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95話 ずるいし

トンネルの下の方に丸玉を並べたら、オバケトンネルになった。


暗闇で下からライトアップするとなるよね〜。

私、知ってたわ!


まあ、足元もしっかり照らしたいし、後で余裕ができたら床から2ミートルのところにも丸玉を設置したいと思います。


ブレンダたちに、箱車で移動する以外にも、歩いて通りたいって言われたんだけど、危ない気がする。

柵で囲えば大丈夫かなあ?

そうするともう少しトンネルの幅がいるよね。


ゴンたちがいた部屋?も通過して、もう少しで貫通すると思う。

ゴンたちがいた部屋は硬くて、人の手では割ることができなかったんだよ。

ゴンがいてよかったね。


掘り進めると、このトンネルは2キリミートルちょっとくらいあったみたい。


「あ!トーンマいた!」

ぶんぶん手を振ると!気づいてくれた。

「つながりましたね〜」

「ゴンのおかげで両方から掘り進めても、すれ違わないですんだね〜」


これで線路が敷けるね。


丸玉も等間隔で置いて、まあこれはこれで雰囲気があっていいと思うよ、うん。


ヤマノナカ村は冬になると家から出ないんだって。

玄関まで雪が積もるらしく、消雪パイプぐらいじゃ線路も埋まってしまうかもしれない。


「大丈夫です!僕ら雪かきしますから!」

キラン!って輝いている駅員いるから大丈夫だと思うけど。

ってことは

「駅員をたくさん送りこめば、家から出られるようになるかもね」


あれ?ブレンダたち涙目だよ。

「すっごく助かります!」

って、なんでも1冬に1〜2軒は家が潰れて、死ぬかと思うことがあるらしい。

「ついでにウィンタースポーツもあるといいと思う〜」


今年の冬はヤマノナカ村をレジャー化します!


しかし、もうすでに寒くなってきてるが間に合うだろうか?

駅員がんば!

さすがに服きてね!

「え〜、テンション下がりました」

ってどうゆうこと?

普通に死んじゃうよ。

雪国ナメタラあきません。めっ!


テンション下がった駅員のために、シードが新しく服を支給したんだけど。

バックプリントが『俺たち男臭!』…って。

もう完全にあやしげな宗教だよ。

洗脳されてなかったら着れないからね!


「俺、冬は家に帰らないといけないんだけど」

は〜い。カイ、バイバ〜イ。

「リーナも帰るよね?リンジー先生のとこ通うでしょう?」

え〜。ナンノコトダカ、ワカリマセ〜ン。


やだやだ、レジャーしたい!

やだやだ、レジャーしたい!


って言ったのに〜。


おのれタカシ覚えてろ〜。

魔力あげてるのは私なのに、カイのいうこと聞くってどういうこと〜?

タカシにくくりつけられて、マギラワシに帰ってきました。


「僕らもガマンして服着ることにしましたから、リーナ様もガマンしてお帰りください」

って、私の楽しみと君たちの楽しみは、違うレベルだからね。

一緒にされるとモヤっとするよ!

それに君たち『男臭』スタイル嬉しそうじゃん!


「カイ様をよろしくお願いしま〜す」

って、なんかずるいし〜。






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