表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

第四話

四、

 その日早朝から信長さまはご不在でした。私はいつものことですし、ここ数日は晴天なのできっと領地まわりか、鷹狩りにでもいかれているのかと思ってました。……もしくは銃を見にいってるか。


 銃、そうです。ぽるとがる、という異国からもちこまれた銃という武器のことです。それは私が見慣れていた刀剣とはまた違った武器で、遠く離れた敵でもバンと鉛玉を遠くまで飛ばせるといいます。敵はその鉛玉に当たると矢が当たるよりも深く怪我をして倒れてしまうそうです。そして倒れてしまったらすぐに死んでしまうとも聞きました。

 信長さまはその銃、というものを何丁か持っておられました。私の父上でさえも当時は持っていなかったものをこともなげに部屋に置いて銃をみがいたりしていました。

 時には数日かけて遠く離れた近江坂田の国友村や堺まで銃器を作ったり売ったりしているところをわざわざ見に行ったといいます。信長さまは常々こうも私にいいました。

「帰蝶、銃の威力を見れば見るほどいずれ、刀剣や弓矢がいらない時代がくると確信する。天下を取ろうと思うならば常に新しい武器に関する情報を手に入れていないといけない」

 そういう信長さまですもの、私は数日彼の姿を見ずともきっとどこかへ偵察にいかれていると思っていました。行く前には告げなくとも帰還すると必ず言った場所を私に後で教えてくれるからきっと今度もそうだと思ってました。

 あれはまだ少し庭先に雪が残っていた春先だったと思います。私はイネとふきのとうを館の裏庭に探しに行き、二つ三つ採ってきて「これは初物はつものじゃから」 と小さな皿に入れて神棚にお供えしていました。

 神棚に手を会わせて拝んでいますと、大広間の方からざわざわと下目の声が「若殿さまのお帰りじゃ」「信長さまのお帰りじゃ」 と複数の声が聞こえてきます。

 そのものの言い方が尋常ではなかったので私とイネは顔を見合わせました。

 どういうわけか、ぱちぱち、という拍手まで聞こえてきます。

「よい、よい」

 信長さまの声もしました。信長さまのお声はわりと甲高いので、館にいらっしゃるとよく響くのです。 こっちへ向かってくる足音がします。

 そう、遠出されると信長さまは裏から入りまず足を洗われるのです。それから私のいる居室へまっすぐにやってこられるのです。義父上や義母上のもとには決して挨拶はされませんでした。私のところは信長さまのところなのです。

 その日は少し部屋を散らかしてしまっていたのでイネに手早く片付けさせました。私は心はずんで敷物の上にきちんと正座して待ちました。イネは心得たものでいつものように退出しました。ところがイネは間に合わず信長さまと鉢合わせしてしまったようなのです。しまった、遅かったのだわ、イネがまた怒られてしまう、と心配しましたが「んまああーっ」 イネの素っ頓狂な声に驚きました。


 信長さまの声が聞こえてきました。なんだかいらいらしているご様子です。

「イネ、またお前か、いいからじろじろ見ないでさっさと出ていけ」

 頭を下げて迎えた私も信長さまを見て驚きました。声を聞かねばまるで別人が部屋に入ってきたのかとおもうぐらい見違えていました。

 信長さまはきちんとした正装をなさっておいでだったのです。いつもは髪はのばし放題の総髪で寒い季節以外は単衣一枚ですませ、どうかすると泥だらけでも平気で館に出入りするような人なのに。

 この日に限って信長さまは髪をまとめて高く結い上げ、小袖をまとった上に肩衣をつけていました。下は袴です。色合いは黒と紺でやや年寄りめいた地味な感じでしたがもともと上背もある人なので威風堂々としてみえて、これがあの信長さま、私の信長さまかと思ってびっくりいたしました。

 私と信長さまと二人きりになると、信長さまは苦笑して「そなたも私を見間違えるか」 と言いました。私は何も言わず微笑しました。それが気にいったのでしょう。

 信長さまはいつものように私のそば近くまでよって私の髪をすきました。

「今日、美濃に行った」

「え、」

「斎藤に会ってきた」

「じゃあ、父上と」

「そうじゃ」

 信長さまの手がとまりました。そして私をじっと見つめました。

「斎藤道三は元気な人だった」

「さようでございますか、父上はお元気でしたか」

「そうだ、とても元気だ」

「ようございました」

「であるか」

「ええ」

 あとから聞いたところによると美濃の斎藤家に参ったのも「あいさつ」 と称していきなりだったそうです。付き添いも下目の年若い小姓三、四人程度だったとか。 

 さすがに家老平手にだけは相談したようで、平手はこの時こそ、とばかりお衣装だけはきちんとしてください。先様には単衣では無礼にあたります。そなたは尾張の織田家の嫡男でいらっしゃいます、と説得したようです。

