表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方全愛記  作者: 神夜 晶
異変解決編
136/181

第110話 『太子と桜』

どうも、神夜晶です


今回は神子になります


みこえも~ん!


みこえもん「戯れは終わりじゃ!」


でわ、どうぞ~

布都が来てから、1週間が経った

その間に桜は再び聖徳太子の歴史を読み返していた

新たな発見もだが、忘れていないかの確認だ

何故、確認するかというと……



「今日は神子様が来られる日ですから

確りと記憶しておかなくてはいけませんね!」



そう言い、桜は張り切って本を読み始める

桜の言った通り、今日は神子が来る日なのだ

1週間前に布都が「1週間後に太子様が尋ねに来るそうです」と伝言を残していった

その1週間後が今日という訳だ

桜は少しだけ歴史を読み漁り、早めに昼食の準備に取り掛かった



「神子様に喜んでもらいたいですからね

今日は少し豪勢にしましょうか」



と、桜は少しと言ったのだが

桜には少しでも他から見れば、少しどころでは済まされなかった

その少しの豪勢料理の名前は……『満干全席』である

桜は神子の為ならと、古代中国の帝の食べ物を日本版に再現してしまったのだ



「作り過ぎましたでしょうか……

そんな事は……ありませんよね?」



桜は並べられた料理を見て、首を傾げる

その料理の数は軽く10品を超えていた

桜は苦笑しながらも、神子の到着を待つ

そして、数分後に玄関がノックされた



「御免下さい」



「は~い

ふふ、来られたみたいですね」



桜は待ち望んだ人物の声だと知り、微笑んでいた

微笑みながら、玄関へと歩き出す

玄関に着き、扉を開けると目的の人物が其処に居た



「こんにちは、桜ちゃん」



「こんにちは、神子様♪」



「ふふふ、その様子だと少し待たせてしまったみたいね」



「いえ、そんな……

ですが、お待ちしておりました

さぁ、中へどうぞ」



神子が待たせたと言うと、桜が顔の前で手を振り否定する

桜には数分くらいなら待ったと言わないのだ

何時ものように家の中へと、神子を招待する

神子は微笑みながら、家の中に入っていく



「えぇ、お邪魔します」



「ふふ、いらっしゃいませ」



「……

(此処が桜ちゃんの家なのね~

私達の住む家より小さいけど、立派な家ですね

しかも、一人暮らしで掃除も一人でやって

本当に凄いわね、桜ちゃんは

後、男の娘キタ━━━━!!)」



桜と神子がリビングへと足を運ぶ

その間に神子は家の中を眺める

神子は見て周り、桜の家を立派と褒めていた

そんな風に眺めていると、リビングへと着く

其処で神子が見たのは……綺麗に並べられた満干全席だった

この光景を見て、神子は立ち止まってしまう

日本料理が並べられているが、満干全席だと神子は確信した

桜が神子に何かを言おうとしたのか、後ろを振り向く

立ち止まる神子に桜は首を傾げる



「どうかされましたか?」



「え、えっと……桜ちゃん?」



神子は冷や汗を流しながらも、桜に質問する

桜は呼ばれたので、首を傾げて返事をした



「はい?」



「これって……満干全席よね?」



「はい、中国の皇帝様に作られた料理ですね」



「こんなに食べ切れないわよ……?」



「はい、食べ切れないですけど

残してもらっても構いませんので

この料理を神子様に食べて頂きたくて……(かぁぁ)」



「っ!?

(あぁ……本当に可愛いわね

全く可愛いことを言ってくれるじゃないの

まぁ、夜に巫女に来てもらって御馳走するみたいだけど

でも、私に作ってくれた料理を巫女に渡すのは惜しいわね

気合を入れて食べますかね)」



神子に食べて欲しくて作ったと、桜は赤面しながら言った

それを見て、神子は微笑んでいた

観念した神子は、桜と一緒に食卓に着く

二人は「いただきます」をして、食べ始める



「どうでしょうか……?」



「文句の付けようが、無いくらいに美味しいです」



「ふふ、言い過ぎですよ

ですが、有り難うございます」



美味しいと言われ、桜は嬉しそうにする

神子は気になったことを聞いた



「これほど作るのは時間が掛かったんじゃない?」



「大体ですが、1時間ほどですね」



「そ、そう……

(満干全席1時間ってどういう事よ!

これだけの料理を1時間で……しかも、全部が美味しいなんて

こんな男の娘が嫁だなんて、毎日が楽しいでしょうね

あぁ~……あの巫女から奪おうかしら?

ふふふ、略奪愛……してみましょうか)」



神子は危ない考えをしていた

そんな事を知らず、桜は楽しそうに食べる

食事が終わり、二人は世間話に入った



「聞きたい事ですか?」



「えぇ、どうしても気になることがありまして

桜ちゃんの欲が聞こえないのは……何故?」



「……」



余り聞かれたくないことを聞かれ、桜は言葉に詰まる

それを見て、神子は苦笑していた



「ふふふ、冗談よ」



「……分かりました」



「え?」



桜の「分かりました」を聞いて、神子は首を傾げる

小さい溜め息を吐き、桜は話す事を決意した



「お話しましょう

ですが、秘密にして頂けませんか?」



「……本当に良いの?」



「……(コクッ)

実は私は……」



桜は全てを話した

呪いの事、龍神と桜花の事、神になった事、人里の事を全て話す

それを聞き、神子は……



「ごめんなさい……

軽々しく聞いていい話では、無かったわね」



「いえ、良いんです……

もう終わったことですから」



「大丈夫よ、桜ちゃん

私は桜ちゃんの全てを受け入れるわ

だから……泣きなさい、溜まってるものを全て出しなさい

どんな時でも、私は貴方の味方よ」



「……ぁ……ぅぅぅ……」



桜は神子に優しく抱き締められ、背中を擦られる

当時の記憶が蘇り、泣きそうになる桜は、神子に感情の全てを吐き出す

桜は数分後に落ち着きを取り戻した



「そんな事があったなんて……

復活するのが遅すぎたみたいね」



「はい、大変でしたけど

今は皆さんも良くして下さりますし、私は幸せです」



「そうですか

桜ちゃんは一回……死を体験したのね」



「……はい

冷たく、暗く、絶望が私を襲いました

ですが、私は色々な方のお陰で、今もこうして生きていられるのですから

感謝してもしきれません」



突然だが、神子は仙人だ

仙人は殆どの者が不老不死を目指す

その中でも、青娥のように邪仙と判定されるものも居る

神子が仙人になった理由は死だ

死を恐れ、仙人となった

故に死を体験した桜に、死とは何かをどうしても聞きたかったのだ

桜の答えを聞き、神子は満足そうに微笑んでいた



「強い精神ですね……

私の従者二人にも見習わせたいくらいです」



「あはは……」



それから二人は話し合いに花を咲かせ、夜まで話が続いた

夜になり、神子が満足そうに帰って行った

その心の中には新たな感情が芽生える

自分自身の光と恋が芽生えていた

この日から神子は霊夢から桜を奪う計画を練り始めたんだとか

どうでしたか・・・?


神子は桜の好感度を上げた!


選択肢が追加されました。


1、桜を略奪愛で取る


2、桜を略奪婚で奪い取る


3、霊夢をボコって取る


はい、ということで・・・みこえもんでした

余り執筆が進まない(´・ω・`)


次回はマミってる人です


でわ、また次回に><

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