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第8話 そして呼び捨てへ

 8話です。

 主人公がなんだか口だけみたいになってる気がして作者的には焦りが生まれてます。いやー、予定通りには行かないものですね。

 宿に帰ると、1階は多くの人で賑わっていた。


 「ゼルバさーん、今日も美味いもん頼みますよー!」


 「おう、任せとけ!」


 旦那さんが腕を上げて答える。どうやら、旦那さんの名前はゼルバというらしい。


 「あ、ユウさん。帰っていらしたんですね」


 「どうも。凄い賑わってますね」


 「主人が冒険者だった頃の仲間の方々がいらっしゃってるんです。それに、この時間はクエストを終えて帰ってくる人が多いですし、それででしょう。うちは宿ではなく、食事処としての方が繁盛していますので」


 奥さんはそう言いながら、客を見て笑みを浮かべる。


 ふむ。なるほど、となるとここに泊まれているのは結構凄いことなんじゃないか?


 これだけ食事処として繁盛しているのだから、宿として使いたいという人も少なくないだろう。まぁ、年頃の娘さんの都合上それは出来ないみたいだが。


 それでもここに泊まることができて、なおかつユーナさんともお近づきになれるとなると、それはかなりの優良物件だろう。


 事実、


 「こんばんはー」


 「あ、いらっしゃいませ」


 ユーナさんの窓口を使用していたユーナさん親衛隊 (勝手に命名)の方々もここを利用しているみたいだしな。


 お前ら、しつこすぎない?


 「ん?お前、さっき……」


 俺の顔を見るなり、こちらに詰め寄ってくるユーナさん親衛隊。


 「間違いない。お前、さっきユーナさんと仲良く話していた奴だな」


 「仲良くかどうかは人それぞれだろうけどな」


 しばしの睨み合いが起こる。


 「ふっ、安心しろ。新米冒険者にいちいち突っかかるような人間じゃないからな、俺は。それに、ここで暴れるとゼルバさんに殺される。俺とてわきまえるさ」


 「おう、そうか」


 生憎だが、俺は物音立てずにお前くらいなら仕留められるぞ?ああ?


 相手の俺を舐めた態度に多少の怒りを感じるが、まぁね、俺もわきまえてるからね。


 「だが、覚悟しろ。貴様位の新米、いくらでも────」


 「あっ、黒色のお兄ちゃん!」


 ユーナさん親衛隊の方のありがたーいお言葉は、どこかから帰って来たのだろう入口に立つシユの言葉によって遮られた。


 シユは俺の姿を見るなり、走り出すと俺の腹部めがけて飛びかかる。


 奥さんのあらあら、という声が聞こえるが、この子割とえげつない速さで突っ込んできてますよ?


 それでも、受け止め切れずに怪我をさせるなんてことはしない。


 きちんとシユをキャッチし、衝撃を逃がし、万事オーケーである。


 「もう、シユ!いきなり人に突っ込んだら危ないでしょ!人は皆、父さんみたいに力持ちって訳じゃないのよ?」


 そう言って、入口の方から、シユによく似た勝気そうな女の子がやって来る。


 「あ、ユウさん。この子はシユの姉のメユです」


 あ、やっぱり。姉妹で結構似ているからすぐにわかった。2人とも奥さん似ですかね。


 「メユ、こちら今日からこの宿に泊まる事になったユウ・アザミさんよ。同じくらいの歳だろうから、ユーナさんの時と同じですぐ仲良くなれると思うわ」


 「え!?何それ聞いてない!」


 「そりゃあ、言ってないしな」


 旦那さんがハッハッハと笑いながら答える。いや、爽やかだなぁ。


 「「「え!?俺達も聞いてない!」」」


 誰だお前ら。


 「シユが気に入ったみたいでね、ユウさんも宿を探していたみたいだから、それならうちの宿にってことでね?」


 「えー!私は反対……」


 「シユは黒色のお兄ちゃんに泊まってってほしい」


 あ、ごめんなさい。俺こういう内輪もめ地味た状況苦手です。


 自分が当事者なのに会話に混ざれない場合は特に苦手です。


 「ユーナさんの時もそう言ってたけど、すぐに仲良くしてもらってたじゃない」


 奥さんの発言からユーナさんが娘よりも圧倒的に大人であるという意識が読み取れた。


 『仲良くしてもらってた』って、一応2人とも歳同じくらいでしょ。


 「それに、ユウさんは悪い人じゃないわよ?お父さんもお母さんも、泊まってもらうのは賛成」


 「もう、だったら私の意見なんて通らないに決まってるじゃない……」


 そう言って、拗ねてしまったメユ。うーん、確かにユーナさんと比べたら圧倒的に子供だわな。


 「……お姉ちゃんは、黒色のお兄ちゃんのこと嫌い?」


 「うっ、……別に嫌いになるようなことをされた訳じゃないし、嫌いではないけど……」


 シユのうわめづかい。


 メユにはこうかばつぐんだ!


