表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/106

63話 人間ナメッコジ

リリアスくんたちが帰った。


セレスが箱車に乗り込むとき

「必ず王都まで道を開通できるようにいたします」

って言ってた。エリーゼがむっちゃ同意してた。


そういえば、テカテカ身体がテカってる運転手さんの制服がフンドシみたいなのになってた。

前は普通の軍服みたいなのじゃなかったっけ?

「シード様のデザインです」

って、次男、お前の仕業か。

兄ちゃんたちもうれしそうにするんじゃない。


セレスは免許取れたもんね。

なんだか、すごい執念だったけど。


ちなみに私は運転できる。前世の時から持ってるからね。


でも、カイの許可が下りない。車で1人で出かけることは許さない、って。目の届く範囲にいないとな、って。

カイの車で一緒ならいいらしいけど。


だから自転車でお出かけするのだ。


どこへって?


西山だよ。あそこ以外は目立つからさ。


で、出会ってしまった。

ナメッコジ


キャベツとか白菜の葉っぱの裏にいる、あれ。


ん?いや彼、人間なんだけどさ。


「偵察に出したやつらは、みんな這々の体で帰ってきて、

風に巻き込まれたとか、目の前が爆破したとか、ワケのわからんことほざきおって、もう使いものにならん」


ブツブツつぶやきながら、べちょべちょで歩いてくる。


ホラー?ホラーなの?

ネバリーの罠にかかっても動ける人、はじめて見たわ。

き〜も〜ち〜わ〜る〜。


「あれ、前に進めなくなったぞ」


って無意識で結界スキル発動してた。

だって気持ち悪いんだもん。

こっちこないで〜!





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