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鏡 Der Spiegel  作者: Siberius
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悪魔の影

葵は自宅に戻ると、一息つくこともなくシャワーを浴びた。

シャワーが葵の心に起こった恐怖を拭い去っていく。

熱いお湯は癒しの雨のようだった。

葵はその後、おふろに入った。

おふろに浸りながら、葵は今日起こったことを振り返っていた。

悪魔の出現、そして本物の天使の出現……

どれも葵を困惑させるものだった。

葵はシベリウス教を信じている。

その中に天使と悪魔がいることも知っている。

しかし、実在の天使に会ったのは初めてだった。

「あの人、スラオシャって言っていたよね?」

葵は自分で自分に問いかける。

葵はお湯の限界までおふろに使った。

葵はスラオシャのことを考える。

ほのかに葵のほおが赤く染まった。

「どうしたんだろう……こんな気持ちは初めて……私は……」

葵がつぶやく。

スラオシャのことを考えると、胸が熱くなる。

「天使、様かあ……もう会えないのかな」

葵は窓を見た。

外ではどうやら雨が降っているようだった。

雨の音が葵の耳に聞こえる。

「今ごろ、あの人は何をしているんだろう……?」

葵は大きなため息をついた。

葵はその後、しばらく湯船につかった後、おふろから上がってパジャマに着替えた。


ホテル・ノイエスト Das Hotel Neuest

スラオシャはチェックインを済ませて自分の部屋に向かった。

エレベーターに乗り、3階にある自室に行く。

スラオシャは自分の部屋に入った。

「雨、か……」

外では雨が降っていた。

それほど強い雨ではなく、弱い雨だった。

「さて、明日はあの子の、葵の学校に行かねばならないな……」

スラオシャはそうつぶやく。

スラオシャは葵がただの悪魔に狙われたとは思っていなかった。

あの悪魔はあるじと言った。

それは明らかに狙いがあって葵を狙ったということだ。

つまり、このまま葵の存在が見逃されることはありえないということだ。

「より上位の悪魔が葵を狙っている……それが何者かわかるまでは葵の近くにいたほうがよさそうだな……」

スラオシャは一人、鋭利な視線を葵の学校があるほうに向けた。

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