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第五十九話 実力者達 突破


 第七支部の訓練場はシロエの見事な戦いに審査員である中隊長達は興奮を覚えていた。

 次はD班。

 アモン・レイジがいる班だ。

 今期の次席であるアモンは、訓練場に入った瞬間に一人突撃していた。


「作戦もクソもねーな」


 その様子を見ていたショウはポツリと呟く。


「ただのバカか、それでも突破して見せるのか。

 見ものね」


 エルサも審査員としてアモンを見ていた。


「お、おい!待てよ!!」

 

 アモンに置いてかれた三人は、アモンの後を追いかけていく。


「お前らは勝手についてこい!

 俺が全部ぶっ殺してやるよ!」


 アモンの火力は非常に高く、その威力は確かに群を抜いている。

 アモンが放つ火の温度、その密度の高さがダミーヴォイドの表面を焼いていく。


「う、うわぁー」


 後方から遅れていた三人が残りのダミーヴォイドに狙われている。

 アモンは自分の戦いに集中している。

 連携が取れておらず、前衛一人では捌ききれていない。


 そしてーー


「や、やめろ!こっちへ来るなぁぁぁ!!」


 一瞬アモンの方を見るがアモンはまったくこっちを見ていなかった。

 叫ぶも虚しくダミーヴォイドに吹き飛ばされる。

 たった一人の前衛が崩れ、残り二人も戦闘不能になった。


「ツカサ、ここからどうなると思う?」


 ショウはツカサへ尋ねる。


「これは、難しいんじゃないかな。

 ダミーとは言え、一人で中型一体、小型二体の相手はなかなかだね」


 ほぼ全員が同じように考えていた。


「ちょこまか鬱陶しいんだよ!!」


 アモンは火力を上げ、小型を蹴散らしていく。

 が、アモン自身もシックスセンスの多用と戦いで疲弊してるのが目に見えて取れる。

 残るは中型一体となった。


 アモンはまっすぐ中型を見る。

 そしてアモンの纏う火がここでもう一段上がる。


「ここであげてくんのか」


 ショウの口角が自然と上がる。


「さっきの首席よりも瞬間火力は高い」


 アヤメは冷静に分析している。

 次の瞬間、アモンは一気に踏み込んだ。

 

 ドゴオオオオン!!


 アモンの拳は中型の胸に直撃する。

 その拳に纏われている火がさらに激しさを増す。

 中型のダミーヴォイドは、よろける。

 その隙を逃さずに、火を噴き出しながら、火力を勢いと威力に変え連打を浴びせる。


「これで...終わりだぁぁぁぁ!!」


 アモンはここで最大限の火力を魅せる。


「あいつ、まだあがんのかよ!

 やべーな」


 ショウは興奮して、エルサの肩に手を回して激しく揺らしている。


「ちょっ!」

 エルサは口ではそう言いつつもまんざらでもない表情を見せる。


 ドゴオオオオン!!


 地面が抉れるほどの爆発が起こる。

 爆風が訓練場から外側に向けて吹き抜ける。

 

 ビーーーーー!!

 ここで終了の合図が鳴り響いた。

 爆煙が去った訓練場には倒れた三人の受験者と、ダミーヴォイド。

 そして一人立ち尽くすアモンの姿があるだけだった。





Tips


◆名前

アモン・レイジ


◆性別

男性


◆年齢

18歳



挿絵(By みてみん)

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ハイファンタジー/女主人公/異能/第六感/チート/異能バトル
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