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六話./部活動禁止/焼きそば/海外/水着/

「よぉーし!今日も異世界転移部を始めちゃいましょー!」


「ん!?兎荷君!その挨拶は異世界転移部の部長である私のセリフだよ!」


「……新入り、中々やるな」


「兎荷!やる気だな!あたいも負けないぜ!」


「場所が変わってもイロモノ女子達は元気いっぱいか……なぁ

本当に良かったのか亜夢?」


俺の隣に座っている縣がそう聞いて来た


「使っていない部屋が幾つかあったから気にする事は無い」


「そうか、なら遠慮なく思う存分使わせて貰うよ」


そう此処は俺の家だ、実は人形屋敷の出来事の後、俺達がしていた事が

学校にバレた、許可もしてないのに部屋を勝手に使い、しかも部活動を

していた事実に学校側はご立腹だった、そして言い渡されたのは謹慎処分

暫く家で反省していろとの事だ

ついでに俺の恰好の事も指摘された、もし次その恰好で来たら反省なしと

みなしてもっと重い罰を科すと言われてしまった、だから今の俺は

金髪じゃない、そしてその事に部活メンバーは気を使ってくれた


「亜夢か?何だよ別人じゃないか!前の方が良かったのにな」


「折角の主人公ヘアーが台無しだね、でも亜夢君、心配しなくてもいい!

君の溢れ出る魅力は変わらない!」


「ええー!?前の方が捗ったのにぃー!?でも仕方ないです!明日から

ノーズボンノーパンで登校しましょう!そうすれば前よりも捗ります!」


「……格が下がったな、だが大切な部下なのは変わらない、気にするな」


「見た目何て飾りだ!人間はハートなんだ!だから落ち込むんじゃねえぞ!」


そして実は、最初はもっと罰が重かったのだが、事件の糸口の貢献と

知茶子部長のお陰で、罰が軽くなった、何でも知茶子部長の家は大金持ちらしく

学校の校長とも親交があるらしい、今回の事は生徒たちの成長と思って大目に

見て欲しいとお願いされた、と校長が自慢げに語っていた

そしてそのお陰で二週間の所を四日の謹慎で済んだ


でも俺達が恐れていた事が起きた、異世界転移部の部活動を禁止されたのだ

理由としては、良く分からないからと言うのが理由だ、具体的にどんな成果が

有るか分からないし、また変な厄介事を起こすのでは?、と禁止された

異世界転移部の部室はもう入る事が出来なくなった、中の物は事前に

知茶子部長が回収したため無事だったが、俺達は部室を失ってしまったのだ


そしてその夜俺は、家で考えた知茶子部長が言ってたように、部活メンバーが

集まればその場が部室、そう思った俺は、皆に連絡して俺の家で部活動を

するのはどうだ、と言う話を持ち掛けた


そうして今、目の前に部活メンバーは居る


「そう言えば今回は御手柄だったね!亡くなってしまったおばあさんも

亜夢君たちに感謝している事だろう!」


「大変だったんですよー、亜夢さんが天下に発情しちゃって衣服を

ビリビリィーって」


「そ、そうだったのか!?」


「ち、違う!?天下も何で驚いているんだ!?」


「そ、そうだよな!一瞬計画仕立てだったのかと思っちまったぜ!

