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第二十七話 世界の異変

みなさまあけましておめでとうございます!

今年も小説書いていきます!

2026年始めということで、キャラをたくさん増やしてみました!

ビジュアルと共に本文も楽しんでください♪



 会議室には、ゼノス第七支部の幹部が余すことなく集結していた。

 

 大隊長ゴリアス、その傍らに立つ大隊長補佐サクヤ・フォレス。

 殲滅部隊の各中隊長と副官、防衛部隊の隊長格。

 

 普段なら多少の雑談や軽口が飛び交う場だが、今夜に限ってはそれが一切ない。

 

 空気が、重い。

 

 ただ静かなのではない。

 

 張り詰め、わずかな刺激で破裂しかねない緊張が、会議室全体を覆っていた。

 

 そんな中、殲滅部隊第一部隊中隊長――ショウ・フォレス。

 

 そして、第二部隊中隊長――エルサ・マキア。

 

 二人は並んで壇上へと上がった。

 

 無数の視線が、同時に集まる。

 

 ショウは一歩前に出て、ひと呼吸だけ置いた。

 

 深く吸い、深く吐く。

 

 戦場で何百回と繰り返してきた動作だが、今はその一瞬がやけに長く感じられた。

 

 「……集まってくれてありがとう」

 

 低く、しかしはっきりとした声が会議室に響く。

 

 「俺たち四人は、今日――とんでもないものを見てきた」

 

 ざわり、と空気が揺れる。

 

 「それは、これからの戦い方だけじゃない。

 

 この世界そのものを動かす話になるかもしれない。……心して聞いてくれ」

 

 ショウの表情は硬い。

 

 いつもの軽口も、余裕もない。

 

 その異変だけで、ただ事ではないと理解する者は多かった。

 

 「まず、大きく分けて二点ある」

 

 ショウは指を二本立てる。

 

 「一点目。北部で確認された、今までに例のない規模のヴォイドの群れについてだ」

 

 殲滅部隊第三部隊、防衛部隊の面々が小さく息を呑む。

 

 すでに共有されている情報ではあるが、“改めて語られる”という事実が重い。

 

 「俺とリヴィア、エルサ、レティナの四人で、群れの発生地点まで向かった。……だが、到着した時には」

 

 ショウは一瞬、言葉を切った。

 

 「――一体残らず、殺されていた」

 

 会議室がざわつく。

 

 「しかも、その殺され方が異常だった。

 

 複数人で戦った形跡はない。無駄な足跡も、混戦の跡もなかった」

 

 ショウは、はっきりと言い切る。

 

 「動線は一本。おそらく――一人だ」

 

 どよめきが走る。

 

 「そこに転がっていたヴォイドは、中型が四体、小型が二十体。

 

 ……そして、そのほとんどが“一太刀”だった」

 

 その場にいる誰もが、瞬時に計算する。

 

 数。時間。距離。

 

 それがどれほど現実離れしているかを。

 

 「さらに言えば、断面は恐ろしいほど滑らかだった。

 

 力任せでも、偶然でもない。

 

 そして、俺たちが出発してから到着するまで――せいぜい一時間程度の出来事だ」

 

 沈黙。

 

 理解できないのではない。

 

 理解できてしまうからこそ、言葉を失っている。

 

 「……バケモンみたいに、めちゃくちゃ強いヤツが、一人で二十四体を瞬殺したってことっすか?」

 

 重苦しい空気をぶち破るように、リザが手を挙げて言った。

 

 「あぁ。そういうことだ」

 

 ショウは即答した。

 

 「あんな芸当、たぶん俺にもできない」

 

 その一言が、さらに場を凍らせる。

 

 第七支部最強格の男が、そう断言する意味を、全員が理解していた。

 

 「そして、本題はここからだ」

 ショウの視線が、会議室全体をなぞる。

 

 「それだけの力を持つ存在を、俺たちは必ず見つけなければならない」

 

 「……今後の戦いに、一気に幅が出せる。


 生活圏の拡大だって、夢じゃなくなる」

 

 希望の言葉。

 

