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東方全愛記  作者: 神夜 晶
異変解決編
132/181

第106話 『キョンシーと桜』

どうも、神夜晶です


今回は芳香になります


芳香の口調は今一分からないので・・・思い付きで書きます!

後は・・・「ー」←を多く使うと思います

伸ばし棒です、はい・・・


でわ、どうぞ~

響子が来てから、数週間が経った

その間に桜は料理本や小説などを見ていた

偶にだが、妖怪の山に向かって叫んでみたりもしたようだ

そして、響子の返事が返って来たらしい

桜が「響子さーん」と叫ぶと「桜ちゃーん」と返って来たのだ

それを聞いて、とても嬉しそうに桜は微笑んでいた

そして、現在は縁側で新たな曲作りに夢中のようだ

ヴァイオリンを持って試行錯誤しながら、色々な音を出していた



「う~ん……もう少しで何かを掴めそうなのですが

もう1回、弾いてみましょう」



桜は何度も何度も弾き返しながら考える

しかし、昼に近付いてきたので一時中断した

桜は料理本を数ページ捲り、目に止まったものを作ると決めたようだ

料理本を捲っていくと、桜は気になるものを見つけた



「とり丼ですか

この前、妹紅さんから貰った鳥肉もありますし……丁度良いですね

これにしましょう!」



桜は、とり丼を作る事にしたようだ

作り方は至って簡単で

先ずは鶏肉の余計な油を取り除き、フォークで突いていく

これは下味が通りやすくする為だ

次に鶏肉が入った容器に酒、醤油を入れて鶏肉を広げ下味に浸しておく

これを30分放置する

30分後に予め用意しておいた、中火に掛けたフライパンの中に鶏肉を入れる

そして、専用の蓋でフライパンに蓋をし皮面から蒸し焼きにしていく

皮面に焼き色が付いたら、ひっくり返して同じように蒸し焼きにする

焼き上がったら、皿に移して食べやすい大きさに切っておく

仕上げにフライパンの中に残った酒と醤油に追加して

酒、醤油、砂糖を入れて煮立たせる

出来上がったら、丼に御飯を入れて鶏肉も入れ、たれを掛けて完成だ

桜は、その上に刻み海苔と卵を落とす

それだけで更に食欲が増していく

作り終わり、食べ始めると玄関がゴン!ゴン!と少し乱暴にノックされる



「こんにちはー」



「は~い

何方でしょうか?