 衣装も借り物で平手のものを拝借したとか。道理で年寄りじみた色合いでしたが、それがかえってよかったのかもしれません。威厳が出てきたのです。そう、元々信長さまはとても見目よい方なのです。土田御前ごひいきの信勝さまなんか比べ物になりませぬ。本当にこういう人だったのだ、と見直しました。人の上に立つ人、天下人。そのくらい、とてもきりりとして凛々しくみえたのです。

 信長さまはああいう人でしたから、どこへ行ってきたと私に告げても肝心なことは言わないところがありました。美濃の父上の面会もそうでした。ですが後年、実家の父上や母上が亡くなりそして信長さまもあのような死を遂げてから、私はその時の様子を聞く機会がありました。

 聞かせてくれたのは当時斎藤の実家にいた門番をしていた下武士です。斎藤家が壊滅しても不思議と強運で、豊臣家次いでこの徳川家の時代になってもしぶとく生き残り、遠く離れた京の公家でも門番として仕えていた老人です。美濃の斎藤道三の娘、織田信長公の正妻が老尼となってこのさみしい東屋で余生を送っているのを伝え聞いて訪問してくれたのです。

 話を戻しましょう……美濃の父上、斎藤道三も広間に通して信長さまを迎えたそうです。双方初対面でした。信長さまの方から正装で自分から挨拶したそうです。それから無言でじっと父上を見つめられたとか。

 父上が「われが美濃の斎藤道三なり」 と申しても信長さまは無言だった。それからいつもの口癖で「であるか」 とぼそっとつぶやいたそうです。その間も視線をはずさなかったそうです。斎藤の父上も人をみますから、お互い目の中をのぞきこんだということでしょうか。二人の話がはずんだ、ということはなかったようです。

 平手などの重臣も連れていってれば話はまた変わったかもしれませんが、正式な訪問ではなかったからこそ、かえって本音を探り合えたかもしれません。最後には茶菓もだされてややくだけた雰囲気も見受けられたようです。訪問自体短く信長さまはすぐに辞したそうですが、斎藤の父上は門前まで帰りゆく信長さまを見送った後、私の兄上や家臣に向かって、「あやつのどこが尾張の大うつけなんじゃ」 と言ったそうです。それから言葉を重ねました。

「ああいう男は見たことがない、他人にどう思われようが平気な男なんだ。人間はうわべだけでは判断できぬ、あやつはうつけに見せかけた天才だ。私も私の息子たちも、みんないずれあやつの配下になるであろう。私は娘の帰蝶をあやつにやったが私の眼に狂いはなかった。帰蝶が早くあやつの子を生んでくれればよいが」


 私が信長さまの子を生む……父のその願いはかなえられずそれを思うと私は老婆となった今でも申し訳ない気持ちでいっぱいです。私は生涯、子を生むことはできませんでした。

 あれほど信長さまにかわいがっていただきながら、私は子を生むことができなかったのです。私と信長さまの間に子があれば事態は変わっていたかも、そう思うことが次々出てきました。


 ……あれはちょうど雛の節句だったと思います。信長さまの父上、つまり私の義父上の織田信秀さまが亡くなられました。享年四十一歳でまだまだこれからという時期でした。当時は三河の今川家とにらみ合っている状態で信秀さまは、三河の脅威に備えるために末森城を作られたのです。そこで急死されました。

 死因は不明ですが末森で出された食事をした直後に気分の悪さを訴えられたそうで、そのあと亡くなられました。ですので、毒殺の疑いもありましたが、結局のところはよくわかりません。信秀さま急死の報告を受け、私どもは当然喪に服します。

 ですが肝心の嫡男である信長さまは一番にその報を受けたはずなのに、またもや行方不明になりました。館にいたはずなのに、どこをさがしてもいないのです。馬がなくなっていたので、たぶん外にでかけたのであろうという家臣たちの報告で私もまた唖然としました。

 土田御前は信秀さまの急死と信長さまご不在の報で家老たちの前で「殿が亡くなったというのに、このザマはなんじゃ! あやつは廃嫡じゃ、今すぐこの信勝を後継ぎにせよ」 と怒鳴りちらしたそうです。

 信秀さま急死の知らせは近辺の大名たちにすぐに伝令がいったはずです。私の実家の美濃の斎藤家とは私が嫁いだことで一応和睦にはなっていますものの、まわりは今川家はじめ予断を許せない状態です。こういう大事な時に廃嫡を持ち出すなんて土田御前はなんと空気の読めない人でしょうか、お家騒動がわかれば織田家に弱みありとわかるではないですか。平手はじめ家老たちは土田御前をなだめるのに必死でした。怒り狂っていた土田御前は平手に向かってかなりひどいことを言ったようです。