 シユさん、それはずるいよ。ウル目の上目遣いとか、効かない奴の方が少ないよ。


 メユも、シユのそんな行動にたじろぐ。


 「えと、出来る限り迷惑は掛けないようにするよ。俺みたいな同年代の男がいたら、確かに生活しづらいもんな」


 ここで切り込む。


 生憎、この宿を出る訳にはいかんのでな。


 「別に、そんなんじゃない。でも、まぁ、……よろしく」


 目標の沈黙を確認。任務完了だ。


 悪いな。人心の掌握術なら、俺の特技の中でも5本指に入る。人の心なら、思うがままに操ってみせよう。


 「えー!俺達もこの宿に泊まりたいゾ!」


 きもいゾ。


 「「おじさん達は嫌」」


 姉妹のダブルアタックが発動。


 「グハッ!」


 これには歴戦の冒険者だろうと耐えれまい。というか、流石に今のは同情するわ。俺もやられたら傷つくよ、あれは。


 「メユもユウさんを気に入ったみたいですね」


 「え、そうなんですか?」


 それには流石に気づかないよ。


 母親ってすげえな、と感じた一瞬だった。


 ◇◆◇


 「気をつけて帰ってくださいねー」


 酒で酔った冒険者達を、奥さんが見送る。


 「これでひと段落って感じですね」


 宿の中にはもう他の冒険者の姿は無く、ただ祭りの後の静けさのようなものが残るだけだ。


 「いやー、助かった。ユウ、お前料理上手いな」


 「まぁ、それなりには」


 俺の宿泊が認められた後、夕飯を取っていると、誰かが流した俺の情報のせいで店にたくさんの人が押し寄せて来た。


 ゼルバさんの宿、というとかなり有名らしく、年頃の娘さんがいるため宿としては現在あまり使われていない、というのも街の冒険者にはよく知られていたようだ。


 だが、俺が宿泊するとなり、その俺の顔を拝んでやろうと人が多く押し寄せて来たことで、満員状態。


 挙句の果てには俺に向かってくる奴も出る始末だ。結果は俺が手を出すまでもなく、ゼルバさんに止められていたが。


 「お前ら、ここは俺の宿だぞ?」


 爽やかな姿からは想像出来ないほどの底冷えする声、そして向けられた刃物に関しては、俺に向けられた訳ではなかったが、流石に俺もびびった。ギャップって怖い。温厚な人が怒ると尚怖い。


 そうして、全員が静かに席に座った訳だが、超満員の状態を夫婦2人と、それから手伝いに入ったメユで捌くのにも限界がある。


 厨房をほとんどゼルバさん1人で回しているとなれば尚更だ。


 流石に俺が当事者な分見ているのも辛かったため、


 「俺も手伝います」


 と言い、手伝うことにしたのだ。


 初めは客である俺にそんなことはさせれないと言ってはいたものの、やはりきついのは目に見えて明らかで、俺が厨房に立ち、料理を作り出すとゼルバさんの目も変わった。


 結果、最後の客が帰るまで手伝っていた。


 そんな様子を見た客である冒険者達は『あいつ良いやつじゃん』、みたいに思ったようで、帰り際には俺に好意的な声をかけていく始末。いや、いざこざが無いに越したことは無いけど、まさかこんなふうにことが収まるとは思わなかった。


