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序章

 俺の名前は城崎凛人(しろさきりんと)魔法戦闘軍校まほうせんとうぐんこう高等部二年生

 普通なら、友達と馬鹿なことをしたり、受験で必死になったりしているごろだが、軍人の家系で生まれた俺は当然、軍人の学校に入学させられ、そういう青春らしい行為は俺に縁がないのだ。

 とはいえ、元々俺は軍人になること自体に反感がないし、剣のすじもいいから、戦場に出ても、それなりの戦果を挙げられると自負していた。

 そう。魔法さえなければ、そのはずだった。


 

 今、この何の障害物もない一面の野原のような闘技場の中にあるのは、ただ二人が戦っていること。もしくはただ一人がもう一人に追い詰められていることしか何もなかった。

 生憎、その追い詰められているやつは俺のことだ。


 火の玉がまた俺にかかって来る。俺は必死で横に転がって、何とか避けたけど、俺の無力さを(あざけ)っているような笑え声と爆発音は避けられなくて、喧しいなぁ。

 観戦席は一階上にあるから、話の内容までは聞こえないけど、ちょっとむかつく。

 「くそ!これじゃ(らち)が明かないぞ!」

 文句を言いつけるような口ぶりで言いつつ、次の魔法がもうやって来る。

 

 この人の魔法は威力が足りないものの、詠唱抜きで出せるので、簡単に接近できない。元々は彼の魔力が尽きた後、接近戦で勝つつもりだが、俺の体力の方が先に尽きそうになるみたいだ。

 地面が多くの魔法に打ったれたせいで、もうあっちこっち穴があいている。走るだけで余計に体に負担をかけるのだ。

 

 このまま突っ込むしかないのか?

 焦った俺は何も考えずに、すぐあいつのことを気が済むまで殴るという気持ちで跳びだしたいところだが、この距離からだと、彼強力な魔法を放つ猶予を与えてしまう。

 それでも、魔法を使わない俺が勝つためには、接近するほかない。何より...

 

 「このまま終わりだなんて耐えられるもんか!」

 

 俺がそう叫んだ直後、眩しくて、赤い光が彼の手に集まっている。

 もうのんびりに作戦を立てる暇がない!黙念していた数秒間で彼に詠唱時間を与えてしまった。

 

 「なら止めて見せろよ、城崎(しろさき)()らえたまえ、火の砕星(メテオ シャワー)!!」

 そう叫んだとたんに、火の玉が雨のように隙間(すきま)もなく打ってきた。でも、その(わざ)はもう敵の調査の段階で見極めた。

 「正に情報収集が大事ってことだぜ。」

 先に相手の得意技を調べおいてよかったと思いながら、俺は右でも、左でもなく、動かなかった振りをして、数歩後ろへ下がった。

 すると、数秒前俺が立っていた場所は火の雨に襲われて、穴をあけた。塵が飛び散って、(かすみ)が視界を遮っている。

 

 以前、どこかの本で見たある言葉がまだ見覚えがある。自分の勝利を確信した瞬間に、人は気が緩んで、隙を見せられるという。

 俺は彼が油断してることに祈りつつ、足に力を入れて、前のめりに風に乗って、まっすぐに(かすみ)の向こうに走り翔けた。

 「何!?」

 倒れているはずの敵が急に突っ込んできたから、彼は驚いている。

 

 よし!計画通りにうまくいったようだ。

 

 でも、その驚きは一瞬しか見せられなかった。

 さすがは二年生、冷静を取り戻すのに瞬きする間すらなかった。彼はまるでジャベリンを投げるような(かま)えをして、すぐに詠唱を始める。

 

 「炎竜の焔よ!我が魔槍(まそう)になり、(われ)の前に立つ者を焼き潰せ!炎華槍(えんかそう)!!」


 放たれたでかい火の波は地面すら引き裂いて、コンクリートで作った道の破片が火の波に巻き込まれ、怒涛な勢いで飛んできた。

 広範囲中級魔法炎華槍(えんかそう)、一直線の目標を焼き潰せる高威力な魔法に加えて、範囲も広くて,避け難いので、かなり優秀な魔法だ。

 走るだけで回避するのが不可能だが

 「それも前の戦いで見たよ!!」

 彼なら、きっとこの魔法を放つと予想していた俺は全力で右前にあるでかい穴に飛び込んだ。

 その穴は戦いが始まった瞬間にもらったご挨拶の花火によって作られたものだ。ありがたく頂戴しないと失礼だろ。

 

 「馬鹿な!?あの穴って、まさか...」

 「話の途中で済まないが、剣で話し合おうぜ!」

 俺は喉を壊すぐらいの大声で叫びながら、鞘を払った。

 「チッ..」

 

 接近戦に変えた以上、この学園に剣術で俺に勝てる者はいない。さっき食わた屈辱は今たっぷり返してやる!そして今度こそ今年の初勝利を取る!

 前半戦で逃げることしかできなかったことで、ようやく勝機を見つけて興奮している俺に、彼は慌てて短刀を抜いて俺を刺そうとしたが、動きが単純過ぎる。

 俺は瞬時に屈んで、そして、仰向けに飛び起きながら、剣を横から振り出そうとした。

 でも、目の前は黄色な光が彼の両手に集まってある。

 「嘘...短刀はどこに..」

 「捨てたよ。そんなもんでお前に勝てるとは最初から思ってねぇよ!」

 「しまっ..」

 見たことのない構えに、俺は危険を感じてすぐに防御の態勢に取ろうとしたが..

 「貫け!電光(でんこう)!」

 言うが早いか、雷の槍は腹を突き通った。

 血が服に滲んで、ポタポタと地面に落ちてゆく。

 

 刺された時は電流と槍の感触が痛くて、吐きそうに気持ち悪いげど、そんな傷は大したことじゃない。しかし、全身が痺れていて,動けない状態になってしまった。

 「見たことのない魔法だ...これはいったいなんなんだよ!?」

 「予習をしたのはお前だけじゃないということさ。」

 そして目の前の彼はまたジャベリンを投げるような態勢になっている。今度は避ける方法がもうないのだ。したがって...

 「そこまで!勝者、水無瀬(みなせ)!」

 どうやら、俺の初勝利はまだ当分先のことだ。と思いつつ、ばったりと倒れた。

 

 

 

 


 

 

 



 

 

 





 

 皆さん初めまして,㋹夢です。初めて自分で小説を書こうと思って、そして初めて書こうとしました。最初に言わなければいけないけど、私は日本人じゃないので、違った表現を使ってしまったことや、書くスピードがとても遅いこともあるかもしれないけど、それをかきながら改善しようと思っております。皆様はもしアドバイスとか、「ここの表現、こう使った方がよくなる。」とかのコメントをどうぞ遠慮なくいてください!

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