第117話 『桜と日常』
どうも、神夜晶です
今回は輝針城の前です
普通の日常を書きたいと思います
でわ、どうぞ～
もしかしたら、短いかも。。。(´・ω・｀)
後・・・原作破壊しても良いですか～？
あの子を出すかも・・・？
心綺楼の宴会が終わり、約1ヶ月が経った
その間、こころは人気が増えて来たようだ
桜の娘というのもあるが、こころ自身が能楽を披露したりと人里の者に人気があった
そして、現在は……
「これをこうすれば、上手に焼けるのですよ」
「お～……やっぱりママって凄い」
「ふふ、有り難うございます
ですが、こころさんも出来るようになりますよ」
「そうかな？」
「はい、簡単ですからね
大丈夫です、私が確りと教えますから(どやぁ)！」
「うん、頑張る」
「ふふ、その調子です」
現在、桜がこころに料理を教えてる最中だ
こころが桜に料理を教わりたいと頼み込んだらしい
当然のことだが、桜はその頼みを笑顔で了承した
丁度、昼時なので、昼食も兼ねて教えてるのだ
「こう切れば良いの？」
「そうですね、そんな感じで合ってます
切り終えたら、お鍋に入れましょう」
「は～い」
こころと桜は仲慎ましく、料理をしていた
そして、料理が完成し、二人は食べ始める
最初に桜が食べ、良く噛んで飲み込む
丁寧に箸を置いてから、こころに感想を言った
「焼き加減も十分ですし、中にも火が通ってますね
具材の形は不恰好ですが、愛情が籠められていて、私は好きです♪」
「やった！」
「ふふ、こころさんも食べて下さいね」
「うん」
桜の評価を聞き、こころは嬉しそうだった
料理に関して、嘘偽りなく教える、それが桜だ
例え娘に甘かったとしても、料理に関しては別らしい
数日が過ぎ、こころが遊びに行っていた
しかし、桜は縁側でのんびりとしているようだ
そんな時だった、中庭にある大きな木から、誰かが落ちてきた
突然の事で、桜は驚いたが、直ぐに落ちてきた人物の介抱をする
念の為に桜は、お腹に優しいうどんを用意した
約十分後に落ちてきた人物が、目を覚ます
「ハッ！？ 此処は……」
「此処は人里ですよ」
「……アンタは？」
「私の名前は神咲桜と申します
少し怪我をされてましたので、治療しておきました」
落ちてきた人物が目を覚まし、桜が声を掛けると警戒していた
しかし、桜は警戒を知りながらも近付く
「そうかい、有り難うな
まぁ、匿ってくれた礼として名前を教えてとくよ
私の名前は……鬼人正邪だ」
「正邪さんですね、良いお名前ですね」
桜は微笑みながら、正邪の名前を褒めた
落ちてきた人物、鬼人正邪は今までにない感情が湧き上がる
途惑いながらも、正邪は返事をした
「そ、そうか……
(なんなんだ、こいつは？
私にビビらないのか
こんな私でも妖怪なんだが……どういう事だ)」
「お腹が空いてると思って、うどんを作っておきました
良かったら、食べて下さい！」
「そうか、有り難く頂くぜ」
「はい」
「(こいつと居ると……調子が狂うな
まぁ、食料を提供してくれるし、大目に見てやるか)」
正邪は桜の微笑を見て、何時もの調子が出なかった
桜にうどんを出され、正邪は食べ始める
うどんを味わって食べていると、桜が声を掛けた
「正邪さん……？」
「ん、何だ？」
「泣かれてますよ……？」
「は？ 本当だ……
(何故、涙が……？ あぁ、そうか……私は嬉しいのか……
私だけの為に作られた料理を生まれて初めて食べて……嬉しいんだ……
心が嬉しくて泣いてるのか……
本当に何なんだよ、コイツは……)」
正邪は気付かぬ内に涙を流していた
それは嬉し涙のようだ、生まれて誰も信用せず生きてきた正邪は嬉しかったのだ
桜という眩しい光に照らされ、桜による愛情が籠められた料理を食べて
正邪は初めて嬉し涙を流したのだ
その表情は……何処か満足したような表情だった
桜は正邪を見て、暖かく見守る
それから少し時間が経ち、正邪が帰るようだ
「何かありましたら、何時でも私の家に来て下さいね」
「あぁ、気が向いたらな」
「それでも、構いません
例え貴方が、どんな方でも、私はお客様として持て成すだけですから」
桜は例え誰であろうとも気にせず、平等に接する
それが例え、悪者でも、悪魔でも、鬼でもだ
桜の言葉を聞き、正邪は薄く微笑み別れを告げる
「そうか……またな」
「はい、また会いましょう」
正邪は空を飛んで、帰って行った
それと入れ替わるように、こころが帰って来たようだ
この出会いが、後に運命を変える出会いになるだろう
どうでしたか・・・？
はい、正邪さんが出ました(´ω｀)
原作破壊は・・・輝針城の正邪ですね
でわ、また次回に＞＜
