66話 気分はフ◯ーザ様
雪が積もる前にナメージコさん帰った。
カイの部下だった人も何人か連れて行った。もともとナメージコさんとこにいた人なんだって。
カイは
「これで向こうの情報が入ってくるから安心だ」
って言ってたけど、なんでそんなに敵対視してるのかな?
で、消雪パイプ作ろうかな〜って。
町のあちこちに温泉ができて、その周辺の建物は床暖になった。
その後のすご〜くヌルくなったお水でも充分消雪パイプになるんじゃない?
パイプが剥き出しだと凍っちゃうかな?
町全体だとまだ無理だから、温泉周辺でやってみようって。
で、道路のとこに溝掘ってる。
やってもらえばいいのにって?
だっておもしろいんだもん。
指で溝になれ〜って、ピッてやると1ミートル溝になる。そこにパイプを入れて前のパイプとの連結部分をくっつけ〜って、ピッてやるとくっついちゃう。
私、フリー◯みたいじゃない?
そのうちカ◯ハメ波とか打てるようになるんじゃない?
で、縄を巻いてプカプカ浮かせて運んでたパイプ、気がついたらテカテカのお兄ちゃんたちが運んでくれてた。
「寒くないの?」
って聞いたら
「寒くならないように、定期的にポーズを変えてます」
って。うん、つっこんではやらん。
んで、思いついた。
おもっきり、ピッて。
溝が100ミートルくらいになって、テカ兄ちゃんたちが一斉にパイプを並べはじめた。
私は、連結部分をピッピッして歩く。
むっちゃ速くない?効率よくない?
私頭いい!
結局町全体パイプをひくのに、1日かからなかったって話。




