はち! 華純
喜ぶ女の子っていいですよね
「何か言う事は」
「ごめんなさい……」
良彦さん達の家に担ぎ込まれ、良彦さん達は今台所で赤飯がベースのお昼ご飯を作っている。
ロイとボスは部屋の端っこでなぜか寝ている。
この空間には俺と三武しかいない、三武は今は下を向いてビクビクしてる、縮こまった小動物みたいで以外と可愛い。
まあそれは置いといて。
「何であんな事言ったんだ?」
怒ってはいない、ただなんであんな事を言ったかが気になる。
ぽん、と三武の肩に手を置く。すっごい勢いで肩が跳ねるのが分かった。
「怒ってないから、何でか教えて」
「ほんと……?」
「本当だ」
三武と少し距離を取り向き直る。
恐る恐るといった風に三武が顔を上げる。
「ほんの出来心でした……」
出来心て……何のだよ。
「だって……嫌じゃないって言ったから……良いかなって……」
声が小さくてだってしか聞き取れなかった。
「今なんて言った?」
聞き返そうとしたその時、ガラッと襖が開く。
「お昼ご飯、出来たぞう。ちょっと待ってろ、直ぐ盛り付けて、直ぐ持ってくる」
そう言って良彦さんは顔を引っ込めた。
「取り敢えず誤解を解くからな」
「えっ……嫌だ」
「嫌なのか……?」
「うん……」
いよいよ本当に何がしたいのか分からない。
三武がゆっくりと、静かに口を開いた。
「条件があります……」
この期に及んで何だ条件って、三武がまいた種だろ。だがそろそろ良彦さん達が盛り付けを終え戻ってきてしまう。
「何、条件って……」
「名前で……呼んでくれませんか……?」
「え?」
「華純って……呼んでくれませんか……?」
その目は、そう呼ばないと誤解はかないから!とでも言いたいかの様に爛々と輝いている。
「……分かった」
「ほんと!ありがとう!」
もうなんか良いや……三武喜んでるし……。
1000文字届かないのは短すぎたか……。
反省してます。