68話 まぁだだよ
京様が望む、文化的な物ってあと何があるかな。
この7年で随分近代的になったと思うのだ。
電話とかかなぁ。
でも、電波みたいな目に見えないものは私がわからないし。メニュー先生はわかるかなあ。
う〜ん、魔力と電気って似てると思うんだ。
電気を作って流すより、魔力を流す方が今の私にはわかりやすいしさ。
媒体は魔石で、うん。
魔力のある人がガソリンスタンドみたいに魔石に充電?して売るみたいな?
そしたら、みんな電話とか、暖房とか使いやすくなるよね。
おお、電話作ろうよ〜。魔力スタンド作ろうよ〜。
「大きな魔石ってどうやったら手に入るかな」
「ドラゴンとか倒せば手に入るんじゃないかな」
はい、異世界ワード出た〜。
「ドラゴンなんているの?」
そもそも魔物にそんなに会ったことないから、スッパイダラとかなんて、大きい昆虫のイメージでいたよ。
アレも魔物なんだよね。
でもさ、自分達の生活を向上させるためだけにドラゴン狩るのもな。
なんか被害があって討伐とかならともかくさ〜。
って思ってたよ。
「ワレ、マオウサマの支配下に下ります」
ドラゴン、カイについてきた。
どこで拾ってきたの?!元の場所に戻していらっしゃい!ってわけにもいかず。
北山跡地に新しい住人?増えました。
ドラゴン魔力スタンド開店だよ!
電話はまだだけどね!