 で、現在に至るわけだ。


 「ユウさんのお陰で助かりました。こんなにたくさんお客さんが来たのは久しぶりね」


 「ああ、そうだな」


 きっと最後に客が多く来たのは、ユーナさんが泊まり始めた頃ではなかろうか。


 「それにしても、ユウさんは本当に料理が上手ですね。お客さんも褒めてましたし」


 「趣味が料理の時期がありまして」


 まぁ、嘘ではないが若干嘘だ。


 これには、爺さんの旅好きと関係があるのだが、多くは語るまい。とりあえず、今はどんなものでも美味しく調理出来るようになった。


 だから、料理も人心掌握術と同じく5本指に入る特技の1つである。まぁ、料理と人心掌握術を同系列に語るのもどうかとは思うが。


 「そういや、ユーナさん帰ってませんね。いつもこんな感じなんですか?」


 「はい、どうもギルドのお仕事は忙しいみたいで。そういえば、ユーナさんのこと知ってらっしゃるんですね。……あ、ユウさんも冒険者ですし、それもそうですよね」


 ギルド業務って、辛いのね。


 もしかして、ユーナさんは若くして社畜の業を背負いかけているのでは……。


 「ユウ、うちの宿には風呂があるんだ。良ければ入るといい」


 え、風呂あるの。


 異世界系のお話じゃあ、風呂があるかないかは結構2極化されるから、俺はてっきり風呂は無いものだと思っていた。


 「お風呂は貴族くらいしか家に取り付けないですが、旦那のお爺さんは頭の良い人で、魔鉱石なんかを組み合わせて自分で風呂を作っちゃったんですよ」


 「へぇ、それは凄い」


 まぁ、確かに風呂なんて水を温める仕組みとお湯を溜めれる所を作ればいいが、それでもガスもバスタブに使えるアクリルなんかも無いこの世界じゃあ作るのは難しいだろう。


 それを作ったのだから、ゼルバさんのお爺さんの頭はかなり良かったのだろう。


 爺さんね……。


 というか、そのお爺さんの頃から宿はやっていたってことか?


 「まぁ、ちょっと用があるので後にしますね」


 そう、今の俺にはやることがあった。


 「父さん、お皿全部洗い終わったよ」


 「ん、そうか。だったらメユ、お前先に風呂に入ってこい」


 「え、あ、うん」


 チラリとこちらを見たメユ。


 大丈夫、女の子の入った後のお湯に興奮するような男じゃないし、お湯抜いといてくれれば、ちゃんとお湯入れ直すから。


 まぁでも、なんとなくメユが他の冒険者を泊まらせたくない理由がわかった気がするよ。


 少なくとも、俺が女なら自分の家の風呂に見ず知らずの男、それもいい歳の男が入るのは我慢ならないだろうからな。


 ◇◆◇


 俺はやることがあるから、と言って1階で待つ旨を伝えると、夫婦2人は今日のことへの感謝とその他色々な俺にお願いをして、1階の奥、家族の生活空間へ。


 時刻は夜中の10時半頃。


 満員で、皆飲んだくれていたが全員が10時前には帰っていたのを見るに、冒険者ってのはなんだかんだで常識のある人達である。


 まぁ、その背景にはこの宿の娘であるシユへの配慮が大きく関係しているのであろうが。


 ガチャンと扉が開いた。


 中に入ってきたのは予想通りユーナさんだった。


 「ユウさん、起きていらしたんですね」


 「ああ、まあね。用があったから」


 「用?」


 「まあ、ちょっとお話がね。お茶飲む?それか、お腹が減ってるようなら軽い夜食を作ってやってくれってゼルバさんに言われてるんだけど」


 お願いされたことの1つである。


 2人とも今日はかなり疲れたみたいだし、俺が代わると言ったら、快く承諾してくれた。


 この短期間で随分信用されたものである。まぁ、そこには俺の立ち振る舞いに含まれた意図があるわけだが。


 「じゃあ、お茶を頂きます」


 「ん」


 そう言って、俺は厨房へと歩いていく。


 「で、ユウさん。用というのは?」


 「ああ、まぁ、ちょっとした質問なんだけどさ」


 お湯を沸かす。


 この世界には、元いた世界の紅茶に似たようなお茶があるようで、さっき飲んで気に入った。この世界のもので、元いた世界のものと似たものを探すのもいいかもしれない。


 「ユーナさんさ、俺のことどれくらい知ってるの?」


 「え?」


 それは唐突な質問であったし、聞き手によっては訳の分からない質問だっただろう。


 「いや、答えたくないなら答えなくていいし、意味不明なら意味不明でいいんだけどさ、ユーナさんは俺のことを知っているよね?」


 あ、お湯湧いた。凄いな、魔鉱石コンロ。元いた世界のコンロとほとんど変わらないよ。


 「今日初めてあった時、ユーナさんは俺の顔を見るなり驚きと、それから懐かしさを感じているように見えた。それは、俺が2回目にギルドを訪れた時の方が顕著だった」


 カップ2つにお茶を注ぐ。俺はユーナさんを見ずに話を続ける。


 「あ、俺の自意識過剰だったらごめんね」


 「いえ、事実です」


 ユーナ・アルメアはそう告げた。


 「私は昔、今のあなたとそのまま同じ姿のあなたに出会っています」


 それを聞きながら、俺はテーブルにお茶を運ぶ。


 「黒髪黒目に、グレーのロングコート、黒色の剣。あなたがギルドカードを受け取りに来たときの姿は完全に私が昔会ったあなたと同じ姿でした。ただ、1つ違うとすれば────」


