第118話 『異変と桜』
どうも、神夜晶です
はい、ということで・・・何とか更新出来ました＞＜
今日から夜勤で眠い(´・д・｀)
今回は桜が異変解決に向かいます
短いかもですが、どうぞ！
正邪が来て約1ヶ月が経った
その間に変わらない日々を送り、楽しく過ごしていたようだ
現在は一人で、こころは遊びに行って、桜は自室で本を読んでいた
そんな、ある日の事だ
桜が自室で本を読んでいると、後からカチャ！カチャ！という音が後から聞こえて来た
後を振り返って見てみると……
其処には、以前、桜が自分用に作った武器が独りでに動いていたのだ
それを見て桜は一目で理解した、「異変が起きている」と
「私も行くべきでしょうか？
いえ、行かなくてはなりませんね
こんな私ですが、お役に立てる事がある筈です！」
そう言い、桜は巫女服へと着替えて異変解決に向かう
桜は羽を羽ばたかせ、初秋の空へと飛び出す
「まだ少し暑さがありますね
ですが、もう直ぐ涼しくなりそうです！」
桜は空を飛んで、景色と風を楽しみながら飛んでいく
すると、突然の突風が桜を襲う
桜は羽で突風をガードし、飛ばされないようにする
突風が治まり、前方を確認すると……有り得ないものが存在していた
それは……
「空に……逆さまになった、お城が浮いてます……？」
桜は自分自身、何を言っているのか分からなかった
そう、空中に逆さまの城が浮かんでいたのだ
「このお城は……今回の異変に関係ありそうですね
少し入ってみましょうか」
そう言って、桜は城の中へと突入する
桜は城の中に入り、最初の敵？と遭遇した
茶髪のショートカットで、頭には紫のカチューシャをした女性と出会う
桜が何かを言おうとしたが、目の前の女性が先に喋った
「神が……此処に何の用？」
「今回の異変は……貴方が起こしたものですか？」
「私じゃないわ
だけど、加担してるのは間違いないわよ？」
「どうして……異変を？」
目の前の女性が異変に加わってると知り、桜は悲しみの表情になる
何故、異変に加担しているのか聞くと女性は俯いてしまった
しかし、何を思ったのか、女性は口を開き自分の気持ちを話し出す
「……私達は只の楽器だった
最初は良かった……
でも、ある時を境に人間達は私達を雑に扱い壊した！
道具を大切に扱わない、楽器の良さも理解出来ないなら……
私達、道具が世界を支配してやる！」
「っ！？ 止めて下さい！」
女性は泣きながら、悔しそうに自分の気持ちを語る
そして、桜に光の弦で象られた琴で攻撃を仕掛けて来た
光の音符が弾幕となって桜を襲う
しかし、桜は反撃せずに説得を始めた
「止めないわよ
この世界が道具を大切に扱うまではね！」
「こんな事をしても、道具の方達の評判を悪くするだけですよ！
支配ではなく、呼び掛けるという手段だってある筈です！」
「それをした所で、素直に聞く奴が居るとでも思ってんの！？
この世界は、そんな単純に出来てないのよ！」
「どうして……どうして分かって頂けないんですか！」
二人の意見と気持ちがぶつかり合う
しかし、桜は世界の厳しさを知った
話し合いの通じる相手が居ない事を……
桜は悲しみの感情に身を任せ、女性に向かっていく
女性は桜の涙と叫びを聞き、ある思いを感じた
それは……「この子なら、もしかして」と
「っ！？」
「やぁぁぁああああ！」
桜は余り声を上げないが、声を上げてまで女性に攻撃する
女性には、この一瞬が遅く感じられ、永遠とさえも感じられた
桜の拳が腹に入るが、痛みを感じられず、悲しみの感情が流れて来る
「(あぁ、そっか……
こんな子も居るのね……心の底から私達を思ってくれる子が……)」
女性が気絶する前に感じたのは、暖かい希望の光だった
そして、女性は思いっ切り吹っ飛んでいく
ドォォォオオオン！という音を立てて壁を破壊しながら、吹っ飛ぶ
桜は空中に浮かびながら、肩で息を整える
「はぁ……はぁ……
遂、感情的に殴ってしまいしたが……だ、大丈夫でしょうか？」
桜は女性が吹っ飛んだ方向へと向かう
女性を発見すると、先程の表情とは違い、安心したような表情で気絶していた
「ふふ……分かって頂けたみたいですね
安心して下さい、私達が必ず皆さんが幸せになる世界にしてみますから」
桜は微笑みながら、気絶する女性に伝える
神力による治療で女性を治して、奥へと進んだ
桜は奥へと進みながら、決意する
例え誰が、どんな気持ちを持っていたとしても「私は自分自身の気持ちを貫き通す」と
どうでしたか(´・ω・｀)？
二週間ぶりの投稿だったので、質が落ちたかも＞＜
次回は・・・正邪と桜のぶつかり合いです
でわ、また次回に！
(来週は4日も休みなり！)
