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夢みたいな恋したい☆  作者: 花恋
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お久しぶりです…携帯の買い替えがなかなか手間取りました。ではどうぞ


えっと私瑠璃は…

ピンチってわけじゃないけど

いやピンチって言っても間違いではないのかな


「超うすいけど

これキスマークだよね?」


笑顔の陸さん

でも威圧感がはんぱない


いつも通り運転手は律さん

助手席には要さん

そして私は

隣には愁さんが

逆隣には陸さんが


確か淳さんは

明日から合流するらしい


ついてないと思われたキスマークは

超うっすらとついてたらしい…

会った瞬間にみつけられ、今にいたる


「俺らキスマークつけたことなかったけど

身体じゅうに付けるぐらいした方が良かったかな?」


言い方は優しいけど

愁さんが怒ってることくらいはわかる


「いえつけなくて大丈夫です!」


「俺らのキスマークは不必要だって?

お姫様はたまーに面白いこと言うよね」


急に要さんが振り向き

会話に入ってくる


これまた怒ってらっしゃるよね?


反応に困り

無言になっていると


「お前らあんまり瑠璃のこといじめるなよ」


ミラー越しに律さんが笑顔をむけながら

助け船を出してくれる


優しさにぽーっとしつつ

感謝しようとすると


「律さ…」


「許可なんてもらわなくても

不意打ちでつけるもんだろ!

キスマークっていうのはさ♪」


え…


思考回路が停止している瑠璃を気にすることなく

みんなが同意していく


「えっ…ちょ…」


拒否することは許されず

少しずつ服がはだけてく

下着がみえるかみえないかぐらいで

さすがに脱がされることはなかったけど…問題はそこじゃない!


「ん…やですぅ…」


そんな声は煽ることにしかならなくて

身体にいくつかのキスマークがついていく

さすがに付けれたのは横にいた2人だけだけど


2人のキスマーク攻撃が終わっても

ハグが外れることはない


「えへへ瑠璃の匂いだぁ

久しぶりだなぁ

良い香り」


可愛いですけども!

さすがに…胸に顔をうめるのは…

いやうめるほどないですけど…


「陸それぐらいにしとけよ!

運転中の律と助手席の要が

後で瑠璃に何するかわからないからさ」


豹変した律さんと

Sな要さんはなかなか危険だと思う

なんというか…身が持たなくて

前にそれをたっぷり実感させられた



そんなこんなで着いた場所は

プライベートビーチつきのコテージだった


「す、凄い…」


驚きを隠せない瑠璃に

メンバーが教えてくれる


「要って割とお坊ちゃんでさ

要んちの別荘だよ

毎年ここに泊まらせてもらってる」


なんでも毎年メンバーでこの時期に休暇をとって泊まるらしい

そんな所に私連れてきてもらってるんだ


中は十分なぐらい広くて

何日間じゃなくて永住できそうな感じ

白い家具が多くてオシャレでもあった

こんな良い場所でみんなと過ごせるなんて、私幸せだなぁ


「じゃあ俺と要は何日分かの食料買ってくるから

瑠璃達はくつろいでて」


いつもの流れなのか

要さんと律さんは買い物へ

愁さんと陸さんはソファーへ座っている

ぼーっとしてると、愁さんに引っ張られ、瑠璃もソファーに並んで座ることになった

しばらくソファーにもたれてゆったりしていると、1つのことを思い出す


「あっ昴のこと後で話さなきゃ!」


また忘れかけてた話題を改めて出すと

2人の優しい表情が固くなった


「何もないってわかってても

瑠璃の口から俺らより親しげに名前が出てくるのは許せないな」


みんなのことを呼び捨てにしたことは、かつて1度もないし

これからも出来そうにない

でも昴は昔からの幼馴染み


「そんなこと言わなくても昴は…」


ただのお兄ちゃんみたいな人

そう言おうとした瑠璃の口元に

愁さんの人差し指が差し出される


「みんなが揃ってからきくよ

律も要も

もちろん淳もね」


怒ってはないのかな?

表情が固くなったけど怒りっていうより…なんだろ切ない感じ?


そう思うと

いつもの何倍も2人が愛しくて

さすがにいっぺんに抱きしめることは不可能なので、2人の手を握る


「私みんなが大好きです!