兎荷!変な事言うな!」


「嘘ぴょんぴょーん!」


「部長の方はどうだったんです?」


縣がそう切り出した


「私達の方は駄目だったよ、調べても何も出てこなかった、そして

近所の人に話を聞いたら、そんな話は無いと言う、私達が調べて居た所はただの

廃屋で、もう直ぐ取り壊されるところだったらしい

しかも私達のような者が良く来るようだ、どうやら私達はネットの情報に

踊らされていた様だ」


「……根も葉もない噂だった」


「まあこっちも似たようなものですよ、結局異世界転移の事とは関係なかった

みたいだし」


「お互いトホホッ!と言う訳だね!」


「落ち込む必要はない!あたい達の異世界転移はまだまだこれからだ!」


「そうだ!天下の言う通り!さあ諸君!今後についての話を

始めようじゃないか!」


そうして今日も部活動は始まって行くのだった




























その後お昼になり、皆で昼食を作る事になった

そして縣が予め焼きそばと肉と野菜を買っていた

だから自然と昼食は焼きそばになった


「任せとけ!俺がほっぺたが落ちるくらいの美味い焼そばを作ってやるぜ!」


縣がそう宣言して俺の家のキッチンへ向かった

その縣の後ろには蜜葉さんも居た


「包丁の扱い方なら我に任せるが良い」


蜜葉さんもノリノリと言った感じで、切る気満々のご様子

俺は蜜葉さんの包丁を素振りするシーンを思い出した、一抹の不安を覚えたが

野菜を切るだけだ、大丈夫だろう


その後他の人は二階にある部室から一階へ降り、リビングでテレビを

見る事になった


「あれ?お昼に面白いバラエティーやってなかったか?」


「その番組なら百年前くらいに無くなりましたよ?」


「百年前!?あたい小さい頃見てたぞ!?知らずの内に

百年過ごしてたのか!?」


「嘘ぴょんびょーん!あの番組は無くなりましたけど、私のギャグで天下を

驚かせました!私って才能ありありですね!」


「兎荷!お前殺すぞー!」


天下はそう言って兎荷に飛び掛かった

そしてそれを兎荷は避けた


「やめてください、女に襲われても嬉しくないです」


兎荷はさっきまでとは違いとても冷たい口調で言った


「お、おう、分かった」


天下は兎荷の冷めた様子にたじろいだ


「ああん!兎荷を襲って良いのは亜夢さんだけですぅ!」


「えっ?あ、亜夢?そうなのか?」


何故か天下はとても信じられない物を見るように俺を見た


「何だ?そのオーバーリアクションは?、俺ちょっと縣の様子見て来るよ」


俺はそう言って立ち上がった、横目で後ろをちらっと見ると天下がまだこちら

を見ていた、どうしてしまったんだろうか?

