番外編 『桜と携帯』
どうも、神夜晶です
皆様、お久しぶりです
ちゃんと生きてますよ(´∀`)
今回はタイトルを見て分かると思いますが
幻想郷に携帯が出回ったらという話です
もし、出回ったら・・・私ならすぐに桜のアドレスを聞きに行きます(キリッ)
ブランクがあるので、おかしな所とかあるかもですが
暖かい目で見てやって下さい
でわ、どうぞ~
桜はある時、紫から四角い箱のような物を渡された
紫が言うには、スマートフォンというものらしい
「スマートフォンですか?」
「えぇ、現代で誰もが持っている物でね
幻想郷に取り入れてみることにしてみたの」
現代では極一般的に使われているらしく
誰もが持っているようだ
桜はスマホをマジマジと見つつ、回してみたりしている
それを見て、紫は心の中で「可愛いわ~」などと考えていた
「どうやって、使うのですか?」
「これはね、下の丸い窪みを押すのよ
此処を押して、こういう画面が出るの」
「現代の方々は凄いですね!
このような物を作れるなんて、人は進化していますね」
桜は薄く微笑んだ
紫は桜の意見に同意し、スマホの操作の仕方を説明していく
数時間後には桜は慣れない手付きだが、ある程度は出来るようになった
「これなら、段々と慣れていくわね
それじゃ、私は帰るから
何か分からない事があれば、何でも聞きに来なさいね」
「分かりました
有り難う御座いました、紫さん」
「ふふふ、どういたしまして」
紫は笑いながら、スキマで帰っていった
ちゃっかりと桜のスマホに一人目のアドレス帳に登録していたのだ
そして、桜にスマホが渡されて、約1週間が過ぎた
コンコン!と玄関がノックされる
「は~い、今行きますね」
桜は玄関に着き開けると、其処には大勢の知り合いがいた
軽く20人は超しているだろう
全員の目的は同じで、アドレスと電話番号の交換だった
約1時間くらい掛かって、やっとのことで交換し終えたようだ
「ふふ……
皆さん、私のアドレスを聞きに来て下さったのは嬉しく思いますね
これで皆さんから、来て頂けなくとも連絡出来ますから
便利になりましたね」
そう言い、早速メールが来たようだ
相手は早苗だった
早苗は最近まで現代に居たので、スマホを使いこなしているのだ
メールには「分からない事があれば、何でも聞いて下さいね!」と書かれていた
「早苗さんは最近まで現代にいらっしったのですから、手慣れている訳ですね
有り難う御座います、頼りにしていますねと……こんな感じで良いでしょうか?
メールを送るのは緊張してしまいますね」
メールを送るのは緊張するようだ
それも使っていけば、次第に慣れていくだろう
そして、スマホが出回って約一ヶ月が過ぎる
桜はスマホを使いこなして来ていた
来る日も来る日もメールを打ち続けたのだ
幻想郷の者達は桜とメールしたいが故に大量にメールを送ってくる
時には寝る時間が少なくなったこともあったようだ
「あ、霊夢さんからメールが来てますね
今日は久々に宴会ですか
ふふ、皆さんと会うのも久しぶりな気がしますね
早く行って、霊夢さんをお手伝いしましょう!」
そう言い、桜は自分の用事を手早く済ませ、博麗神社へと赴いた
博麗神社に着くと、早くに来ている物が多く
宴会の準備が着々と進んでいた
「あ、桜」
「こんにちは、皆さん」
『元気だった?』
「はい」
桜は挨拶を交わし、台所へと向かう
其処では、霊夢が料理をしており、桜は霊夢と一緒に料理を作っていく
時間が過ぎ、宴会が始まった
桜はいつもと同じメンバーで食べていると、霊夢がスマホを取り出し見せて来る
「ふふん、これを見よ!」
「?」
『そ、それは!?』
桜は首を傾げるが、他の者達は驚愕していた
何故かというと、霊夢のスマホにカバーが付いており、そのカバーが問題なのだ
そのカバーは最近売り出し始めた、桜の絵が付いたカバーだった
「ふふふ、紫に言って先に貰ったのよ(ドヤァ)!」
『ズルいぞ!』
「あんた達も頼めばいいじゃん」
『紫ー!!』
「上げないわよ
霊夢に上げたのは宣伝の為と博麗の巫女だからであって
欲しいなら、明日にでも人里のスマホ店に行くことね
ただ、値段は高くしてあるわよ」
『早く明日にならないかな!』
「えっと、その……(カァァ)」
全員は余程、欲しいらしい
桜は自分が描かれていたカバーに頬を赤く染めていた
そして、次の日の人里で行列が出来ていた
桜だけでなく、幻想郷の有名人のカバーがあるのだ
特に売れていたには、矢張り桜のだった
値段は1個、3万円と高いが完成度は高く美しいカバーだ
そのカバーは1000個以上作られていたらしいが、全部完売したらしい
幻想郷は、これを切っ掛けにまだまだ便利になっていくだろう
いつの日か、現代にも負けない文明になる日が来るかもしれない
どうでしたでしょうか;;?
久々の執筆で疲れましたw
でも、やっぱり指とか覚えてるものですね
前と同じ時間で書き上げました
何かリクエストが御座いましたら、言ってください
書ける範囲でしたら、書いていきますので
でわ、また次回に!