「平手ッ、そなたに信長の養育をまかせたのはこちらの間違いであった。われは亡きお館さまに言われて仕方なしに最初の子、信長をそなたに預けたのに。今後この尾張を治めていくのに、葬儀にも出れないあの吉法師のぶながにまかせられるかえ。お前がこの織田家の嫡男にふさわしい行動もとれぬ男に育てたのだぞえ、家臣の分際でよくも織田家に恥をかかせたな。この不忠義ものが、お前なぞ吉法師のぶながともどもどこか遠くの地にひっこむがよいわ」

 平手には筆頭家老としての葬儀の準備の陣頭指揮もとってもらわねばいけないのに、土田御前は彼を離さずついには責任をとって腹を切って死んでしまえと怒りの言葉を吐いたりしたそうです。用意された喪服も着ず髪をふり乱したままの姿で土田御前は、平伏している平手を罵り続けます。誰もなだめることはかなわず、ついに次男の信勝さまが一喝しました。

「母上いい加減にしてください。平手がいないとそれこそ葬儀が整わないではないか。父上の葬儀がきちんとできねば、それこそ織田家の名折れになるではないか、しっかりしてください」

 土田御前は家臣を前にしてまさか大人しい信勝さまにどなられると思わなかったらしく、しばらくじっと黙っていたかと思うと、うーっと泣き出し今度は「私の気持ちなぞ誰もわかってくれぬわ」 と奥の居室にこもったまま出てこなくなりました。


 尾張を治めていたこの義父上の織田信秀さまの急死は私たちにとっても大きな驚きでした。三河との境界に一番近い末森城にはもしかしてあちらのしのびにでも入り込まれて命を狙われたとしても不思議ではありません。ですので毒殺と一時騒がれたのも無理はありません。本当にこんなときに信長さまはどうなさったのでしょう。どこへ行ってしまわれたのでしょう。みんな信長さまには織田家の嫡男としてきちんと葬儀にでてもらわないと困りますので必死にさがしました。

 いつもは外の警備に携わっていて顔をあわせることのない表の武士たちからも真剣な顔で「帰蝶さま、どこぞにお心当たりはございませぬか? 少しでもあるのでしたらぜひ教えてください」 とも問われまして私も困りいりました。

 結局のところ、信長さまは父上にあたる織田信秀の葬儀には途中で顔を出しました。途中と申しますのは寺の僧侶たちが読経をあげている最中にかしこまって座っている家臣たちの間をぬって、入ってきたのです。

 しかも身なりは喪服ではなく、そこいらの下郎以下の粗末な服装で泥だらけでした。足も裸足でした。帯刀すらしていない状況でした。一時は身なりもきちんと整えて過ごされていたのに、後に戻ってしまったかのようでした。それでも信長さまが堂に入るとみんな平伏して迎えました。

 土田御前がすっくと立ち上がり「吉法師っ」 と叫びました。きっと喪服も着ないで今頃やってきたことをとがめようとしたのでしょう。信勝さまがあわてて土田御前のすそをつかんだのを目のはしにとめつつ、私は信長さまを迎えました。僧侶たちのお経もぴたっと止まり、堂内はしずまりかえりました。

 信長さまが何をするのかとみんな目をこらして注目したのです。平手だけは立ちあがって信長さまをなだめようと腕にさわったのですが、信長さまは平手をふりきり「黙ってそこで座ってろ」 と言いました。

 信長さまは最初みなの顔をみませんでした。堂内の権現を眺めているようでしたが、手がぶるぶると震えています。これは何か気が高ぶっているということでした。さすがに父上である信秀さまの急死は打撃だったはずです。しばらくじっとしていましたが、いきなり堂内に参列している家臣どもの顔を一人一人眺めました。端から端まで順番に。立ったまま黙ってじっと。家臣どもは信長さまと目があうと平伏するか目を伏せました。信長さまは一通り見まわすと言葉を発しました。

「お前らは父上の死をどう思ってる? この織田家をどう思ってる? 私は知っているぞ。今、ここに集うものどもは皆くだらぬ人間じゃ。名ばかりの織田家宗家なりといばるそこのお前、信勝について家中で勢力をえようとしている小心者のお前ら一族、復権を狙うそこの狸……」

 信長さまは言葉を絞り出すように低い声で家臣たちを罵りました。それからはまた目を閉じて無言になりました。

 なんという異様な光景でしょう。喪主たる嫡男が泥のついた衣類をきて仁王立ちになり、黒の喪服を着こんだ家臣が平伏して無言ではいつくばっているのです。私ははらはらして見ていました。誰も何も言いませんでした。私もまた何もしゃべりませんでした。

