第114話 『希望の面と桜』
どうも、神夜晶です
今回は・・・前回の続きみたいな感じで
桜がこころに教育する回です
と言っても、戦いに関してですけどね
短いかもしれませんが、どうぞ
三人で川の字で寝た日から数日が経った
あの日の喧嘩が嘘のように、二人は仲良しだ
そして、現在はというと……
三人は天界に近いほどの上空を飛んでいた
その理由は、こころに最後の教育を施す為だ
最後の教育とは……
「それでは、最後に戦いを覚えてもらいます
私自身は余り戦って欲しくはないのですが
いつ、何があるか分かりませんからね」
「えぇ、今は平和で何も起こらないけど
異変が起きたら、敵が襲ってくるかもしれない
だから、戦いを覚えておいて損はないわ」
「分かったぞー」
最初に霊夢が弾幕の手本やコツを教えていく
その際に桜も一緒になって、教わっていたようだ
霊夢に教わり、こころは実践を経験する
戦いとは実践に勝るものはないとされるからだ
最初こそ、被弾率が多かったが
数をこなしていく内に被弾率は少なくなり、殆どの弾幕は避けれるようになった
弾幕に関しても、多種多様の弾幕を出せるようになるまでに進化を遂げたのだ
ある程度の弾幕を出せるようになり、次は桜が近接戦闘に教えた
何故、桜が教えるかというと、その方が都合が良いからだ
桜は弾幕の練習を、こころは近接戦闘の練習が出来る
故に桜が教える事となった
こころが持っている、全身が青い薙刀を使っての近接戦闘だ
それに対し、桜は神力で強化した羽で相手をする
桜が少し本気を出せば、羽で受け止めれるのは容易いのだ
「さぁ……いきますよ……」
「おー」
それから、こころと桜は何時間も戦い続けた
桜は弾幕の操作が上手くなり、こころは近接戦闘が上達する
日が暮れてきて、三人は桜の家へと帰る
今日みたいなことを1ヶ月間も続けた
すると、どうだろう
こころは幻想郷の強さで上位に入る程に強くなったのだ
そして、色々な教育を終えて、こころは覚えることが無くなった
家に居てもすることがないので、何処かに行きたいと桜に伝える
「遊びにですか?」
「うん、暇だから遊びに行きたい」
「そうですね
この家には暇を潰せるようなものがないですから、つまらないですね
分かりました、行って来ても構いませんよ」
こころは、精神的に子供だ
故に娯楽的な何かが欲しいのだろう
桜は子供の時から落ち着きがあり、趣味は小説を読んだり、料理をしていた
少しづつだが、時代は進んでいくのだ
桜は、可愛い子には旅をさせろのことわざを思い出し
笑顔で構わないと告げた
「やったー!ママ、大好き」
「ふふ、私も大好きですよ
行くのは構いませんが……
余り遅くなったり、人々に迷惑を掛けたら駄目ですからね?」
「はーい」
桜は注意事項を、こころに言い聞かせる
こころは元気良く返事をして、空を飛んでいった
時間が経ち、夜になると、こころが帰って来る
桜は、こころを出迎えると、元気がない事が分かった
「こころさん?」
「ママ……」
「どうしたんですか……?」
「遊んでる途中で、希望のお面が落ちちゃった……」
「そうですか……分かりました
明日になったら、私も探しますから
元気出して下さい♪」
「うん」
どうやら、こころは遊んでる途中に希望のお面を落としたらしい
翌日になり、色々な場所を探し回ったが、見つからなかった
数週間と探したが見つからず、こころは次第に元気が無くなる
桜が理由を聞くと、こころがお面を失くすと
失くしたお面の感情が幻想郷に伝わってしまうらしい
つまり、人々から希望が失われるのだ
それを聞き、桜は霊夢に協力を仰ぐことにした
霊夢に事情を伝えると、快く引き受けてくれたようだ
「それでは、手分けして探しましょ」
「「はい(うん)」」
三人で希望のお面を探す
しかし、数ヶ月も探したが見つからなかった
こころと霊夢は諦め掛けてきたようだ
だが、桜は違った
我が子の落し物を毎日、毎日、くまなく探した
手がボロボロになろうとも、着物が汚れようとも探し続ける
何故、こんなにも頑張るのか、桜にも余り分かっていなかった
しかし、この行動の意味は、少しづつだが分かったようだ
それは、過去の自分と比べてしまったこと
余り母親に甘えれなかった自分と比べてしまったのだ
そう思うと、桜は身体が勝手に動いていた
二人に止められたが、桜は探し続ける
「何処に落ちたのでしょうか……」
桜が探し続けて……約1年と数ヶ月が経っていた
その間に発見の「は」の字も無く、桜は少しづつ気落ちする
そんなある日のことだった、桜が人里で買い物をしていると
人里の者達に元気が無い思った
桜は、希望のお面による現象だと直ぐに理解する
探すことに力を入れるが、殆どの場所を探してしまった為に探す所が無くなってしまった
桜は思考を張り巡らせ、最初に思い付いた行動に出る
それは……龍神に聞くということだった
次の行動が決まり、桜は龍神の元へと向かう
その胸に龍神の新たな「名前」を秘めて……
どうでしたか・・・?
即興で作り上げた所為で駄文ですね(´・ω・)
次回は龍神の新たな名前と希望の面についてです
でわ、また次回に><




