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東方全愛記  作者: 神夜 晶
呪い編
101/181

第93話 『鵺と桜』

どうも、神夜晶です


今回は、ぬえです


小傘と同じパターンになるかもですが。。。

御了承下さい


ちょっと今回から全愛記の更新ペースを落とそうかなと思います


今までは週2のペースでしたが

週1のペースで書こうかなと思いまして


理由としましては

別の作品も進めていきたいのと

全愛記も、そろそろ物語的に終わりに近づいてますので

そんなに早く、終わりにさせたくないと言いますか

早く終わらせるってどうなのかな?と思いまして


取り敢えず、週1のペースで本文を少し長く書こうかなと思います


そして、他の小説も書いていきますので

更新して欲しい小説がありましたら、言って下さい!書きますので~


でわ、本編どうぞ!

聖が訪れてから数週間が経過した

その間に料理本や小説を読んで過ごしていた

あの夜の事もあるのか、少しだけ元気がないのだが

それは、誰にも悟らせてはいなかった

現在は布団に入り料理本を見ていた



「今日は何にしましょうか」



桜は料理本を見て悩んでいた

そして、少し捲っていくと、ある項目に目が入った

その項目とは……



「鶏そぼろ丼ですか……

こういうのも良いかもしれませんね

今日のお昼は、これにしてみましょう!」



桜は鶏そぼろ丼に決めたようだ

早速、作る為にキッチンへと向かった

材料があるかを確認し、作れる事を確かめて作り始めた



「先ずは鶏そぼろ丼から作っていきましょう」



桜は料理本の通りに作っていった

料理本の通りにと言っても簡単なので、直ぐに出来てしまう

故に桜は鶏そぼろ丼を数十分で完成させた

桜は鶏そぼろ丼を完成させたが、食卓が寂しいので副菜を作る事にした



「何を作りましょうか……」



テーブルの上で料理本を見ながら考えていた

野菜コーナーを見ながら捲っていくと、一つの料理に目を付けた



「大根のサラダですか

こういう作り方もあるのですね

初めて知りました……

これを作ってみましょう」



桜は大根のサラダを作る事にした

本来ならば現代のスライサーと呼ばれる物が必要なのだが

生憎と桜の家には無いのだ

故に桜は……



「えい♪」



“一瞬切り”をした

大根が一瞬にして千切りへと変わった

それから桜は、千切りにした大根にめんつゆとごま油を掛けて混ぜ合わせる

良く混ぜ合わせたら、その上に海苔を掛けて完成だ

簡単で手間が掛かっていないが、こんな簡単でも栄養たっぷりらしい

そして、飲み物を用意して昼食の準備が出来た

桜は出来上がった料理の器をテーブルに置き、自身も座って食べ始めた

しかし、そんな桜に誰かが訪れた

突然に玄関だけが叩かれ、桜は返事をした



「は~い

何方でしょうか……?」



玄関しか叩かれていないので、声を聞いていないのだ

つまり、まだ誰かは分からない

誰が来たのかを考えながら、桜は玄関へと赴いた

桜が玄関へと着き、扉を開けた

其処に居たのは……



「……」



言葉では言い現せない程の恐怖の塊の何かだった

それを見た瞬間に桜は死というものが何かを感じた

しかし、相手は襲ってくる気配が無く、ただ立っているだけ

桜の精神が限界に達したのか、気絶した

それを目の前の何かが支えた

目の前の何かは、桜を家の中にお姫様抱っこで運び込んだ

それから、数十分後に桜は目を覚ました



「此処は……」



「あ、起きた~?」



桜が目を覚ますと見慣れている天井だった

天井を見ていると、視界に誰かが入って来た

その顔は見知った顔で、先の異変の宴会で会った人物だ



「ぬえ……さん?」



「そうだよ~

さっきは、ごめんね?」



そう、封獣ぬえだった

ぬえが何故、此処にいるのか分からないが

桜は、ぬえの謝罪の意味を思い出し背筋が凍る感触に見舞われた



「さっき……っ!?

あ、あれは……ぬえさんが?」



「うん、そうだよ

小傘も驚かしたって言ってたからさ

ちょっとやってみたくなっちゃってね!」



「う……」



「ど、どうしたの?」



桜が先程の恐怖の塊は、ぬえの所為だと知った

怒る……事は出来なかった

というよりも、恐怖で身体が震えていた



「ぁ……ぅ……」



「桜!?

……もしかして、そんなだった?」



ぬえは桜の震えの原因が分かったのか、桜に聞いてみた

桜は何とか首を縦に動かし頷いた

ぬえは「あ~……」とやってしまった感が物凄かった



「本当に……怖かった……んですから……」



「ご、ごめん……」



遂に桜は泣き出してしまった

しかも、大マジ泣きだ

それを見て、ぬえは本当に反省したのか、しょんぼりしていた

桜は何とか身体の震えを我慢しながら、ぬえに話し掛けた



「次は……無しですよ……?」



「うん……もうしないよ」



「分かって……頂けたようで……何よりです……」



桜は段々と落ち着きを取り戻していた

ぬえも桜に寄り添い背中を擦った

数分後に桜は元通りなり、ぬえと共に昼食を食べていた



「これ凄く美味しい!

