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高校生日記  作者: 周防涼白
2012年
42/67

9月 (中旬)

2012/09/10 Mon


って今書いている日は09/13なんですけどね。



さて、テストが返却され始めました。

憂鬱な一週間の幕開けです。


2012/09/11 Tue


今日もテストが返却されました。


2012/09/12 Wed


今日もテストが返却されました。


2012/09/13 Thu


突然ですが、今日僕は盗人になってしまいました。あれは鼻汁が酷く、呼吸も困難な時でした。持参のポケットティッシュは使い切りこれはいかん! と思い立ったところ丁度授業終了の鐘が鳴りました。

慌ててトイレへ駆け込みました。鼻をひとかみ一安心。教室へトイレットペーパーを持ち帰りました。


これは小学校中学校の頃と同じように教わっていたので、高等学校でも大丈夫だろうという、浅はかな思考の所為です。


次の授業が始まると先生から泥棒扱いでしたとさ。なんかストレス溜まりますわ。


常識知らずな僕が悪いのでしょうけど、かなり腹が立ちました。


2012/09/14 Fri


とあるゲームをやっていて思いついた名前。


(こぼれ) (しき)


あだ名はゼロ、ZEKE(ジーク)ですね。ふふ、なんのゲームだか分かりますよね(笑


そんなこんなですわ。


2012/09/15 Sat


今日はなにか行事の所為……おかげで土曜日にも学校で授業があります(ヤケクソ

休日ですよ、休日なのですよ? これは由々しき事態なのですよ……? と思いましたけれど、私立の高等学校では如何なる措置がとられているのかは知りません、ですが、きっと週に六日くらい授業があるのではないでしょうか。

う~む、これが「普通」となってしまっては嫌だなと感じました。ですが、一度『普通』と認識してしまったらなんの違和感も感じえずに過ごすのかなと思いました。

そんなこんな。


2012/09/16 Sun


今日はバドの大会がありました。体調が優れない(言い訳)のと内輪でゴタゴタがありまして(言い訳)結果を残せませんでした。まぁ所詮はこんなものさ。


夜、神社にてお祭りがありました。僕が住む町の、隣街の住人からすると「しょぼい」だの「小さい」だの言われてしまいます。しかし、僕にとってのお祭りはこれが基準でして、あっそ、としか返せませんでした。

故郷のことを褒められると嬉しいように、自分の故郷は大事なところでして、貶されるととても腹が立ちましたね、ほんと。


ま、そんなこんなで夜7時30分。


大会の後一度家へ帰り夕飯を済ませてからの出発。お祭りの終了時刻はたしか、9時でしたのでまだまだ余裕(?)はあります。

チリンチリンと自転車漕いで、十分とたたないうちに到着。近場にあるっていいね。


友達と合流しまして、ぶらぶらと歩きます。「なんか食べたい」と君が言うから奢っちゃると返しました。

あ、男子ですよ。彼女でもなければ女子ですらないのですよ……(遠い目


その男子はちゃらい、と言いますかどちらかと言うとオカマ? よりなんですよ。本人は否定しますけど。

髪は伸ばしていますし、服装も男子が着るような「カッコいい系」ではなく、どちらかと言うと女子っぽいやつなんですよ。


あ、一応書いておきますが、周防涼白というのは本名じゃありませんから。当然ですけど。便宜上? そーゆー風に使っているだけですので、会話はある程度書き換えています。プライバシーとかの問題もありますし。

ニュアンス? だけを伝えるようにしています、って長くなったや。




で、その女子っぽい男子と一緒に歩いていると、


「あれ? スオー、お前彼女いたんだ?」


と何度も言われることになりました。その都度「いや彼女じゃないから、この人、男子だから。そもそも彼女いないから」と説明しなんだか切ない気持ちになりました。


夜九時になりまして、辺りはすっかり真っ暗闇。子どもはもう帰る時間ですので屋台も閉店。

仕方なく僕らは移動することに。


近くにある公園へと移動しベンチ周辺で、ずっと駄弁っていました。

その友達が通う学校の生徒が多くいて、軽くアウェイな感じがしましたが、すぐに仲良くなったのでなにも問題ありません。孤独なんて似合わないのさ僕には(キモッ!


そんなこんなですかね。


2012/09/17 Mon


今日も祭りはあったんですけど、部活後、帰宅するも睡魔には打ち勝てず、就寝。結局、行くことは出来ずに一日が終わりました。

オレ、今日、告白するつもりだったんだけどな(ガチ


2012/09/18 Tue


後の祭り。

結局、僕はなにもすることなくお祭りは終了してしまった。今更悔やんでも意味がない。


なんて、ため息ひとつつきながら。




なんと言いますか、また、とでも言うのでしょうか、五月病のような症状が出てきております。原因はきっとお祭りのことでしょうけれど……(遠い目


毎年九月十月頃になると鬱になるような、自分の中にモヤモヤが溜まり始めます。その苛立ちにも似たものを上手く発散、解消出来ずにやらかしてしまうのです。

去年にもあったような。


自省して自制していないといけないような不安定な状況。


嫌ですわ困りますわ、という最近。


2012/09/19 Wed


席替えをしました。以前は窓から二列目の最前線。先生からのフリがよくあたる場所でした。

「勉強していますか?」という先生の問に対して、「していません」と僕。「どうして勉強しないのですか?」「後で勉強しよう後でしよう……と先送りにしていたからです」「どうしてその時直ぐに勉強しようとは思わなかったのですか?」「その時は面倒だと思ったからです」

etc.etc.

もう堪忍して下さい。僕のライフポイントは原点突き抜け底辺まっしぐらコースでなおも下降していますよ、と叫びたくなる日々でした。



で・す・が!



席替えということでして、ようやく陰鬱な毎日から脱退することが出来ます、僕は自由になれるんだ! と漫画であれば天使がラッパでも吹いている感じです。


くじ引きです。


一瞬、あいつもこいつもあの席をただひとつ……というフレーズが頭をよぎりました(笑

さて、袋の中へと右手を差し入れ、最初に指先へ触れた紙片を抜き取りました。

脳内ではドラムロールが鳴り響き、胸を高鳴せながら開封すると…………数字が書かれていました。


黒板へと目をやり、その数字が指し示す座席の位置は…………窓際最前列。

ん?

もう一度紙切れを確認。黒板へと目をうつす。

窓際最前列。

終わった。てか、横にずれただけやん……(遠い目



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高校生 日記
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