第120話 『雷と桜』
どうも、神夜晶です
今まで更新出来なくて申し訳ありません；；
お盆は予定が沢山で・・・今日しておかないと
他の日もキツイかも・・・＞＜
今回は正邪後から雷鼓さん戦となります
でわ、どうぞ～
あれから、正邪はダメージが大きいのか、気絶してしまったようだ
桜は微笑みながら、膝枕をする
しかし、そんな時に桜は上空から不穏な力を感じた
「これは……魔力でしょうか？
此処も危ないですね、どうしたら……」
そう、上空から感じたのは魔力だ
誰かが、上空で桜を誘っていた
しかし、正邪を置いていく訳にもいかない
そんな時に桜の恋人である、霊夢が戻って来たようだ
「お困りのようね、桜」
「あ、霊夢さん
何処へ行かれてたのですか？」
「ちょっとコイツを懲らしめにね」
そう言い、霊夢が桜に見せたのは味噌汁等を入れるお椀だった
それを見て、桜は不思議そうに首を傾げる
「お椀ですか？」
「えぇ、味噌汁とか入れるお椀だけど……
この中に今回の異変の首謀者が居るのよ」
「え？」
桜は再び、首を傾げた
普通の人間はお椀に入る事が出来ない
何故、お椀の中に入っているのか
桜は頭が付いていけず、首を傾げるばかりだった
「桜も聞いた事があると思うけど
小人って知ってるでしょ？」
「はい」
「その小人の末裔が入ってるのよ」
「そうなのですか
可愛いでしょうね♪」
桜は小人と知ると、笑顔で可愛いと言った
例え、どんな人物であれ、身体的特徴を貶す桜ではないだろう
「まぁ、性格は兎も角として
見た目は小さくて可愛いわよ
さて、長話は止めて……行くんでしょ？」
「……はい」
矢張り霊夢も上空の存在に気付いてるようだ
桜は霊夢の問いにコクンと首を縦に振る
「そいつは見ておくから、行って来なさい」
「霊夢さん……分かりました
正邪さんのこと、宜しくお願いします」
「えぇ、頑張って来なさい」
「はい！」
桜は羽を広げ、外へと向かって行った
残された霊夢は正邪を担ぎ、ゆっくりと外に歩いていく
桜は外に出て、更に上空を目指す
其処には赤髪の女性が浮かんでおり、周りには雷雲が存在していた
「待ってたわよ」
「貴方が……私を呼んだ方ですか？」
「えぇ、そうよ
先ずは名乗っておくわね、私の名前は堀川雷鼓
この太鼓の付喪神よ、宜しくね」
赤髪の女性、雷鼓は付喪神のようだ
それを聞き、桜は微笑んでいた
「付喪神さんでしたか……
私の名前は神咲桜と申します、宜しくお願いします」
「さて、遠回しに言うのは好きじゃないから
単刀直入に言うわ……私と戦いなさい」
「それは、何故……とお聞きしても？」
「貴方が最初に戦った子
付喪神なんだけど、その子を説得する姿が私には輝いて見えた
だから、貴方と戦ってみたい」
どうやら、先程の茶髪の女性との戦いを見ていたらしい
そして、その時の桜を見て、自分も戦ってみたいと告げる
それを聞き、桜は少し考えて答えを出した
「分かりました……戦いましょう」
「良いの？」
「はい、ちゃんとした理由ですし
それに、他の理由もありそうですので」
「……(ふふふ、何でもお見通しって訳ね
でも、それでこそ戦い甲斐があるというもの！)」
「では、参りましょう」
「えぇ！」
二人はそれぞれの技を発動させる
それが、互いにとっての戦いの幕が開けた
雷鼓が魔力で操った、雷雲を出す
桜は羽に神力を纏わせ、雷雲を吹き飛ばした
「やるわね！」
「雷鼓さんも強いですよ！」
互いに速度を上げ、威力を上げ、思いっ切りぶつかり合う
最後には互いに己の身体を使う勝負となった
つまり、拳と足のみだ
二人の力が纏う拳がぶつかれば、ドォォォオオン！という音が響き渡る
そして、戦いを制したのは……桜だった
雷鼓の敗因は力の差ではなく、積み重ねてきた経験だ
桜は修行などもしたが、実践の方が多いだろう
しかし、雷鼓は修行の方が多かったという話だ
それにより、見る所も違い、動きも違う
雷鼓は負けはしたが、清々しい程に笑顔だった
「流石に強かったわ……」
「ふふ、有り難う御座います」
「貴方の気持ち、確りと確認したわ
ちゃんと、私達の事を考えてくれてたのね
本当に有り難う……」
「はい……」
女性は桜の腕に抱き抱えられながら、気絶する
桜は雷鼓に自分の気持ちが通じて、嬉しく思った
今回の異変を通じて桜は思った、これからも道具を大切にしていこうと
どうでしたか；；？
本当に更新遅くて、申し訳ないです＞＜
今回は雷鼓さんが戦闘狂みたくなっちゃいましたね・・・；；
次回は宴会となります
でわ、また次回に＞＜