何処かで聞いた覚えのある、お声ですが……」



桜は聞き覚えのある声だと考えながら、玄関に向かう

玄関に着き、扉を開けると其処に居たのは……



「お、此処で合ってたか

来てやったぞー」



「あ、芳香さんでしたか

はい、いらっしゃいませ」



「青娥から桜の家に来るように言われたから

来たんだぞー」



「そうでしたか

立ち話も何ですし、中へどうぞ」



「おー、お邪魔するぞー」



「ふふ、いらっしゃいませ」



「(前々から気になってたが、桜と会うと心が暖かくなるのは何なんだろうか……

青娥に聞いても教えてくれないし……自分で気付くものとか言ってたが

全然、分からないから……後で桜に聞いてみるかー)」



芳香は自分の中の知らない感情を桜に聞く事にした

二人はリビングまで歩いていき、芳香は桜が食事中だったと理解する

すると、芳香の腹から「くぅぅ~」という可愛い音が聞こえて来た

芳香は腹の音を聞かれて、頬を赤く染める

それを聞いた桜は微笑みながら、食事に誘った



「ふふ、御一緒にどうですか?」



「良いのかー?」



「はい、食事は何方かと一緒に食べると美味しいですから♪」



「じゃあ、食べるぞー!」



「ふふ、少し御待ち下さい」



「おー」



桜は微笑みながら、芳香の分を準備する

準備が出来て、二人は食べ始める……のだが

芳香は両腕の関節が曲がらない為に箸が持てないのだ

その事を桜は知ると、少しだけ悩んだ果てに思い付いた方法を試した

それは困った時の龍神だった

桜は速さの壁を越えて神界に行き、芳香の治療法を聞いた

聞かれた龍神は、こう答えた



「神力による治療で可能だ」



「そうなのですか?」



「うむ、基本的には万能だからな」



「龍神様、有り難うございます!」



「あぁ、所で……」



「はい?」



どうやら神力による治療で可能らしい

それを聞き、直ぐに家に帰ろうとするが、龍神に止められた

桜は何の用か、首を傾げて聞く



「最近は我を頼り過ぎではないか?」



「それは……」



「我にも礼くらいはあっても良いと思うのだが……」



「……分かりました

私に出来ることでしたら、何でも致します!」



「では……我に名を与えてくれ」



「名前……ですか?」



龍神は桜から何かをして欲しくなり、頼んだ

桜は今までの事を考え、快く了承した

それを聞き、龍神は表情には出していないが心の中では喜んだ

桜に頼んだのは名前を与えることだった

首を傾げながら、桜は聞いた



「あぁ、我は生まれた時から龍神として名乗って来た

今更だが、そろそろ真名があっても良いだろうと思うのだ

どうだ? 我に名をくれぬか?」



「そうでしたか……分かりました

私で宜しければ、精一杯考えさせてもらいますね!」



「うむ、楽しみにしているぞ」



「はい!」



そう言って、桜は漸く自宅へと戻る

自宅に戻ると、直ぐに芳香の腕に神力を当てて治療した

すると……約10分後くらいには腕が曲がるようになっていた

これには芳香も大騒ぎで喜んだ



「桜、有り難うだぞー!」



「ふふ、どう致しましてです

さぁ、お待たせしました

お昼御飯を食べましょうか」



「おー、待ちくたびれたぞ」



「お待たせして、申し訳ありません……

沢山作りましたので、いっぱい召し上がって下さいね♪」



「なら、いっぱい食べるぞ

覚悟しておけー」



「はい」



そして、芳香は食べることだけに専念した

それ程までに両腕が使えることが嬉しいのだろう

桜は芳香を、隣で楽しそうに見つめていた

芳香が食べ終わる頃には、炊いた御飯とおかずは無くなっていた

それを見て桜は嬉しそうに洗い物を片付ける

洗い物が終わり、一段落した所で二人は世間話をすることにした



「私は古代日本の……キョンシーだ」



「……辛くないですか?」



「いや、大丈夫だ

青娥は可愛がってくれるし、結構長生きしてるから面白いものも見れた

少しだけキョンシーという種族には不満があるがなー……」



「ふふ……そうですか」



「あ、そうだ……桜」



「はい?」



芳香は前々から気になっていた、心が暖かくなる原因を聞くことにした

そんなことを知らず、桜は首を傾げて返事をする



「異変の時に会った時なんだが

桜と居ると心が暖かくなるんだが、何か知ってるかー?」



「そ、それは……」



桜は返答に困った

その答えを知ってるからこそ、困ったのだ

自分には霊夢が居るので、間違いであれば良いと少しだけ思う、桜だった



「んー?」



「その問いに答える前に、二つだけ聞いても構いませんか?」



「なんだー?」



「青娥さんと居るときは心が暖かくなりますか?」



「青娥と居る時も暖かくなるが、桜と居る時とは違うぞー」



芳香の答えに桜は冷や汗が少しづつ溢れ出る

桜は苦笑しながらも、次の質問をした



「そ、そうですか……

もう一つは、その事を青娥さんに話しましたか?」



「話したが……自分で答えを見つけろって言われたー」



「そうですか……

主人である青娥さんの言い付けを無視してでも……お聞きしたいですか?」



「んー……聞きたい」



芳香は初めて、自分の意思で青娥の命令を無視した

それ程までに芳香は心の暖かみを知りたいようだ

桜は深呼吸をしながら、教える事にした



「……分かりました

芳香さんの心の暖かみは……恋と呼ばれるものです」



「これが……恋かー……」



「あ、あはは……」



芳香は恋と知り頬を赤く染めながらも、微笑んでいた

桜はやってしまったと少しだけ後悔してるようだ



「私は諦めないぞー」



「そうですか、こんな事を言える立場では無いですが……

頑張って下さいね」



「あぁ、振り向いてもらえるように頑張るぞー」



「ふふ……」



自分を落とすように頑張る芳香を応援する桜だった

芳香は応援され、気合を入れていた

それを見て桜は、我が子を見守る母親のような表情だったそうな

どうでしたか・・・?


はい、芳香・・・完全に落ちました。。。


芳香の良い内容が余り思いつかなかったので・・・

両腕を復活させちゃいました;;


そして、次回は・・・青娥にゃんにゃんです


主従ともに桜には落としてもらいましょう・・・


でわ、また次回に><

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