それから俺はキッチンにやって来た、そしてまた何時もの衝動に駆られた


キッチンへやって来ると縣が焼きそばを炒めていた

そして蜜葉野菜を切っていた


「我が美味しい健康サラダを作ってやろう!」


その蜜葉さんの後姿を見た俺は、また無性に抱きしめたくなってしまった

あの身長や背格好が丁度良い抱き心地だと思ってしまっている


「ん?亜夢か?どうしたそんな所に突っ立って?」


焼きそばを炒めていた縣が此方に気付き声を掛けて来た


「亜夢だと?」


蜜葉さんはゆっくりとこちらを振り返った


「ほう?その構図は、また襲う気だったな?、部下の趣味は自由だが、それを

我で発散させようとは、一度立場をはっきりさせた方が良いかも知れないな

だが今は健康サラダを作らなくてはならない、その時まで覚悟しておくが良い」


そう言って蜜葉さんは調理を再開した


「襲うって何だ?亜夢またなんかやっちゃったのか?」


「いや何でもない、縣、焼きそば楽しみにしてるぜ」


俺はそう言うとキッチンを後にした

そして分かった事が有る、包丁を持った蜜葉さんにどうやら

言い知れぬ感情を抱くようだ、だから包丁を持っている時は

余り近寄らないようにしようと俺は決めた


「異世界転移部!次の目的地を決めたぞ!」


俺がリビングに戻った時、丁度知茶子部長が立ち上がってそう言い放ったいた


「目的地?」


「お?亜夢君か!決めたぞ!」


「部長!それは本当か!」


「知りたーい!何処ですか何処ですか!」


「知りたいようだね!良いだろう!ズバリ次の目的地は海外だ!」


「「「海外!?」」」


知茶子部長の発言に俺と天下と兎荷は驚愕した


「そうだ!謹慎中に海外へ行くのは忍びないが、異世界転移部は止まる事は

出来ない!使える時間が有るなら突き進むのみだ!」


「おーい!焼きそば出来たぞ!」


「お!丁度昼食も出来たようだね!続きは昼食を取りながらしようか!」


その後俺達はリビングにあるテーブルに焼きそばが乗った皿と

サラダが乗った皿を運んだ


「さあ早速食ってくれ!」


俺は知茶子部長の話が気になっていたが、取り合えず縣が作ってくれた

焼きそばを口に含んだ


「美味いな」


「だろ!」


「確かに美味い!縣君には料理の才能が有ったんだね!」


「人は見かけによらないってのはこの事を言うのか!勉強になったぜ!」


「ああんっ!うぃしーよー!もっと!もっときてぇー!」


「……将来我が城のコックを任せても良い」


「そうか良かった!変な感想も有ったが、練習した甲斐あったな、異世界転移

先の料理は絶望的にまずいって言う話が多いから、普段から練習してるんだぜ

ハーレムを作る為に美味い料理作って、胃袋から惚れさせるってな!」


「何だよ!縣も異世界転移出来るって信じてるじゃん!

前は異世界転移なんてありえないって言ってたのによ!」


「いやまだ完全にあるとは思ってない、半信半疑だな」


「なにおー!異世界転移はある!あるんだ!」


「天下はそんなに王子様と結ばれたいのか?」


俺は天下にそう尋ねた


「え……そ、そうだ!亜夢も馬鹿にする気か!こ、殺すぞ……」


天下はショックを受けたかと思えば突然怒り出し

そして急に恥じらいを見せた


「天下?何処か具合悪いのか?」


「具合なんて悪くない……あっ……縣が作った焼きそばが不味かっただけだ!」


「はあ?さっき美味い美味いって食べてたじゃねぇか!?」


「き、聞き間違いだろ!」


はて?俺も天下は美味しそうに食べていたような気がしたが

今日の天下は度々おかしい気がする?やはり人形屋敷の一件を

引き摺っているのだろう


「亜夢サラダを食べろ」


俺は声の方を見た、するといつの間にか隣に蜜葉さんが座っていた

そして俺に向かってサラダが刺さったフォークを差し出して来た

だから俺はそれを口に含んだ


「……美味いか?」


「ゴクッ……美味いよありがとう」


俺はそう言うと蜜葉さんの頭を撫でていた


「これは何の真似だ?」


「あっすまん!なんか丁度良い感じでそこに在ったから、ついっ」


「……謝る必要はない」と蜜葉さんは言うと俺の衣服の袖を掴み

引き寄せこう続けた


「だが今後は場所を選べよ?他の部下共に見られては我の威厳が台無しになる」


蜜葉さんはそう言うと立ち上がり自分が居た場所へと戻って行った

そして蜜葉さん以外の視線が何故か突き刺さっていた


「皆?どうしたんだ?」


「素敵なシーンだったよ亜夢君!」


「亜夢お前!現実の女なんてまやかしだぞ!攻略するなら異世界人だ!」


「あーんして貰って!その後頭を厭らしく撫でて!そして

相手に押し倒させて貰おうとするなんて!ペットプレイですか!?

