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ある、どこかの話
初作品です。とりあえず不定期投稿とさせて頂きます。
先行きは未定…。
そこは森の外れ、街道の上。
「まちやがれ!」
みすぼらしい格好の男達が各々武器をちらつかせながら現れる。
前後に3~4人ずつ、木の上にも隠れているようだ。
「たった一人でここを通るたぁ、度胸だけは認めてやらぁ。」
言われた者は反応しない。
「声も出ねぇか?…ただの馬鹿か。」
囲まれた者が軽く右手を挙げると、微かに風が吹き囲んでいた男達は崩れ落ちる。
「…。」
そのまま、何もなかったように街道の先に影は消えていった…。