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出会い


「王子、今日もご機嫌麗しゅうございます。

本日にございましては・・」


今日も俺は、執務室の椅子に座って、

他国の外交省の大臣の話を聞いている。


戦はわが国の勝利に終わり、

絶大な勢力誇って傘下を増やした大国の王子である俺ことセザルは


王国軍の指揮を任されている身だ。


しかし、戦もない今は平和だと言っていいだろう。


毎日毎日飽きもせずに伺いを立ててくる下々の国の大臣。


最近の事件は、表側の世界に住む我々の反対側に住むとされる

魔物が多く出没することぐらいだ。


それとしても、俺が出向くほど被害は大きくはない。

下級の魔物ばかりだ。


空間の歪みの予兆の兆しだといわれているため

軽視はいなめないが、

人間も魔道に精進している。


生命エネルギーの中でも、日々細胞一つ一つが生み出す魔力を呪にしてこそ

魔物を滅することが出来る。


魔道がもっとも栄え、

魔道の力をより濃く受け継がれた自分の、右に出るものはいないだろう。


それだけの自信が俺にはある。


「・・・わが国は貴方様の国のおかげで栄えさせていただい存じます。

これからも、この国の繁栄をお祈りしています」


多くの種族が住処としている特殊な国の大臣が

いつものように謝礼の言葉を申した。


「あぁ」


俺もいつものようにうなずいた。


これが昨日までならそのまま、大臣は帰るはずだった。

しかし、今日はそうでないらしい。


大臣は帰らずに、俺に語りかけた。


「王子、今日は、あるものを連れてきました。

優秀なものです。ぜひ、王子の盾にお使いください。」


「盾・・?」


大臣の言葉に俺は眉をひそめた。


「あれを、ここへ」


ガチャッ


一人の男が大臣の言うものをつれて中に入ってきた。


それを見て俺は目を見開く。


「女・・?」


そう、女だった。見た目はごく普通の人間の女。

ただ、服装は全身を隠すような衣で、目は俺と同じ蒼だ。

髪色も、俺と同じ金色に染まっている。


俺を無表情に見つめる瞳には、かすかな強い意思を感じさせた。


「これは、多種の能力をその身に宿すものです。

王子の手となり足となり使えることでしょう。

これを差し上げます」


「それが俺の役に立つ・・か」


いささか信じられないが、まぁ、いい。

国内の女は欲に目がくらんだ醜い奴ばかりだ。


こ れ は 


      い い 退 屈 し の ぎ に な る 。



俺は笑みを浮かべて


「そいつには、まず・・俺の専属護衛・侍女になってもらうとするか。

信用に値でき、なお、優秀な奴ならば、俺の盾となってもらおう」


そう、大臣に俺は言った。


「ありがたきお言葉。

ほら、レミア、お前も忠誠を誓え」


「はい。」


大臣の言葉にレミアと呼ばれた女は、跪く。


「セザル殿下、貴方に生涯の忠誠を誓います。

命に代えても・・御身をお守りするとここに誓います」


まるで騎士のように女は誓いの言葉を述べた。


--- お も し ろ い ^



俺は歓喜した。


どうやら、こいつには、騎士の志があるらしい^


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