第123話 『桜とろくろ首』
どうも、神夜晶です
今回は赤蛮奇となります
中二的な言葉を言うんだとか・・・w?
まぁ、書いてみます
でわ、どうぞ~
わかさぎ姫が訪れてから、数日が経っていた
その間に桜は料理を作って、タッパに入れて、わかさぎ姫に届けたらしい
わかさぎ姫は涙目になりながらも喜んでいたようだ
そして、現在は中庭で動物と戯れていた
「白さんは良い毛並みをしていますね
撫でていて気持ち良いです」
「にゃ~(ぐるぐるぐる)」
白猫の白と戯れていた
白は、いつ撫でても毛並みが良いのだ
それは、桜が与える餌にもよるだろう
桜は白との戯れる時間を終えて、昼食の準備に取り掛かる
「今日は何を作るか決めてますし
早速作りましょう」
桜は既に作る料理を決めていたらしい
冷蔵庫を開け、材料を取り出していく
そして、作業に取り掛かり、材料を一生懸命に捏ねる
材料を捏ねて、フライパンで焼くようだ
ジュー!という音だけが部屋に響く
「良い色になって来ましたね♪」
桜は爪楊枝で真ん中を突き、穴を開ける
すると、肉汁が中から溢れ出て、美味しそうに見えるだろう
焼き上がり、桜は皿に彩り良く盛り付けていく
「今日の主食のハンバーグが出来ました!
次は副菜を作りましょう」
そう言い、桜は味噌汁などを作る
以前にハンバーグ作った時は少し、寂しかったので
今回は確りと副菜を作ると決めたようだ
それから、色々と作っていくと良い時間になっていた
「もう12時過ぎてますね
そろそろ、食べましょう♪」
桜がテーブルに料理を置いていき、飲み物を用意し
食べ始めると、玄関が誰かにコン!コン!とノックされた
「御免下さい」
「は~い
何方でしょうか?」
桜は首を傾げながら、今まで聞いた声を思い出した
しかし、記憶にない声なので、不思議に思いつつ、玄関へと向かう
玄関の扉を開けると、其処には赤を強調する姿の女性が居た
「こんにちは……」
「こ、こんにちは
(赤色を強調した服装ですね
赤マフラーもカッコイイです!)」
「貴方が……神咲桜で合ってる?」
「はい、そうですが……貴方は?」
「自己紹介が遅れたわね
私は赤蛮奇、わかさぎ姫に教えてもらって来たの
まぁ、宜しく」
「はい、宜しくお願いします
もうお分かりと思いますが、神咲桜と申します
わかさぎ姫さんの紹介でしたか
皆さんの目にもありますし、中へどうぞ!」
「えぇ、お邪魔するわ」
「はい♪」
「(わかさぎ姫の言う通り
無害な神みたいね
けど、心綺楼の時に見たビームは凄かったわ……
山一つを消し飛ばしたんだからね)」
赤蛮奇は桜に案内され、リビングへと向かう
すると、其処には昼食が用意されており、赤蛮奇は足を止めてテーブルを見る
「あ、赤蛮奇さんは……お昼を?」
「まだよ」
「では、一緒に食べませんか?」
「良いの?」
赤蛮奇は、まだ昼を食べていなかった
桜は何時も通りに昼食に誘う
赤蛮奇は、それを聞き目をパチクリさせていた
桜は微笑んで、了承する
「はい」
「じゃあ、一緒に良い?」
「はい!
椅子に座って、お待ち下さい」
「ん、分かった」
桜は微笑みながら、赤蛮奇の分を用意する
赤蛮奇は家の中を見ていた
「(掃除が家全体に行き届いてる
こんな小さな子が、あの三人の必殺技を撥ね返したのよね……
この小さな身体の何処に、そんな力があるというの……?
まぁ、可愛いから良いや)」
赤蛮奇は心綺楼の時に桜のスペル『神撃「桜神の咆哮」』を見ていたのだ
それを見た赤蛮奇は桜に惹かれてしまったらしい
家の中を見ていると、桜が赤蛮奇の分を持ってきた
赤蛮奇の分が用意され、二人は食べ始める
「どうでしょうか……?」
「……美味しい」
「お口に合ったようで良かったです」
「店でも、こんな美味しいのは食べた事がないわ」
「ふふ、有り難う御座います
ですが、それは言い過ぎですよ」
「そうでもないわ
食材は何処にでもあるのを使ってるけど
調理方法が店と違ってると思う
それに本当に美味しい食べた方を知ってそうだし」
「其処まで言われますと、気恥ずかしいものがありますね
ですが、有り難う御座います」
赤蛮奇に少し熱く語られ、赤面する桜だった
それから食事が終わり、二人は雑談の途中だ
「私はろくろ首なの」
「ろくろ首さんと言いますと……首が長い妖怪さんです?」
「うん、そうだけど
私は首が長くない、ろくろ首なの」
「そうなんですか
首が長くなくても、素敵だと思いますよ」
「……有り難う」
「いえいえ♪」
素敵と言われ、赤蛮奇はマフラーで口元を隠していた
これは赤蛮奇の照れ隠しだろう
それを見て、桜は微笑んでいた
その後も二人は話をしていき、夜まで話したようだ
夜になり、赤蛮奇は来る前と雰囲気が変わっていた
それは少なからず、桜に心を開いたことになる
桜は赤蛮奇の雰囲気が変わった事に気付いていた
前も思ったことだが、自分でも誰かを変えられる
桜は再びその気持ちだった
赤蛮奇は「また来るかも……」と言い残して帰っていく
桜は微笑みながら、「はい」と答え、見送ったようだ
その姿が消えるまで、桜は見届けていた
どうでしたか・・・?
余り・・・ネタがないという(´・ω・`)
次回は影狼さんです
でわ、また次回に><




