第122話 『人魚姫と桜』
どうも、神夜晶です
今回はわかさぎ姫となります
どうやって来るんでしょうね?
でわ、どうぞ~
宴会から数日が経った
桜の家には新しい住居人が増えたようだ
それは……
「「……」」
「あの……」
桜は二人の喧嘩を見て、オロオロしていた
二人とは、こころと正邪だ
正邪は霊夢と紫が異変の真犯人として、罰を下す
それは、正邪を桜の家に住まわせることだ
霊夢は猛反対したが、桜は了承したので、本当に渋りながら許したらしい
そして、現在は……二人が喧嘩していた
喧嘩の理由はおかずの取り合いで、野菜炒めの肉が最後の1個だからだ
「お二人共、喧嘩は……」
「「ママ(桜)は黙ってて(ろ)!」」
「うぅ……」
「「うっ……」」
二人が声を荒げると、桜は涙を浮かべる
それを見て、二人は罪悪感が半端ではなかった
此処に霊夢が居れば……二人は只では済まないだろう
間違いなく、弾幕ごっこというお仕置きがプレゼントされる
二人は霊夢が怖いので、ジャンケンで決めたようだ
勝者は、こころだった
「いえーい!」
「ぐぬぬ……」
「(最初は驚きましたが
この家にも慣れてきたようですね
良かったですね、正邪さん♪)」
桜は楽しそうにする、正邪を見て自分の事のように喜んだ
今まで、碌な環境で育って来なかった
それを今では平和な環境で毎日を楽しく過ごしている
これを知れば、桜は喜ばずにはいられないだろう
そして、数日が経ち暇な日常を過ごしている時だった
今日は一人で過ごしていて、家で小説を読んでる時だ
行き成り、中庭にスキマが開いた
桜が気付き見てみると、スキマから人魚が出て来たのだ
これには桜も突然の事で、目をパチクリさせていた
「貴方が桜ちゃん?」
「は、はい、そうですけど……
(わ~……本物の人魚さんです!
綺麗な方ですね
段々と幻想郷も賑やかになっていきますね)」
「初めまして、私はわかさぎ姫って言うの
見ての通り、人魚よ
宜しくね、桜ちゃん!」
「はい、宜しくお願いします!
もう知ってると思いますが、神咲桜と申します
桜って気軽に呼んで下さいね♪」
「えぇ、そうさせてもらうわ」
桜は本物の人魚を見られ、嬉しそうにしていた
それもそうだろう、童話の本などでしか見られないのだから
誰でも会えば騒いでしまうのは仕方ないだろう
「わかさぎ姫さんは、どうして私の家に?」
「さっき怖い妖怪が来てね
此処に送られたの」
「怖い妖怪さん……ですか?」
桜は、わかさぎ姫の来た理由を聞いた
わかさぎ姫によると、怖い妖怪に送られたみたいだ
桜は首を傾げ聞き返した
「えぇ、と~っても怖い妖怪よ」
「そうなんですか……
ふふ、私はそうは思いませんけどね」
「そうかしら?」
「はい」
桜は誰か分かっているので、怖くないと微笑んだ
それから話は弾んでいき、二人は話に夢中だった
「それでね、鬼の魔力でこの前の異変は……凶暴になっちゃって
博霊の巫女にやられちゃったわ」
「そうですか……」
「でも、誰かを傷つける前に倒されて良かったわ
本当に傷つけてしまったら……私は私でいられなかったと思う」
「……」
本来、わかさぎ姫は虫も殺すのを途惑うくらいに優しいのだ
だが、輝針城の異変で鬼の魔力を浴び、凶暴になってしまった
人間や動物を殺す前に霊夢に倒されて、本当に良かったとわかさぎ姫は思う
「その点に関しては本当に感謝しているわ」
「ふふ、そうですか
本当に良かったですね」
「えぇ、本当にね……」
わかさぎ姫は初めて人間である、霊夢に感謝した
そして、夕方になり、わかさぎ姫は桜に送ってもらうことになったようだ
勿論、おんぶで送ってもらった
わかさぎ姫は普段、霧の湖に居るようだ
桜は暇な時に会いに来ると約束して、霧の湖を後にした
どうでしたか・・・?
桜はわかさぎ姫と仲良くなった!
桜は本物の人魚と出会って、嬉々した!
桜は初めて女性を抱っこした!
以上の3本で送り致しました((´∀`))
でわ、また次回に><




