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東方全愛記  作者: 神夜 晶
異変解決編
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第115話 『桜と名前』

どうも、神夜晶です


今回は龍神の名前が決まります

後、心綺楼も少し原作破壊するかも・・・?


でわ、どうぞ~


後、キャラ設定に桜の挿絵を入れましたけど

見れない方は言って下さい

URLを直接、送りますので~

あれから、桜は神界へと向かった

神界に着き、龍神が居る場所へと移動する

少し飛んでいき、龍神の元に到着し、声を掛ける



「龍神様」



「来たか」



龍神は来ることが分かっていたようだ

桜は、その事について驚かず、本題へと入る



「はい、龍神様は今回の異変を……?」



「あぁ、知っている

希望の面の行方も知っているぞ」



「そうですか

希望の面は何処に?」



「希望の面は……壊れたのだ」



「……ぇ?」



龍神の意外な言葉に桜は首を傾げながら、目をパチクリさせていた

桜の姿を見て、龍神は和みながら、もう一度伝える



「希望の面は壊れたぞ

人里の子供達の手によってな」



「壊れた……それでは人里の方達の希望は……」



壊れた、その意味は……人里に居る者達には希望が無くなるということ

最悪の事態を考え、桜にとてつもない不安が押し寄せる

それを分かったのか、龍神は桜の頭に優しく手を置いた



「まぁ、慌てるな

解決策ならあるぞ」



「ほ、本当ですか?」



「うむ、教えてやらんでもないが……

前言ったように、名前を付けて欲しいのだが」



解決策があると知り、桜はパァァァという音を立てて喜んだ

龍神は解決策を教える前に、名前を付けて欲しいと頼む

うっかりしていたのか、桜はハッとする



「あ、そうでしたね……

確りと考えて来ましたよ(どやぁ)!」



「そうかそうか、聞かせてもらおうか

我の新たな名を」



「はい、あれから私は色々と悩みました

どのような名前にしたら良いのか……

そして、先程やっと考え付きました

龍神様の名前は……」



「名前は?」



桜は直ぐに言わずに少し間を置く

間を置いて、桜は口を開いた



「……“ガイア”」



「ガイア……それが我の名か?」



「……(コクッ)」



「ふふふ……そうか

ギリシャ神話に出てくる女神の名を持って来るとはな」



“ガイア”それが龍神の新たな名だった

龍神が言ったようにギリシャ神話の女神の名なのだ



「えっと……駄目でしたか?」



「本来は駄目だろうが

この世界に常識は通じないだろうからな

まぁ、良いと思うぞ」



現世では、争いが起きるほどに危険な行為だが

幻想郷は一つの世界として成り立っている

だからこそ、許される行為だ

その事を知り、桜はホッと胸を撫で下ろす



「そうですか、良かったです」



「因みに聞くが、名前の理由は何だ?」



「えっとですね……

神話を知っての通り、ガイア様は地母神でもあるのですが

天をも内包したとされます

大地とは違う神様であり、世界の始まりの時から存在した原初神様でもあるので

この名前を考えました

私の中では龍神様は……それ程までに大きい存在ですから」



「そうか……」



「はい……」



桜は微笑みながら、名前の理由を語った

それを聞き、龍神、もといガイアは桜を優しく抱き締める

二人が落ち着き、ガイアは解決策を教えた



「解決策は……そなたが希望の面を作ることだ」



「私が……ですか?」



解決策とは新たに希望の面を作ることだった

桜は今まで、余り物を作った事が無い

以前に椛の剣をしたことは、作ったのではなく強化したというのが正しいだろう



「あぁ、母親らしく娘にプレゼントとして作ってやれば良い

その間に今回の異変は終わるだろう」



「成程……分かりました!」



「うむ、此処で作っていくと良い

我が作り方など色々と教えよう」



「はい!」



ガイアがそう言い、桜は神界でアドバイスを聞きながら作っていく

そして、二人は意見を出し合いながら、数日を掛けて作った

出来上がったのは桜の花弁をモチーフとした面だ



「うむ、良い出来だと思うぞ」



「ふふ、有り難う御座います

それでは、届けに行って来ますね!」



「あぁ、行って来い

また困った事があったら、頼りに来るのだぞ」



「はい♪」



ガイアが桜を抱き締め、少しの別れを告げる

桜は神界を後にし、下界へと下りた

すると、其処では……

霊夢、白蓮、神子がこころと戦っている場面だった

桜は首を傾げ、どういう状況か考える

考えている中で、下を見ていると

今まさに、三人の必殺技がこころに放たれる瞬間だった

それを見て、桜は悲しみの感情が湧き上がる

3対1で戦う理由があったにせよ、一方的に攻撃するのは桜的に許せ筈もなく

桜は、こころの目の前に下り立った

周りの観客もだが、霊夢、白蓮、神子、こころが驚愕する

そして、桜は自分に出せる神力の全てを掛けて、新しいスペルを放つ



「……『神撃「桜神の咆哮」』」



桜は両手から、ヒュォォォオオオ!という音を立てて桜色のビームを打ち出した

それにより、三人の必殺技を一瞬にして押し返す

三人は慌てて避け、全員がビームの行き先を見る

ビームが近くの山へと着弾し、光が発せられた

すると、巨大なドーム状の光になり、数秒後にはキノコのような煙が上がる

それと同時に地響きが鳴った

少しの間が空き、人里にドッと歓声が響き渡る

三人は飛ぶのを止め、桜に近付く



「「「桜……(ちゃん)」」」



「皆さんの戦う理由は何となくですが、分かります

ですが、多勢に無勢は……余り感心しませんよ?」



桜は、近付いた三人にプクーと頬を膨らまし、少し説教まがいの言葉を放つ

それを聞き、三人は冷や汗を流しながら、頬を掻いた

そして、戦っていた理由を話し出す



「まぁ、そうなんだけどね……

一応、博麗の巫女としては戦わないと」



「「私は人里の為に……」」



「はい、分かってますよ

人里の皆さんから、希望の感情が無くなっていくのですよね?

ですが、もう大丈夫です」



「「「「え?」」」」



桜の言葉に四人が首を傾げる

懐から、作った希望の面をこころに渡した

こころは首を傾げ、「?」となる

桜は、こころを見て微笑みながら説明した



「これは、先程まで作っていた、新しい希望のお面です

龍神様によると、前の希望のお面は壊れたらしいので

私と龍神様が作りました(どやぁ)!」



「「「(ドヤ顔が可愛いですね(わね)~」」」



「ママが作ってくれたの……?」



「はい、こころさんの為に作ったのですが

もしかしてですが……気に入りませんでしたか……?」



こころは希望の面を見て、目をパチクリさせていた

桜は、こころの反応を見て、気に入らないと思ったようだ

しかし、こころは首を振り否定する



「ううん……嬉しいよ

この面を見て、ママの愛が詰まってると思ったから」



「こころさん……

ふふ、そうですね

こころさんに初めてのプレゼントですから

心を籠めて作らせて頂きました!」



「……有り難う、ママ」



「ふふ……どういたしましてです」



こころは嬉しさの余り、桜に抱き着いた

桜は抱き着かれ、少し驚くが、抱き締め返す

二人を見て、周りは優しさの表情で見守っていた

こうして、人里の者達から希望の心が無くなる異変は終わりを告げる

如何でしょうか・・・?


はい、ということで・・・龍神の名前はガイアに決定しました


以後、龍神とは書かずにガイアと書きます


でわ、また次回に!

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