 「敬語ではなかった。はい、お茶」


 「あ、ありがとうございます。はい、その通りです」


 ユーナさんと向かい合う様に席に座り、お茶を1口飲む。


 「きっと、さん付けなんてしてなかったんだろうね」


 「はい」


 まぁ、俺自身人をさん付けで呼ぶのは珍しいし。それも、同年代なら尚更であり、ましてや昔のユーナさんに会ったのなら、年下に対して絶対にさん付けなんてしなかっただろう。


 今の俺も、向こうがいいと言うのなら『さん』は付けないしね。


 「ま、確認したかったのはそのことだよ。ありがとね、くだらない質問に答えてくれて」


 俺は、でも、と言って続けた。


 「でも悪いけど、生憎今の俺には君と会った記憶はないんだよね」


 今1番気になるのはその点だ。


 俺がこの世界に来たのは今日であるため、それより前の段階でユーナさんと会うのは不可能だ。


 それに、俺の持つ黒色の剣、魔剣は今日バリスのおっさんから貰ったものであり、どう考えても説明がつかない。


 だが、他人の空似というわけでもないだろうし、うーん謎だ。


 「記憶が無いなら仕方がないですが、私は、昔あなたに命を助けられたんです」


 うん?


 「まぁ、知らないなら仕方ありませんね。忘れてください」


 どこか悲しそうな様子に、心が痛んだ。


 「で、こっからが本題なんだけどさ」


 「え?」


 「俺は君とどう接すればいいかな?」


 そう、これが1番重要な話。


 俺がユーナさんの帰りをずっと待っていた1番理由である。


 「正直、敬語は疲れるからやめたい。同年代の人に敬語って、商に合わないんだ」


 元いた世界じゃ、ほとんど無かった。というか、同年代に対して敬語なんて使ってなかったんじゃなかろうか。


 まぁ、それでもユーナさんの超越的な美しさに気圧されて咄嗟に敬語になっちゃったんだけどね。我ながらおかしな話である。


 「敬語はやめてくれて結構です。私としても昔のイメージと全然違っているので違和感がありますから。さん付けも結構です」


 「ん、わかった。じゃあ、改めてこれからよろしくな、ユーナ」


 「はい、ユウさん」


 というわけで、俺はユーナと呼び捨てで呼べるようになったのでした。


 過去の俺だか知らないが、全力でグッジョブと叫びたい。


 だけど、信じられるか?俺、この世界に来てまだ1日経ってないんだぜ?


 それなのに異世界美少女を呼び捨てで呼べるようになるなんて、本当に人生何があるかわからないものである。


 ◇◆◇


 ユーナとの話を終え、風呂なり歯磨きなりと就寝の準備をする。


 ナセルの店で買った寝巻き代わりのシャツとズボンを着て、就寝。


 その際に、魔剣をチラリと見遣る。


 電灯、いや魔法だから魔灯か?まぁ、その光が反射して魔剣は黒く妖しく光っている。


 「さて、夢の中に擬人化美少女魔剣は現れるかね?」


 俺は身体が乗っ取られるかもしれないなんて、微塵も考えずにそんな事を言って、電気を消し、ベッドに潜り目を瞑った。


 ◇◆◇


 「現れたいところなんですけどね〜」


 この世のどこでもない場所で、おっとりとした声が響く。


 「この人、何者なんですかね〜?私の魔力が通じないとか有り得ないですよ〜?」


 自分の力が通じないこの男に、少なからぬ異常性を感じる。


 「本当に、楽しくなってきましたね〜」


 喜色の浮かんだ声が響く。


 声の主は、今まであったことも無いタイプの存在に、ただ喜ぶ。


 「さて、一体いつになったらこの人間は堕ちるのか、楽しみですね〜」


 悪意に満ちた声が響く。


 だが、その悪意が届くことは無い。


 何故なら、この悪意の矛先はチート人間たるユウ・アザミであり、そんな悪意では彼を呑むことが、出来るはずもないのだから。


 


 ご都合主義でぶん殴るお話になっちゃいますよこのままじゃ!さっさとユウさんには俺TUEEEEしてもらわないと。


 さん付けから呼び捨てへ、まぁユーナの過去についてはのちのち触れますがいつになるかはわかりません。あと、魔剣さん頑張れ。


 それでは、また明日ということで。

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