番外編 『幽香との暮らし』
どうも、神夜晶です
今回はリクエストにあった幽香エンド後の話です
桜が幽香とイチャラブ?な生活を送る話?ですw
でわ、どうぞ~
桜が幽香により桜妖怪へと変化した
その事実が幻想郷に伝わるのに、それほど時間は掛からなかった
それを聞きつけた、霊夢と紫が乗り込んで来た
桜は乗り込んで来た理由が言われずとも分かっていた
それは自分の妖怪化だ
霊夢は妖怪を退治する側だ
だからこそ、妖怪になって欲しくなかったのだ
その思いを否定してしまい、霊夢に嫌われると桜は考えていた
だが、実際には違った
霊夢に会った瞬間に軽いビンタ一発だけで許されたのだ
ビンタ一発を貰い泣きそうなるが、霊夢に抱き着かれた
「心配……したんだからね」
「霊夢さん……ごめんなさい」
「桜さえ無事なら良いのよ
妖怪化してほしくなかったけど……その姿もありね!」
「ふふ、有り難うございます」
桜のピンク色の髪と目の模様が気に入ったようだ
褒められて嬉しく思った桜は微笑みながら礼を言った
「ふふふ、遂に桜も妖怪になったのね
妖怪とは常に狙われる……
弱ければ死ぬし、強ければ生きる
だからこそ……私は狙っちゃうわよ?
(勿論、精神的に!)」
「へぇ~……?
私の“嫁”に手を出すと?」
「「「っ!?」」」
紫が狙うと言った瞬間に場の雰囲気が凍った
後ろから、幽香が歩いて来て紫の後ろに立った
紫は冷や汗を掻きながら首を後ろへと動かす
其処には黒い笑みを浮かべた幽香が居た
「例えアンタでも、私の嫁に手を出すなら……容赦しないわよ」
「あはは……逃げるが勝ちよ!」
「逃げんな!」
紫がスキマを開いて逃げていった
幽香は怒気を撒き散らしながら叫んでいた
「というか、幽香……私の嫁ってどういうこと?」
「言った通りよ、桜は私のものなのだから
私の嫁に決まってるでしょ?」
「桜、コイツとの生活に飽きたら
何時でも、私の所に来なさい
人間に戻してあげるわ!」
「ふふ、分かりました」
「桜を人間に戻すのは良いけど……
本当に、それで良いの?」
「……?」
霊夢は幽香の言葉の意味が分からなかった
幽香は霊夢が意味を理解してなかった事に溜め息を吐きながら説明した
「あのねぇ、人間に戻ったら
また呪いが進行するかもしれないのよ?」
「あ……」
「そんな事も理解せずに、人間に戻すとは恐れ入ったわ」
「くっ……」
「天下無敵の霊夢さん、どうしたんですか~?
そんな事も理解出来ないんですか~?」
「……これで勝ったと思うなよぉ~!!