名前、何だっけ?」



「鶏そぼろ丼ですよ

こういう料理を食べた事はないのですか?」



ぬえが鶏そぼろ丼を食べて、とても喜んでいた

普段は食べた事がないのか、ぬえは鶏そぼろ丼の名前を知らなかった

桜に食べた事がないのかと聞かれると、ぬえは頷きながら答えた



「うん、聖は僧侶だからさ

少し質素な料理しか出ないんだよね」



「そうでしたね

僧侶の方は、そういう食事が基本ですからね

一緒に暮らしていく上では納得するしかないですよ」



「まぁね~」



「ふふ」



そんな会話をしていき、二人は昼食を終えた

桜が食器を洗っている中で、ぬえは考え事をしていた



「(不味いな~……

驚かした事が聖と霊夢にバレたら……軽く死ねるね!

でも、桜なら言わないと思うし

私も口を滑らせなきゃ良い事だよね

うん、何の問題もなし)」



ぬえは自身の危機に晒されている事を考えていた

桜も余程の恐怖を覚悟したが、ぬえは二度としないと誓ったので霊夢に言いはしないだろう

何処からか情報が洩れるか、自身の口から出すかだ

それさえ気を付ければ、何の問題も無かった

故に、余り深く考え込むのを止めた

ぬえが自身の危機の事を考えていると、桜が洗い物を終わらせていた

それから二人は雑談へと入った



「そうなのですか……

名前からして分かっていましたけど

本当に京都で有名な鵺妖怪さんなのですね」



「うん、帝を驚かして面白かったな~」



「あ、あはは……

先程の事は二度としないで下さいね……」



「分かってるよ

私だって命が惜しいもん……」



桜は驚かされたことを、まだ忘れてはいなかった

それも、そうだろう

死を感じた程の幻覚だ

霊夢にボコってもらう程では割りに会わないのだが

それでも、桜は霊夢に報告するとは言わなかった

それが、桜の最大の強みである“優しさ”だ



「それなら良いですが……」



桜は渋々納得したのか、口がヘの字みたいになっていた

話題転換する為にも、ぬえは何かを思い出して話し掛けた



「そう言えばさ、気になってたんだけど」



「何でしょうか?」



「桜って……何かあった?」



「……どうして、そう思うのですか?」



ぬえの質問の意図に深い意味は無かった

しかし、桜は何かを隠しているのか

顔を俯かせながら、ぬえに聞いた

聞かれたぬえは、顎に手を当てて首を傾げていた



「ん~……何かさ

宴会で会った時より元気が無いなって思ってさ」



「……そうですね

少し悩みがありまして

ですが、大丈夫ですよ」



桜は悩みがあると白状した

しかし、大丈夫と笑って答えた

苦笑ではなく、本当の笑顔でだ

それを見て少し怪しいと思ったのか、ぬえは半眼で見つめて本当かどうか聞いた



「本当に~?」



「はい、大丈夫です♪」



桜は笑顔で答えた

ぬえは、その笑顔を見て「大丈夫かな?」と思っていた



「まぁ、大丈夫そうなら良いや」



「はい♪

ふふ、心配して下さって有り難うございます」



「べ、別に……」



「ふふ……♪」



桜はぬえに礼を言うと、ぬえは照れて他の方向を見ていた

それが可愛らしく思ったのか、微笑んでいた

その後も二人は雑談や世間話をしていき、夕方まで時間を忘れて楽しんでいた

夕方になると、ぬえは帰っていった

ぬえが帰り晩御飯の準備を始め、19時くらいに晩御飯を食べた

そして、御飯後に風呂に入った

桜は不意に鏡で自身の身体を見た

鏡の自身を見ると、驚きの光景を目撃した

その光景とは……



「呪いが……少し進行を……」



そう、呪いが異変とは関係なしに進行し始めたのだ

この光景に桜は見覚えがあった

それは母親の呪い進行具合だった

桜は一度、母親に呪いを見せてもらった事があった

その時に偶然ではあったが、数週間で少し呪いが進行しているのを見たのだ

そして、その後に母親は呪いによる効果で死んだ

つまり……桜の終わりが本格的に近づいて来たという事だった



「ふふ……これでは……

ぬえさんに大丈夫と言ったのが嘘になっゃいますね」



桜は微笑みながら泣いていた

口では何とでも言える

しかし、心や頭では理解したくなかった

その後に桜は、泣き止んでから風呂に入った

風呂から出た後は縁側で月を見ながら夜風に少し当たって、その日は眠りについた

どうでしたか・・・?


今回はぬえっちょでした


余りぬえを出し切れてない感じです。。。


最初に出て来た、恐怖の固まりは想像にお任せします!


前書きにも書いてありましたが

呪い関連で終わりに近づいて来ますので

週1ペースになります


でわ、また次回に><

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