11
ちゃんと書いてるんです(´・ω・`)
途中放置はしません!
絶対書き上げます…
ホテルにつくと目立たないように部屋に入った
みんなが中に入り寛ぎ出す
しかし瑠璃は1人ドアの前から進めずにいた
「どうしたの?
ガチガチだね」
笑い混じりの要さんの質問
でもそれに答えるわけでもなく、突っ立っていると
「きゃっ」
いきなり要さんにお姫様抱っこをされて運ばれた
密着して香る要さんの花の香水が、瑠璃の身体を熱くさせる
「暴れちゃダメだよ?
お姫様に怪我はさせれないからね」
それはわかってるんだけど…
「あ、あのぉシャワーを…」
自分の行動を後悔した
先にシャワールームに駆け込むべきだったんだ
「もう1秒も待てないよ」
普段とは違う声で囁く律さん
そんな律さんにすでに瑠璃はベッドに押し倒されていた
さすがに全員がベッドに乗るのは少し無理があるし
耐えれないのか淳さんや、陸さん、愁さんがまだ瑠璃に触れてこなかった
要さんが優しく唇をあわせてくる間に
器用に律さんが服を脱がしていく
「ん…ゃ……ちょっと…まっ…て。」
何か言おうとした瑠璃をみて要さんはキスを止めてくれた
しかし律さんは相変わらず服を脱がしていた
もう瑠璃は下着姿だった
「汗とかかいてたら汚いし
シャワー浴びさせてください」
律さんはともかく
要さんはオッケーをくれると思ってた
でもそんな希望は容易く打ち砕かれた
「必要ないよ
俺たちが綺麗にしてあげるし
どうせもっと汗をかくんだから
ね?」
あれれ…?
何か2人供キャラが崩壊して…
「ん……」
律さんが下着を脱がしていき
足に触れてくる
それだけで何だか変な気分になり声が出る
「律、要
この部屋の空気ヤバいよ
めっちゃえろい雰囲気になってる
俺まで変な気分になって来ちゃった」
てへっと可愛く言ってるにも関わらず
言ってる内容は可愛くない
この後律さんは情熱的に
要さんは夢心地で
陸さんは意地悪に
それぞれに抱かれた
最後の方はあんまり記憶がない
でも目覚めたら
いつも通り愁さんの腕枕があった
久しぶりの嬉しさになんだか涙が出そうだった
「俺らのお姫様は朝から何にお悩みかな?」
要さんのふざけた言い方も
何もかもが嬉しかった
「みんなと一緒にいれるのが嬉しくて」
「バカだな
俺らは永遠にお前を手離さない」
淳さんの珍しく甘い言葉
私は彼らの彼女なんだもんね
けど幸せな朝をいつまでも過ごせるわけもなく
みんなはすぐに東京に帰っていった
翌日
「元気になったみたいだね」
由利亜が笑顔をむけてくる
その笑顔にこたえつつ
ため息を吐く
「ん…そうだねぇ……」
「今度は何に悩んでるの?」
具体的に話さなければ大丈夫だよね
「遠距離恋愛だから
ほとんど会えないんだもん。」
まぁそれだけじゃないけどさ…
ホントは忙しいっていうのが1番の理由だよね
「うーん…
遠距離なんだ…
でも仕方ないよ
遠距離でも好きなんでしょ?」
大きく頷く
なんか気持ちが楽になる気がした
全部わかってるように由利亜は微笑んでた
メンバーの設定音ではない着信音がなる
携帯に表示されてるのは知らない番号だった
「もしもし?」
「あ、もしもーし瑠璃ちゃん?
覚えてる?
凛香だよ!」
愁さんのお姉さんだよね?
「覚えてますよ!
どうかしましたか?」
番号はおそらく愁さんにきいたのだろう
その辺りは容易に想像出来る
あとは理由だよね…
「今日ね仕事の出張で大阪来てるんだけど
良かったらご飯一緒に食べない?」
特に予定はないし
凛香さんは大好きだし
何も断る理由がない
むしろ凄く嬉しい
「ぜひ行きたいです!」
「良かった
じゃあ学校終わりぐらいに迎えに行くね」
今は昼休みで
後2時間後には学校が終わると思うと
楽しみで楽しみで仕方なかった
もちろんそれでも授業はちゃんと受けなければ
最後の1限は古典だった
今授業で勉強してるのは
「梓弓」
ストーリーは
ある男女がいて
男は女をおいて宮仕えに行ってしまう
女は3年待ったが男は帰って来なかった
女は熱心に求婚する人と結婚を約束した
すると男が帰ってくる
女は求婚する人との約束を男につげた
おそらくひき止めて欲しかったのだろう
しかし男は止めずに幸せになれと良い去っていった
女は自分の男への気持ちを告げるが通じることはなく
女は死んでいった
違う違う
でもどこか共通点がある気がする
私達の恋愛もこんなすれ違いで終わるの?
離れていて大丈夫なの?
私を想ってくれてるの?
私を信じてくれるの?
あんなに愛されたのに
もう瑠璃の中に温もりはなく
あるのは溢れんばかりの不安だった
遠距離ってやっぱり不安なんですね(´Д`)
たんに幸せに浸れないっていう(´・ω・`)