53話 似てるよね
今日から、レーシーが私の身の回りのことをしてくれるらしい。
エリーゼやレーシーの方が身分が上なんだけど、様付けで名前を呼んだら断られた。
「リーナ様は人ではありませんから」
って。もう少し丁寧な説明求む。お貴族様の言葉は難しくて理解できん。
あと、町長さんとか長男・次男さんとかではなくて、カイが町中を案内してる。
「町を治める次期様は、カイ様ですか?」
って聞かれて
「長たるものは、清く正しくあらねばなりません。裏で暗躍する自分には向いていませんよ」
って否定してた。
なんか違う。
そうこうしているうちに、私の準備ができあがった。
おお、なんかすごい。
「リーナ様はサラサラな銀のお髪ですから、このように編みあげないと落ちてきてしまいます。
そして、濃い碧眼ですからこの髪飾りがお似合いですわ」
言ってる言葉がすんなり耳に入ってこないくらい鼻息がすごい。
ドレスみたいの着せられてる時も
「少女と女性との間の貴重な体形ですから、こちらのドレスがお似合いですわ」
って、熱弁された。
自分では、支度とかしてはいけないお貴族様って案外大変なんだなってわかった。
全部終わったら正気に戻るから、一旦魂飛ばしても許されるよね。
町の視察からカイたちが帰ってきた。
助けて〜、の熱い視線送ったら、カイ、右手と右足一緒に出てた。
「あの女の見立てだと思うと腹立たしいが、これはいい。サライタイ」
って。
私、カイとレーシーは同族嫌悪だと思うよ。
あたたかいお言葉ありがとうございます。励みになります
( ´ ▽ ` )
そしてご指摘ありがとうございます!
勉強になります(;^_^A
それと、お気に入りというものに、はじめて気がつきました。
こちらも大感謝です\(^o^)/
鉄道は単純に頭になかったですね∑(゜Д゜)
まあ、魔石も魔法もある中で、それらを活用しないで
12才の少年に命令されて働く大人のM男たち。を楽しみたい私ってことでしょうか
*・゜゜・*:.。..。.:*・'(*゜▽゜*)'・*:.。. .。.:*・゜゜・*




