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迦楼羅神将拳

作者: せおぽん

私は、枢木くるるぎくるる。16歳。迦楼羅神将拳の継承者。


迦楼羅神将拳は、か弱い女性を狙う変態痴漢卑劣衆を世から滅殺する為に産まれた暗殺拳よ。


毎日の特訓はツライけど、変態痴漢卑劣衆を撲滅できるならなんの苦もないわ。


「アチョー!、迦楼羅四指裂断手刀!」

振り上げた手刀を、シュンっと振り下ろす。


痴漢の手の平に見立てた、まとめた魚肉ソーセージが4本。ぽとりぽとりと、床に落ちた。


「いやーん! 迦楼羅ハイヒール足親指粉砕落としー!」


ハイヒール術は、高校生の私にはちょっと難しいな。


「やめてー!迦楼羅ごめんなさい十二式の一番! 迦楼羅鼻骨粉砕頭突ー!」


くんっ、と頭を下げた後、膝に溜めを作り一気に床を蹴り上げる。重量150kgのサンドバッグが天井まで跳ね上がり、ぐわんぐわんと揺れた。


やっぱり、私には迦楼羅神将拳は「ごめんなさい十二式」があっていると思う。


「ごめんなさい十二式」の相手を油断させて打つ技は、懲らしめる効果も高い。いづれ十二番の技「迦楼羅下賤玉破裂握撃」も極めたい。


「触るも穢らわしい下賤玉!潰したてまつる。迦楼羅神将拳!ごめんなさい十二式十二番 迦楼羅下賤玉破裂握撃ー♥」


ぱーん!とかしわ手を打つ。


空気が震え、テーブルに置いてあった二つの玉子がかしわ手の音に共鳴しブルブルと震えた。しかし、数秒で玉子の震えは止まってしまう。玉子は僅かにヒビが入っただけだ。


「もう!、また失敗。潰れないや。もっと修行。修行しなくっちゃ」


私は変態痴漢卑劣衆がいなくなるまで戦うと、固く心に誓ったのだ。


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