 だが、それに即座に水を差す声があった。

 

 「そいつが、敵にならなければ……の話だがな」

 

 ゼファーだった。

 

 「あぁ、その通りだ、師匠」

 

 ショウは頷く。

 

 「だからこそ、まだ“何者でもない”うちにコンタクトを取る。

 

 敵か、味方かを決める前に、俺たちが動く必要がある」

 

 ショウは、もう一度息を整えた。

 

 「……だが、話はここで終わりじゃない」

 

 会議室の空気が、さらに一段重くなる。

 

 「二点目については――エルサから話してもらう」

 

 エルサが一歩前に出る。

 

 その表情は硬く、だが逃げはなかった。

 

 「……私とレティナは、森の中で“それ”と遭遇した」

 

 エルサの声は、冷静を保っている。

 

 「サイズは小型ヴォイド程度。

 

 だが、中型を一撃で仕留めるパワーがあり、小型と同等の俊敏性を持っていた」

 

 「姿は、人型に近い。

 ……だが、問題はそこじゃない」

 

 エルサは、はっきりと言った。

 

 「ヤツは――考えていた」

 

 ざわ、と再び会議室が揺れる。

 

 「進化……しているとでも言うのか」

 

 ルシウス・ガレフが、思わず呟く。

 

 「その通りだ」

 

 エルサは肯定した。

 

 「これまでのヴォイドは、直線的だった。

 

 だが、ヤツは私たちの攻撃を認識し、避け、学習し……次の動きに活かした」

 

 会議室に、不気味な沈黙が落ちる。

 

 「つまり――ヴォイドは、変わり始めている」

 

 ショウが話を引き取る。

 

 「もし進化が始まっているなら、俺たちも順応しなきゃならない」

 

 「……つまり、進化したヴォイドに備えるために、

 “あのバケモン”を仲間にしようってことっすね?」

 

 リザが、再び核心を突いた。

 

 「あぁ。そういうことだ」

 

 ショウは苦笑しつつも頷く。

 

 「俺たちからの報告は以上だ」

 

 壇上を降り、二人は席へ戻る。

 

 静寂の中、サクヤが一歩前に出た。

 

 「――以上を踏まえ、特別部隊を編成する」

 

 彼女の声は冷静だが、覚悟が滲んでいる。

 

 「目的は、ヴォイドを殲滅した存在――仮称“X”の捜索と交渉」

 

 編成メンバーが告げられ、名が呼ばれる。

 

 「ショウ・フォレス中隊長、

 ツカサ・ロートシルト中隊長、

 そして私、サクヤ・フォレス。

 そして各中隊長が一時的に抜けることを

 考慮して副官以外からから一名ずつを

 それぞれに選んでもらう。」

 

 「俺はゴルディックを連れて行こうかな、狙撃でなにかあっても援護出来そうだし」とツカサはサティを指名する。

 

 「それじゃあ....」とショウは全体に目をやるとリザが自分をというように目をキラキラさせながら猛烈にアピールしている。

 

 「じゃあリザ行くか?」とショウが言うと、

 

 「きたああああああ!!おねしゃす!!」と場のシリアスな空気をもろともせずに喜ぶ。

 

 「決まったようだな。では、以上の五人を特別部隊として編成する。

 

 その間第一部隊はクロート副官、第四部隊はウィンダス副官が指揮を取るように」とサクヤは締める。

 

 選抜は即座に決まり、場に迷いはない。

 

 「……以上の五名を、特別部隊とする」

 

 最後に、ゴリアスが立ち上がった。

 

 「いいか。よく聞け」

 

 重い声が、会議室に響く。

 

 「ここにいる全員が、人類の最前線だ。

 希望だ。盾だ。無茶をするなとは言わん。

 だが――まずは生き残れ。

 ここが、お前たちの帰る場所だ」

 

 全員が立ち、敬礼する。

 

 世界は、確かに次の段階へと進み始めていた。

                          