何時か桜を妖怪退治と称して、盗りに来るから覚悟しなさいよ!」
「何ですってぇ~!?」
「ふふ……」
霊夢が涙目になりながら、飛んで帰っていった
帰り際に問題発言を残してだ
それを聞いて幽香が少しキレていた
その様子を見て桜は微笑んでいた
「桜も桜よ、貴方は私のものなのだから……
他の女に靡かないこと! 良いわね?」
「ふふ、分かりました」
「本当に分かってるのかしら~?」
幽香は桜の答えに対して手をワキワキさせながら、近寄った
桜は微笑みながら、答える
「分かってますよ♪」
「それなら、良いけどね」
「はい」
二人は会話を終えて、家の中に入る
あれから桜は幽香の家に住んで居るのだ
最初は自分の家が良かったのだが、有無を言わさずに幽香が住めと言った
桜は幽香の押しに負けて、住むようになったのだ
幽香の家に住むようになって、桜の生活は変わっていた
御飯を作り、幽香と話したり、花の世話を教えてもらったりと以前にも増して楽しくなっていたのだ
今まで一人暮らしだったので、とても楽しく嬉しいのだ
桜は孤独から解放された気分だった
少しだけ桜の日常を解説しよう
先ずは朝7時に起きるようだ
以前よりも遅めに起きている
何故なら、幽香が朝9時くらいにならないと起きて来ないからだ
幽香が起きてくる前に花の水やりと朝食の準備を済ませる
「皆さん、おはようございます♪」
桜は笑顔で向日葵に水やりをしていく
光の反射なのか、向日葵が笑っているように見える
水やりを終えると朝食の準備に取り掛かる
自分の家でも家事をしていたので、慣れた手付きで進めていく
「~♪」
鼻歌を歌いながら、楽しそうに料理をしていた
朝食を作り終わると、幽香が眠そうな顔で起きて来る
幽香が顔を洗い、食卓に着くと一緒に食べ始める
「ん、美味しい」
「ふふ、有り難うございます」
二人の朝食風景は、こんな感じだった
朝食が終わり、のんびりとした時間を過ごす
一日中、花の世話をする訳ではないのだ
二人は現代で言う、ソファーに座りながら過ごしていた
その座り方が問題だった
幽香がソファーに座り、桜が幽香の膝の上に座るのだ
そう、子供を乗せるような感じだ
もしくは、恋人同士の座り方だった
最初こそ、桜は恥ずかしがっていたが、力では幽香に敵わないので仕方が無い感じだったが
今では桜の方から、お願いするようになっていた
幽香は後ろから桜の頭を撫でたり、髪に指を通し楽しんでいた
「相変わらず、良い髪質ね」
「ふふ、有り難うございます」
「同じシャンプーなのに、何でかしら?」
「体質……ではないでしょうか?」
「体質ね~……この小さな身体がね~」
「ふふ……」
幽香が後ろから優しく抱き締める
それを桜が本当に嬉しそうに微笑えむ
桜にとっては、こんなのんびりした時間でも
“誰かと一緒に過ごす”というだけで嬉しいのだ
それを幽香が孤独という闇から無理矢理に引き上げて光を照らした
そう、桜は無理矢理でもしないと一人で居続けるのだ
故に幽香が良い例だろう
最初は嫌がっていても、後々に嬉しくなってくる
長い間を孤独で過ごした分、誰かと過ごす幸せを知ってしまったので
もう、一人で過ごす事は出来ないだろう
しかし、桜はそれでも良いと思っていた
この幸せな時間が何時までも続くように祈っていた
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~おまけ~
「そう言えば……
霊夢に抱き着かれた時の“お仕置き”をしてなかったわね」
「え、えっと……あの時は……」
幽香が思い出したように、お仕置きの時間だと言った
それを聞いて、桜は頬を赤くさせていた
「言い訳、無用よ
さぁ、お仕置きの時間よ!」
「んっ!?」
幽香は桜を自分の方へと身体を向けさせると、行き成りキスをした
これこそが、お仕置きだ
物理的な、お仕置きこそしないが
こういう甘いお仕置きが待っているのだ
キスが続き、数秒後に唇を離す
「ふふふ、これも桜を一人占めにした特権ね」
「ぁぅ……(カァァァ)」
「……もう1度キスしたくなったから、もっとしちゃうわ!」
「ぇ……」
「覚悟しなさい♪」
「~~~~~っっっっ!?」
幽香の勝手な理由で再びキスをされた
しかも、今度は舌を入れるというディープな方だ
桜は更に顔を真っ赤にさせて涙目だった
それが何度も続き、最終的に桜が気絶するまで続けたそうな
どうでしたか・・・?
余り上手く表現出来ず申し訳ないです><
この話を書いてる時に・・・幽香の曲を聞きながら書いてましたw
曲名は『いとおしきものに、うつくしきものに』という曲名で
めらみぽっぷさんが歌っている曲です
めらみぽっぷさん最高!
天子の曲の『うつろわざるもの』も歌ってますからね~
是非、聞いてみて下さいな!
でわ、また次回に><