誰よりも大好きなんです」


少し照れくさかったけど

伝えたくて仕方なかった

そう言った瞬間、ドアが開き2人が帰ってくる


「ナイスタイミング〜♪

愛しのお姫様の告白に遭遇出来るとは」


ただ買い物袋を持ってるだけなのに輝いてみえた

要さんにつづいて律さんもコテージに入ってくる


「だから言ったろ?

早く帰ったほうが良いって」


律さんの言葉を無視して

要さんは一目散に瑠璃のもとへやって来る


「甘いものは好き?」


コクッと頷くと

嬉しそうに微笑んで

ケーキを取り出す


「みんなで後で食べようね」


美味しそうなケーキがいくつも入っていて

楽しみばかりが増えていく


この日は昴の話もせず海で泳ぐこともなく、みんなでゆっくり過ごすことになった


「夜ご飯誰がつくるー?」


陸さんの提案に

みんなが

「俺つくろうか?」ってリアクションをしていた


みんな料理出来るタイプなんだ…

どうしよみんなより下手だったら

そんな瑠璃の不安を読み取るように


「じゃあみんなでつくるか」


愁さんが提案してくれる


そう言うと全員がエプロンを着け出して、瑠璃にもエプロンが手渡される


「えっとー…」


陸さんがなぜか私の服に手をのばし

瑠璃がそれをとめる

その攻防戦が繰り返されることになった


「俺裸エプロンに憧れてたんだよ?」


うるうるしている陸さんを

愁さんが無理矢理とめて

瑠璃は無事服の上からエプロンを着けた


「ちぇー」


悲しそうな陸さんを無視して、愁さんはみんなをまとめていく


「律はサラダで

要はスープ

俺はパスタな」


陸さんは得意ではないらしく、食器を出したり洗ったりしていた

みんなそれぞれ動き出し、準備を始めていく


「えっと…私は何をすれば…」


着々と用意をしている愁さんにたずねる


「ん?

何でも良いよ?

何か作ってくれても、自由にしていて」


みんなてきぱきしていて作りなれてるみたいで、手伝う必要はなさそう

でも私だって…料理は出来ないわけじゃないし

いやどちらかというと出来る方だと思うし


「何か作ります!

何が食べたいですか?

メニュー的にあうものがあれば良いんですけど…」


サラダ、スープ、パスタかぁ

何がいいか悩んでいると


「俺ロールキャベツ食べたいなぁ♪」


陸さんがリクエストしてくれる

まぁスープにかぶる部分もあるけど、まぁいっか


「じゃあロールキャベツ作りますねっ」


運が良く材料も揃っていた

一緒に何かを作ってるってわけじゃないけど

同じキッチンに立てて、時々言葉をかわしつつ作っていく

なんか新婚さんみたい


「瑠璃手際いいね

良いお嫁さんになれるね」


要さんが優しく笑顔で言ってくれて、凄く嬉しかった

でもみんなの手際もだいぶ良いと思う

無駄な動きがないもんね


あっという間に全ての料理が揃う


「いただきまーす」


どこかで優雅にディナーを食べるのも良い

でも大切で大好きなみんながいれば、これで十分幸せだよね

瑠璃には今の時間が凄く輝いてみえた


そんな風に浸っていると

食事中のみんなの視線が一斉に瑠璃へと向く


「え?

どうかしましたか?」


横にいた律さんが瑠璃の手を掴み

真剣な眼差しを向けてくる


「結婚してくれ!」


へ?


「瑠璃のロールキャベツ美味しすぎだよぉ

頬っぺた溶けちゃいそう

瑠璃料理凄い上手なんだね!」


やんわりと律と瑠璃の間に入り

笑顔でつげる陸

そんな陸のさりげないイタズラにムッとする律さんが凄く可愛くみえて

微笑ましかった


ご飯を食べ終わると

砂浜をみんなで散歩することに


暗く少しみえにくい砂浜


「あっ…」


「瑠璃気をつけてよ?

ほらっ」


つまずいた瑠璃を支えた愁は

腕をかしてくれる

腕を組み砂浜を歩く

プライベートビーチとだけあって人はいなくて

私たちだけの空間


「……。」


いつの間にかどこかに行っていた律さんが

愁さんに何かを伝える

驚きの表情をみせてもすぐに愁さんはいつもの笑顔に戻った


「どうかしましたか?」


「何もないよ」


この時の瑠璃には気づかなかった

少しみんなの表情が強ばり

何かを気にしていることに


そして明日

私たちの恋を狂わす人に出会うことに




出来るだけ早い更新を目指します(*^^*)読んでいただきありがとうございます。

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