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バレンタイン

作者: 六花

この話は実際に私の経験です。

しかし、少しだけ、変えています。


バレンタインそう女の子にとって大事な日。

男の子にとっては…ソワソワな日?


~2月13日バレンタイン前日~

「雪穂は本命渡すの?」

「残念♪いないんだよね~。」

「え~…つまんないの~」


友達にはこう言ったけど…本当はいる。

1組の本多君。

私は3組。体育の時しか一緒に授業を受けられない。

本多君は特別カッコいいって訳じゃない。

いたって普通、だけど…頭が良くて運動神経も抜群なんだよね。

見た目はクールな感じで、近寄りがたい感じだったけど最近発見したのは体育の時間に本多君が無邪気に笑ってる所を。

密かに片想いしてる私は更に好きになった。

でも…話した事なんて2・3回。

全然接点がない。


……む…無理かな…?

実は、去年も本多君の分も作ったけど…渡せなかった。

でも!!今年こそは渡そうって決めてるから頑張ろ♪


~夜~

よし!!完成♪

今年はクッキーを焼いて上にチョコをかけたもの。

で、ラッピングして…と。

明日頑張ろ…(´・ω・`)


~2月14日バレンタイン当日~

あ~来ちゃったよこの日が…。

どうやって渡そう…( ̄▽ ̄;)

ま…先に友達にあげるか♪


「おはよう♪はい!!友チョコ♪」

「ありがとー♪はいうちも!」


そんなやり取りを繰り返して友達にはあげ終わった。後1つ本多君の…。

いつ渡そう…。やっぱ放課後だよね。

うん(`・ω・´)放課後にしよ。


それから、気が付けば放課後になった。

「「さようなら」」

挨拶が終わったらすぐに教室を出た。

だって…皆にばれたくないから…

玄関にはちょうど帰るとこの本多君がいた。


(よし…向こうも一人だ!!)


「本d「雪穂ー!!ちょっと待ってよ~」


運悪く友達がきた…後少しだったのに…


「雪穂どうしたの?」

「ううん!!なんでもない♪」


嘘…なんでもなくない


「あ!!教室に忘れ物した!!とってくるから雪穂待ってて!!」

「あ…うん」


あ…今なら渡せる。

………どうしよう…渡せない…何で?今私達以外誰もいないのに…

でも…渡さなきゃ!!


「本多k「おーい本多!!一緒に帰ろうぜ!!」

「あぁ」


と…友達と帰ってしまった。

…は…あはは…やっぱ私はバカだね…

もたもたしてるから…結局今年も渡せず…

こんなのもう…ヤダよ…


「雪穂ー!!お待たせ~ってマジでどうした!?」

「なんにも♪さ、帰ろ!!」


貴方にあげれなかったクッキー…自分で食べよ…貴方に対するこの想いは…誰にも言えない。



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