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夢みたいな恋したい☆  作者: 花恋
13/27

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1ヶ月に1回…

ホント更新遅いですね(´・ω・`)

スイマセン

でも絶対途中でやめませんから!

かきあげます!

思いが深いです(*´∇`*)


「なんか瑠璃元気になった??」


休み時間に机に肘をつきながら由利亜がきいてくる


「わかる?

深く考えるのは止めたんだ

自分の思うまま進もうと思ってね」


ニコッと笑うと

いきなり誰かに抱きしめられる


「そうだ

瑠璃は笑顔が1番カワイイんだよ」


力が強く体型もそこそこ

で、こんなに親しげなやつと言えば


(すばる)いちいち抱きつくな!」


渋々離れていった身長178センチ男は

瑠璃の1つ年上の幼馴染みの篠原昴(しのはらすばる)だった


「ちぇっ

瑠璃最近冷たい…

由利亜ちゃんもそう思わない?」


軽く泣き真似をしながら会話をふる昴

ちょっと由利亜はめんどくさそうw


「私に言われても…

まぁでも彼氏に悪いだろうし当たり前じゃないですか?」


ガタガタガタッ


あまりの動揺に昴は隣の机にぶつかり沈んでいった

声も出ない…そんな感じみたいだ


「えっと…もしかして瑠璃

昴センパイに言ってなかったの?」


バツが悪そうに瑠璃は頷く

一方の昴はショックでまだ床に座っていた

そんな昴に何人もの女の子が手を差しのべる


「昴センパイ大丈夫ですか?」


「私の手に捕まってください」


様々な女の子にいつもなら笑顔を振りまく昴

けど今日は誰の声にも耳を傾けずに1人で立ち上がり

瑠璃の方をまっすぐ見つめる


「彼氏なんてきいてないけど?」


鋭い視線

いつもより低い声

けど決して怖くはない

たぶんどこかでわかってたのかもしれない

彼氏のことを話したらこうなるって…

でもいずれは話さなきゃいけなかったこと


「そりゃまぁ…言ってないし」


不機嫌全開オーラで前にたたれると空気が悪くなる

そのせいか群がってた女の子はいなくなり

少し私達の周りに壁ができていた


「大事なことなのに

何で言わないの?

ってかいつから?」


嘘をつくのも

無視するのも許されない

そんな空気だった

由利亜は黙々と勉強をしだして

2人の空間を作り上げられた


「えっと…中3の終わりの方

色々あった時期あたり」


行きたかった理系を落ちた話題は

出来ればしたくない

やっぱり今でも悲しい

愁さん達と出会って気にしなくなったけど

やっぱり大切なことだから


「瑠璃が大変だったことは知ってる

でもさ何で?

悲しみをまぎらわしたかったの?」


いくら壁があっても

みんな聞いてるのが現実


「この話はまた放課後に2人だけでしよ?

この場でする話じゃない」


不服そうだけで

昴は瑠璃の提案に頷き教室に帰って行った

昴が去った教室で

視線が集まるのはもちろん瑠璃だった


誰も何も言って来ないけど

みんなが気にしてることぐらいわかる


「ごめんね…あんなことになるとは思わなくて」


申し訳なさそうな由利亜

けど悪いのは黙った瑠璃ただ1人だった


「気にしないで

いずれはバレることだったんだし」



今日の放課後

それはそれはめんどくさい時間だった

終礼が終わるとすぐに昴に連行され

わざわざカラオケまで連れていかれた


昴いわく1番2人きりになるのに都合が良いらしい



「で、彼氏って誰?」



ちょ、直球…

もっと和やかな雰囲気にしてよ

カラオケなのに重苦しい


「昴の知らない人だよ」


顔は芸能人だから知ってても

話したことないし

これで大丈夫だよね?

余計な散策はされたくない


「ふーん…じゃあ他校か」


高1の女の子の彼氏がまさか社会人とは思わないよね?

都合が良いしこのまま乗りきろう…



「そうそう

だからもうこの話はやめて歌おうよ?

せっかくカラオケ来たんだし」


これで歌い始めてくれたらどれだけ良かったか

昴は相変わらず質問責めだった


「どんな人?」


「優しいし大事にしてくれてるよ」


そう言ったとき、何の偶然だろ着メロがなる

ふいに表情が緩み

相手はまるわかりだった


鞄から取り出した携帯を昴に取り上げられ

通話ボタンを押す


「もしもし瑠璃?」


携帯を取り上げようと手を伸ばすも、小さい瑠璃が届くわけもなかった


「もしもーし?」


携帯からは愁さんの声がきこえる

忙しいのにかけてくれた電話

1分さえも無駄にしたくない


瑠璃は勢いよく昴にタックルした

昴は携帯片手にソファーに倒れ込み

瑠璃もその後に続いた


「瑠璃なら今俺の上に乗ってるよ」


今まで何も話さなかったくせに

わざわざ危うい状況を伝え始めた昴

わざとではないけど昴の上にのり

胸元に手をついてるのは紛れもない事実


「誰だ?」


きいたことない愁さんの声

まるで他人みたいだった


「瑠璃の彼氏だけど?」


昴は瑠璃の口に手をあて話すことを止めてきた

どうしよ…

誤解されちゃう


「彼氏ねぇ

俺は遊ばれてるって言いたいの?」


愁さんの珍しく挑発的な声

私に意地悪に囁く声とはまた違う良い声

でもそれに浸る余裕もなく、瑠璃は反抗し続けた


「あぁ瑠璃と俺は昔からずっと一緒だからな

どんなやつか知らないけど最近会ったやつとは

想いの深さが違うんだよ!」



昴もなんかムキになってる

いつもチャラチャラしてるのに…

こんな昴は初めてだった


「遊ばれてるとは思わなかったな…」


携帯の音量は大きく

昴はわざと私にきかせてるみたいだ

愁さん信じてくれないの?

一気に反抗する気が失せた

ホントは反抗して

否定しなきゃならない


けど少しでも疑われてる現実は、どうしようもなく辛い…


「残念だったな

もう瑠璃には近づくな!」


なんでここまで言うの?

昴…もう少し私のこと考えてよ

ふいに涙がこぼれた


「そんな簡単に手離すわけないだろ?

それに…俺の下で身もだえすがりながら名前を呼ぶ瑠璃は

遊んでるようになんて見えなかったけどな」


いきなり告げられた言葉に瑠璃は赤面する

愁さん疑ってるわけじゃなかったんだ

恥ずかしいけど凄く嬉しいよ


「瑠璃お前そんなにこいつに心を許してたのか?」


悲痛な想い

切なそうな表情

いつから昴は私にこんな目を向けていたのだろうか?


「なぁ瑠璃俺じゃダメなのかよ?」


愁さんの言葉をききすぐに電話をきった昴

けど瑠璃の頭の中には電話のことはなく


今目の前にいる昴のことでいっぱいいっぱいだった





ここまで読んでくださってありがとうございました(*´∇`*)

そこそこお気に入りになりつつある昴

瑠璃ちゃんは特別美人とかではないけれど

表情が可愛くて好かれるタイプになってます(*^∇^*)


昴は不器用な一途男子

愁たちとはまた違うけど、彼も読者の人に愛していただけるキャラになれば良いなと思います★

出来るだけ早く更新しますね♪



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