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3話 できちゃった
なんと魔法のある世界でした。
そういえば白いふよふよの人がなんか言ってた気がする。
よく覚えてないけど。
カイが手から火を出して薪を燃やすのをじっと見る。
まあ、私の服を乾かしてくれてるんだけど。
便利だよね、火。
「それ、どうやるの?」
「こうやって手を上に向けて、『ファイヤーボール、望むは点火』」
小さな火が薪に灯る。
「おお!」
でもなんかいつもと違う発音?だったみたい。
「まあ、リーナが7才になったら教会で教えてもらえるよ。適性が火か分からないけどな」
なるほど〜適性があるのかあ。
ちょっと試してみたい。
え〜と、さっきの思い出して
「『ファイヤーボール、望むは点火』」
だったかな。
バッと目の前の草に火がついてしまった。
「…できちゃった」
カイの目が落っこちそうだな〜。