表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
65/106

65話 幸せだな〜

最近ナメッコジの人が、私の行くとこ行くとこに現われる。


出店のお菓子とか買ってくれる。

私が1人でどこかに行きたいな〜って時にはついてこないし、思ったより空気が読めるいい人だったみたい。

ごめんね、ナメッコジみたいって思ってて。

だって名前も似てるんだよ。ナメージコさんって言うんだって。


しかも、あんなにおじさんなのに、まだ19才だったんだよ。

あんなにおじさんなのに…きっと苦労してるんだろうな、って思ったら邪険にできなくなっちゃった。


まぁ、なんだかんだで一緒にお出かけすることが多いってことだね。要約するとさ。


んで、カイの元気がないのだ。


どうしたのかな?

カイは何したら元気になるんだろう。

敵?敵がいる時は元気かも。

そういえば、最近部下の人も増えてないかも。う〜ん。闘い足りないのかあ。血の気が有り余ってるんだね。うん。


で、北山跡地にカイを誘ってみた。

ここならいっぱい暴れても大丈夫!

私も結界スキル発動したら絶対大丈夫だし、つきあえるよ。怖いけど!


って思ってたんだけど

「リーナはここで叩きのめしたいくらい、俺のことイヤになったの?」

あ、あれ?カイ、死んだ顔してる。

「えっと、最近カイ元気がないから闘い足りてないのかな?って思って。ここならいっぱい暴れられるよ」

私、がんばってつきあうよ!


「俺、そんな鬼畜にみえる?」

?鬼畜だとは思うけど?

「好きな子に、本気じゃなくても剣なんて向けられないよ」

私の顔が赤くなるのがわかる。

好いてくれているとは思ってたけど、言葉にして言われたのはじめてかも。


ところで13才といえば、中1か中2ってことでしょう?

そのくらいの男の子はなにをしたらうれしいんでしょうか。

私、中学生のときに付き合った経験とかないからさ、この状況をどうしたらいいかわからん。


「え、えと、私もカイのこと好きだよ。だから、元気になってほしいな」

今最高に真っ赤なことはわかってる。

何もつっこまないで!

「今、元気になった。元気になりすぎて困るくらい」

「?なら、よかったね」

カイにぎゅ〜ってされてる。


よくないけど…っていう意味が不明だけども。


なんかよくわからないけど、幸せだなって思いました、うん。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