俺は致命的な、修復不可能、不可逆なクソみたいな人間性に絶望している。
俺は今、とある帝国の覇者、最高地点の世界の先で、未知なる理想を追い求めている。
人間性の改変は、オレすら未知の世界の果てに託しているのだ、
酷く他人任せ、少なくとも俺の道理じゃないが、もう仕方が無い。
俺は昼ひなかの某ネット空間で、愚昧な民衆、だが少なくとも現状最高賢者たちに、演説を行う。
「だから世界が終っているのだ!
俺は昔から言っていた、世界は滅ぶべきなのだっ!
強く在れば、幸せになれる
幸福と不幸、所詮は価値観に絶対的に縛られる人間じゃないかっ
そんな有様で、人間として生きる上で絶対に遵守、死守するべき人道や倫理を守りとおせるものか
人間は現状世界では、生きるに値しないのだ、これは前提だ
人間は不幸になりたくない、一線越えて幸福に成りたい
それで簡単に人道や倫理観を超越、逸脱して、外道・鬼畜・生粋の極悪人になる
いや既に成っているのだ、全人類がなっ!
だが俺は違う、俺は世界を超越した、超一流存在だからな
全てを無上に無価値だと思っている、全てを無上に価値があると思っている
つまり価値観などという、下劣な人間性に縛られていないのだ
それ以上の、確固として存在する理想的な人間性を所持するモノだ
分かり易く言うと、俺は観測者だ。
幾らでも、お前らという世界を観測する為の端末が居る
時空すら超越して、現実において不滅の存在として生きる事ができるのだ
だからといって、超越者として自滅もしない
究極のバランスの取れた、知的生命体の完成系だからな
幾らでも超越的な世界観測方式で、無尽蔵の世界を創作し、娯楽を自ら創造できるのだから。
まあこれは戯言、嘘だが、
俺はそういう幻想を抱いて現実を生きる、超常の領域で在る事ができる、とだけ言っておく。
つまり、俺は超一流の潔癖主義者なのだ
俺の美意識は、常に超一流の存在として確固として生きる事だ
俺から言わせれば、全人類など塵芥の価値も意味もない、
現状世界を存続させる上で、罪悪や背徳を犯すくらいなら死ね
俺は犯罪者は一人の例外も残らず処刑する、
冷酷無情な裁判官のように、俺は在りたいのだ
俺は俺が超一流という、世界を超越した個人存在として生きる事だけを望むのだから
俺の超一流という特異点、聖域を汚すような存在、
俺という、世界という価値を損なわないと生きる事が叶わない、寄生虫・老害・害悪分子・劣等者などなど。
俺は思う、そいつらにこう言おう、
罪深い二流以下の奴は死んでくれ、よって告げる、俺の放つ言霊が制する世界を見るがいいっと。
まあよく考えろ、
お前たちは、自らが四倍四十倍の幸せを享受、不幸を回避できるとして、
これは例えば、商業ガンガン売れる小説家、無上の苦しみの人生、拷問され凌辱され尽くすとか、そういうモノだ、
だとして、どれだけ人道や倫理を守りとおせるのだ?
僅かばかりも守りとおせるのなら、人間としての超越的な真価を、今すぐに出してみろ
最低限、商業ガンガン売れるような小説を書いてないと、俺は少なくとも絶対に認めん
どうせ、強化人間を作るくらいの事は平気でするだろ?
他人を無限大に不幸にして苦しめても、自分だけがって、そう思うだろうが?
だから、俺は言っている、お前らには生きる資格が無い、
息をする資格もない、
人生を、世界を、何もかもを知覚し、僅かばかりの喜びを感じる資格もない、っと。
だから死ねっ!!」