表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/106

38話 黒靄、怖い

京様が文化レベルを上げてほしいって言ってたから

ひとまず、町で九九と筆算を広めてみようと思う。


カイに最初に教えたら、猛烈な勢いで覚えた。


リーナノコトハナンデモシッテイタインダ、

とか呪文唱えながら覚えてた。

教えた九九とちょっと言葉が違う気がしたけど

こっちの世界の言い回しかなって。


そして、教室でも同じように他の子に教えてみる。


覚える気がなさそうな子もいるだろうって思ってたのに

みんな必死で覚えていて

この国の子どもたちは勤勉なんだな〜って感心してる。


クロモヤコワイ、クロモヤコワイって

やっぱり九九とは違う言い回しで覚えてた。


なんだか先生するのも楽しいな〜って思ってたけど

途中から、カイの方が上手に教えられてるって気がついた。


だから、私は教会収支報告書を完璧に仕上げてみたよ。



あ、魔法の練習でカイが闇魔法のスペシャリストになったの。

どの先生よりも使いこなしていて、王都で騎士にならないか打診されたみたい。


どうするのかな?


リーナの目が他の男にいかないように、マギラワシ村ぐらいがちょうどいい、とか


これでウルサイ虫は闇に葬れる、とか


なんにも聞こえてないからね!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