ていた
「お二人共、ぐっすり寝ていますね
起こさないように、気を付けないとです」
桜は二匹を起こさないように、優しく撫でる
二匹を撫でながら、小説に目線を戻す
すると、二匹が徐に起き上がる
「どうされました?」
桜が首を傾げながら、二匹に聞く
二匹の視線を追っていくと中庭にある、巨木の上を見ていた
すると、其処には獣耳を生やした、女性が立っていたのだ
桜は座りながらで失礼と思いつつも、話し掛ける
「貴方は……?」
「突然、ごめんなさいね
私は今泉影狼、狼女よ」
女性は今泉影狼と名乗り、正体は狼女らしい
桜は数日前からの動物騒動が、影狼の来訪による影響と悟った
「狼さんでしたか
それで、お二人と他の動物さん達も騒がしかったのですね」
「えぇ、そうみたいね
本当に、ごめんなさい」
「いえ、大丈夫ですよ」
影狼は苦笑しながら、謝罪する
桜は得意の微笑で、快く許した
影狼は桜の微笑みと対応などを見て、目をパチパチとさせ物思いに耽る
「(人間怖いと思ったけど……この子は神だったわね
でも、この子を見てると心が和らぐというか
心が落ち着くわね)」
「影狼さん」
「え、あ、何?」
「此方に下りてきて、お二人に触ってみませんか?」
「でも、私が触れると怖がるし……」
影狼が物思いに耽っていると、桜が呼ぶ
読んだ内容はアルビノカラスと白に触れてみないかという内容だった
影狼は口をへの字にし、少し渋る
しかし、桜は微笑みながら、二匹を優しく撫でた
「ふふ、大丈夫ですよ
そうですよね、お二人共?」
二匹は「カァー」と「にゃー」と鳴く
影狼は「それじゃあ……」と言い、白に手を近づける
そして、影狼の手が白の背中に乗った
その瞬間に影狼はふわ~という気持ちになる
つまり、安らいだのだ
「……良い毛並みしてるのね」
「はい、白さんと言うのですが
白さんは私がブラシをしてますし
健康面にも気を使ってますから(どやぁ)!」
「ふふふ、良い毛並みになる筈ね」
「はい♪」
それから、影狼は白の毛並みを堪能した
桜は影狼を昼食に誘い、影狼は二つ返事で返答する
影狼は家に上がり、桜が昼食を作ってる間に話しながら、昼食を待っていた
桜の料理速度を見て、影狼は自分の目を疑う
目を疑って当然だろう、何故なら食材が一瞬にして切られているのだから
昼食が作り終わり、二人は食べ始めた
二人が「いただきます」をして、桜は先に影狼が食べるように言う
影狼は桜の得意料理、野菜炒めを食べた
野菜と肉を一緒に食べ、良く噛むと、影狼は目を開き感想を呟く
「……物凄い美味しい」
「ふふ、有り難う御座います」
「こんな美味しいの、食べた事ない……」
「有り難う御座います
沢山、作りましたので、おかわりして下さいね」
「それじゃあ、お言葉に甘えようかしら」
「はい♪」
桜に誘われ、影狼は久し振りに食事らしい食事のようだ
影狼は次第に心の底から笑うようになっていた
食事が終わり、影狼は自分のことを話し始める
「私は変身する能力があるんだけど
変身後の姿は外の世界で絶滅したとされる、ニホンオオカミという種族なの」
「そうでしたか……」
「でも、私は変身しても落ち着いた性格をしてるんだけど
今回の異変で……暴走してしまって
私が暴走してる所を博麗の巫女が通り掛って退治してくれたわ
本当に冷や汗ものだったわね~」
「そういう事があったのですか
こう言っては何ですが、何方かに手を出す前に退治されて良かったですね」
「えぇ、本当にね」
影狼は桜の言葉に苦笑しながら、賛同していた
二人の会話は弾み、この場に居ない、わかさぎ姫の事まで話していたようだ
どうやら、わかさぎ姫と影狼は知り合いらしい
何でも、草の根妖怪ネットワークというので情報を交換しているとのこと
細かくは教えれないようだが、意外と便利だそうだ
その後も話が進んでいき、影狼は「また来ていい?」と聞いていた
桜は笑顔で「はい」と答えたのは言わなくても分かるだろう
影狼は夜まで居て、自宅へと戻っていった
桜は帰り際、影狼にわかさぎ姫に「また御飯をお持ちしますね♪」と伝言を頼んだらしい
どうでしたか・・・?
影狼さん・・・余り影狼が目立たなかった回でした;;
次回は・・・弁々かな?
八橋と一緒に出すかも・・・
でわ、また次回に><