Tips1

キャラクタープロフィール

◆所属:ゼノス第七支部大隊長補佐

◆名前:サクヤ・フォレス

◆性別:女性

◆年齢:34歳

◆身長:170cm

◆武器:シックスセンスを増幅するグローブ

◆シックスセンス:水

◆適合率:45%


挿絵(By みてみん)

                          


Tips2

キャラクタープロフィール

◆所属:ゼノス第七支部殲滅部隊第四部隊中隊長

◆名前:ツカサ・ロートシルト

◆性別:男性

◆年齢:34歳

◆身長:170cm

◆武器:カーボンファイバー製の大弓

◆シックスセンス:風

◆適合率:40%


挿絵(By みてみん)


                          

Tips3

キャラクタープロフィール

◆所属:ゼノス第七支部殲滅部隊第四部隊副官

◆名前:セラフィーナ・ウィンダス

◆性別:女性

◆年齢:25歳

◆身長:160cm

◆武器:シックスセンスの出力を増幅するグローブ

◆シックスセンス:火(熱)

◆適合率:28%


挿絵(By みてみん)


                          

Tips4

キャラクタープロフィール

◆所属:ゼノス第七支部殲滅部隊第五部隊中隊長

◆名前:カシウス・ベルモンド

◆性別:男

◆年齢:秘密

◆身長:186cm

◆武器:鎖鎌

◆シックスセンス:水

◆適合率:26%


挿絵(By みてみん)


                          

Tips5

キャラクタープロフィール

◆所属:ゼノス第七支部殲滅部隊第五部隊副官

◆名前:ミヤビ・オオイノミカド

◆性別:女

◆年齢:28歳

◆身長:163cm

◆武器:鉄扇

◆シックスセンス:火

◆適合率:28%


挿絵(By みてみん)


                          

Tips6

キャラクタープロフィール

◆所属:ゼノス第七支部防衛部隊隊長

◆名前:ローズ・ナックル

◆性別:女性

◆年齢:55歳

◆身長:168cm

◆武器:双剣

◆シックスセンス:無能力者

◆適合率:0%


挿絵(By みてみん)


                          

Tips7

キャラクタープロフィール

◆所属:ゼノス第七支部防衛部隊副隊長

◆名前:ルシウス・ガレフ

◆性別:男性

◆年齢:34歳

◆身長:175cm

◆武器:槍

◆シックスセンス:水

◆適合率:13%


挿絵(By みてみん)


                          

Tips8

キャラクタープロフィール

◆所属:ゼノス第七支部防衛部隊第一部隊小隊長

◆名前:リザ・ドラグニフ

◆性別:女性

◆年齢:23歳

◆身長:165cm

◆武器:巴形薙刀

◆シックスセンス:雷

◆適合率:18%


挿絵(By みてみん)


                          

Tips9

キャラクタープロフィール

◆所属:ゼノス第七支部防衛部隊第二部隊小隊長

◆名前:ルド・フェンダー

◆性別:男

◆年齢:25歳

◆身長:208cm

◆武器:武器にもなる大盾

◆シックスセンス:無能力者

◆適合率:0%


挿絵(By みてみん)


                          

Tips10

キャラクタープロフィール

◆所属:ゼノス第七支部防衛部隊第三部隊小隊長

◆名前:サティ・ゴルディック

◆性別:男性

◆年齢:30歳

◆身長:173cm

◆武器:スナイパーライフル

◆シックスセンス:火

◆適合率:8%


挿絵(By みてみん)


                          

Tips11

キャラクタープロフィール

◆所属:ゼノス第七支部防衛部隊第四部隊小隊長

◆名前:カスミ・セルター

◆性別:女性

◆年齢:28歳

◆身長:156cm

◆武器:改造したランチャー

◆シックスセンス:無能力者

◆適合率:0%


挿絵(By みてみん)


                          

Tips12

キャラクタープロフィール

◆所属:ゼノス第七支部防衛部隊第五部隊小隊長

◆名前:アスカ・フェニス

◆性別:男性

◆年齢:26歳

◆身長:183cm

◆武器:ヌンチャク

◆シックスセンス:無能力者

◆適合率:0%

挿絵(By みてみん)


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