 信長さまはかっと目を大きく見開くと、位牌にちかよりそこにある香炉をもちあげ叫びました。

「見たか、父上! 尾張の国を一歩でればまわりは敵ばかり。なのにこの織田家の家中は阿呆あほうばかり。そう、そなたの死に集うものはみな小心者の阿呆なり、そいつらの腹黒さでは御仏ですら呆れられるだろう、そして私のまわりのものもまた阿呆ばかり。

 嫡男の私を疎む恥さらしの母上、

 兄をないがしろにする信勝たち、

 子を生まぬ美濃の姫、

 父上はこの一生、一体何をしたかったのか、私にはわからぬ、わからぬぞお、だから私からは父上、私は私らしくこうやって香を献上するぞ」

 いうなり香炉を位牌にぶつけました。香炉は床に転がり香の灰が全部ぶちまけられました。煙がもうもうと白くあがり、僧侶の黒染めが白くなりました。

 信長さまの顔は青白くぶるぶると震えていました。ですが私は見ました。信長さまの目じりに涙が浮かんでいるのを。泣いておられたのです、あの信長さまが泣いておいででした。一瞬私と視線がからみあいました。ですがほんとうに一瞬のことで、信長さまはぱっと身を翻しお堂を去って行きました。

 よくいえば信長さまはそうやって信長さまなりの信秀さまへの焼香をしたということでしょうか。ですが土田御膳や罵られた信勝さま側の家臣にとっては葬儀をめちゃくちゃにしにきたとしか思えなかったでしょう。

 私は信長さまの発した言葉のうち、「子を生まぬ美濃の女」 と言われたことに傷付きました。確かに真実ではありましたが、かような言葉は聞きたくありませんでした。それでもその場で私は一言も何もしゃべりませんでした。


 葬儀の数日後、平手は自害しました。責任をとったとも、言われています。とても残念でした。その時も信長さまは館にはいらっしゃいませんでした。こういう時にこそ織田家の陣頭にいてほしかったと思いますが信長さまの考えはまるでちがっていました。

 信秀さまのご葬儀があってからこっち、織田家には不穏な空気が漂っていました。不穏……そうです。嫡男の信長さまと次男の信勝さま。ご次男の信勝さまは、信秀さまなきあとすぐに末森城に籠りました。

 信勝さまには実の母たる土田御前がついています。そして気性が荒いとされる信長さまを嫌う家臣どもも。養育係の平手を無理やり自害させた、殺したというおひれまでついて、下っ端の家臣どもまで織田家は信勝さまが継ぐべきと声高にいう始末です。そのうえ、元々信秀さまが仕えていた宗家の織田信友さままでが嫡男の信長さまをさしおいて信勝を後継ぎにせよといってきました。あろうことか亡き義父上が大切にしていた官名の「弾正忠」 を名乗らせました。この宗家一族の態度は多くの家来を惑わせま、かつ信長さまを軽んじて信勝さま優位にさせたと思います。

 一方信長さまは私を連れて那古屋城に入りました。なので実の兄弟でいながら織田家は完全に二分断されました。信長さまには叔父上の信光さまがついていましたが、彼は信長さまの天性の天下人としての気性をよく見抜き長年よき助言をしてくれた人でした。ですが家臣の多くが織田家の後継ぎは信勝さまへと思っているのです。信長さまの味方は本当に少なかったです。

 それでもこの状態に信長さまはまったく頓着しませんでした。平気な顔でいつものとおり領地周りをしたりしています。正直亡き信秀さまの葬儀でのふるまいとその後も変わらぬ生活態度に失望した家臣も多かったでしょう。

 信長さまはどこへ行くにせよ城に帰ってくると私の部屋で眠りました。私は信長さまの正妻であるからそれは当然です。まわりは敵、という体制で私にだけは気を許していただいている、そういう自負もありました。私はあの葬儀で子を生まぬ美濃の女、と称されて一時は死にたいぐらい悲しかったのです。「美濃の女」 という言い方、「それに子を生まぬ」 がつけられます。

 下目のものに泣き顔は見せられませんから私はぎゅっと下腹に力を入れて、黙って座っていることしかできませんでした。お腹の中心に何やら黒いものがとぐろを巻いてそれがのど元まであがってくる感覚がします。この状態が信長さまの心が私から完全に離れるまでずっと続きました。

「子を生まぬ」

 こればかりは本当のことで、言われてもしかたがありませぬ。もうなるようにしかなりませぬ。いずれは信長さまに妾をすすめその子ができたら養子にするという手もあります。

 子ができないのを認めるのは本当につらく悲しかったのですが、織田家の存続を考え妾の件は折りをみてすすめよう、と思っていました。そう私も織田家の嫡男は信長さましかいないと信じていました。それは当然そのとおりだったのです。そう考えるのは当たり前です。ですからそのようになったのも当たり前なのです。








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