3/3
2人だけの世界
私たちは、家を出、学校に向かった。
私と瑠希は同じ学校で、同じクラス。私たちはお互いがいればそれでよかった。
だから、全てを瑠希と同じにした。
「結衣〜、学校いきたくなぁい、、俺、結衣と家であそんでいたぁーーい!」
「学校ついたよ。」
「………はい。」
私たちは学校につくと、もう話さなくなった。
いや、心の中では話している。2人は学校の中ではテレパシーを使って話していた。
(瑠希、今日は早く帰りたいんだけど?)
(俺も帰りたいけど、放課後先生に呼ばれてるから先に帰る?)
(ううん、瑠希待つよ。)
(ん、なるだけはやくするね?ありがと結衣)
私たちは、2人だけでずっと話しながら教室まで行った。
周りからは、あまり、いい目では見られていない。それは、私も瑠希もわかっていた。でも、私たちは周りなんてどうでもよかった。
私は瑠希がいれば、
瑠希は私がいれば、
その他なんてどうでもよかった。
私たちはの世界では、私たちか、それ以外だった。そう、それは、今も、昔も──────