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73話 なんか増えてるよ

駅の近くにもう1棟建てることにした。


近くに住んでいる大人の人も参加してくれて、温泉施設を作った。そうすれば、冬でも暖かく生活できるもんね。マギラワシ町みたいな立派なのは無理だけどさ。


ここでは、子どもたちが従業員になるみたい。

他の町とかからお客さんが来るようになるのはまだ先だろうけど、マギラワシからノウハウを知っている人が何人か移ってきてくれた。


んで、駅周辺が便利になると、残ってた人も住処を移してきた。

今まで住んでいた場所が空き地になるらしく、酪農用の牧場にしようかなって計画中。

バターとかチーズとか欲しいよね。

この世界にもあるんだけど、まだ少し。もっとみんなが気軽に口にできるようにしたいじゃない?


冬の間に施設を完成させて、春になったらモーシーっていう地球の牛に近い魔物を捕まえてカイに調教してもらわなくっちゃ。


ん?

森の中にモーシー発見。1頭ぐらいなら捕まえられるかも。

リュックの中からキジホロ鳥の羽を取り出して、矢にしてつがえ、ビュン!


うっひょう!痺れて倒れてる。

うっし、次つぎ〜。

私すごくない?狩人じゃない?


るんるんで、モーシー20頭プカプカ浮かせながらラクノーに帰った。


村の人ポカーんてしてたかと思ったら、私の前に木の実とかお供えしはじめた。


神が舞い降りた、って、私やらかした?!


マギラワシでみんながなんにも言わなくなったから大丈夫だって思ってだけど、これが標準の反応だって忘れてたよ、うん。


モーシーにみんなの食料だった麦みたいなのを与えてもらう代わりに、マギラワシから食料を運ぶ。

この冬までは、マギラワシが投資して、春以降乳製品の取引を開始できるようにしたい。


モーシーのところにドメスを放して、糞の処理もお願いした。


なかなかいいんじゃない?


牧場を見渡して満足満足。


…なんか増えてる。あれ?私20頭捕まえて来たよね。

ひー、ふー、みー…35頭いるな。

モーシーって分裂とかするの?イヤイヤまさか。


ちょっと現実逃避して、女の子たちにチーズ作りを教えはじめた。


春になって100頭とかになってないことを祈る。




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