私もしてください!亜夢さん!」


「ペットプレイ!?亜夢?それが異世界転移でやりたい事なのか!?」


「は?俺なんかやったか?」


それから俺は何をしてしまったのかを考えた

そして理解した、どうやらまたやってしまったようだ

でも今回は本当に無意識にやった事だ、故意ではない






その後亜夢たちは昼食を終え、知茶子の話を聞く事になった


「諸君!これからの予定が決まったぞ!」


「確か海外って言ってたよな!何処に行くんだハワイか!?」


「ハワイ!マジかよ!?俺初めて行くわ!」


「ハワイか、でも残念なお知らせだ、異世界転移部が向かう場所はハワイでは

ない!でも海が近くにある所へ行く予定だ!」


「日焼け止めは必須ですね!可愛くてエッチな水着で亜夢さんに

アタックです!」


「やめてくれ、それにぺったんこが水着を着るな」


「ぅぅ酷い」


「……ぺったんこ……」


亜夢の発言に兎荷と天下がショックを受けているようだ


「ん?何で天下まで落ち込んで居るんだ?ぺったんこじゃないだろ?」


「……ぅぅ……亜夢の……エッチ」


天下は自身の胸を、もろに見られた事を思い出してしまったようだ


「いや、アレは不可抗力だろ?」


「何やら盛り上がっているようだね!でも話を進めよう!

これから私達は海外へ向かう、旅費は私の家から出そう!

プランは私に任せて貰うよ!そして海外に行くのは遊びじゃない!

異世界転移部の活動だ!気を引き締めて行こうじゃないか!」


そうして亜夢たちは急遽海外行きが決まった


「そうだ!これから皆で水着買いに行きませんか!」


亜夢たちが食べ終わった食器を片付けていると

兎荷が突然そう言って来た


「おお!それは良い提案だね!」


知茶子が兎荷の言葉にそう頷いた


「じゃあさっさと洗い物済ませて行くか」


縣がそう言って食器を洗い始めた

その後各々は支度を終え、亜夢の家を出たのだった


それから徒歩でバス停まで行き、そしてバスに乗った

その後バスを降り服屋を目指すのだった






「亜夢さーん!これこれ似合いますか!?」


俺は現在女性用水着エリアに居る

そして兎荷に水着を見せられている


「……下が不自然過ぎる」


兎荷は今ビキニを着ている、そして下が明らかにもっこりしていた


「ああん!亜夢さんに見られて興奮しちゃいました!

ここに息を吹き掛けてくれませんか?」


「……何で?」


「突き破れる自信が有るんです!」


「やらんでいい、それに兎荷、男のお前がそれを着た段階で

買い取りだぞ?、それ」


「えっ?買い取らせてくれですか?、はい!今すぐ買って来ます

亜夢さんのおかずに使ってください!」


「おいお前ら!ちょっとは場所を考えろよ!」


俺と兎荷がやり取りをしていると縣が自分の水着を手に持ちやって来た


「場所?」


「そうだよ、他の客も居るんだからマニアックな会話を繰り広げたら駄目だろ」


「ええー!カップル同士はこんなの日常茶飯事ですよー」


「いやカップルじゃないから」


「そもそもお前ら何やってるんだ?他の三人はどうした?」


「皆さん亜夢さんに気に入って貰いたくて水着を頑張って選んでるんですよ」


「誤解されそうな言い方をするな、男性目線として水着のアドバイスが

欲しいと言われたんだ」


「なるほどな、だとしたら兎荷のその恰好はアウトだな

最悪変質者として逮捕されるぞ」


「縣さんまで!?、ひっ酷い!、一体どこが駄目なんですか!?」


「「下」」


俺と縣は同時にそう答えた


「ぶー分かりました、ワンピースなら何とか隠せそうなので

ワンピースにします」


兎荷はそう言って、ぶーぶー言いながらワンピースを探しに行った


「亜夢も大変だな」


「本当に大変だ」


俺は溜息を吐くようにそう口にした


「亜夢君待ったかね!」


知茶子部長の声が後方から聞こえて来た

そちらを向くとワンショルダービキニを着た知茶子部長が居た


「おお!スゲー似合ってますよ!知茶子部長!」


知茶子部長はスタイルが良く、そして水着を着熟していて

とても似合っていた


「それに美乳!おっぱい!美乳じゃないですか!?」


「あははっ、そう言われると照れてしまうな」


「縣、ちょっとは場所を考えろよな?」


「おっと、俺が取り乱しちゃ駄目だよな、俺は異世界転移部の良心で

常識人だ、落ち着かないと」


「……あ、亜夢……これどう思う?」


か細い声だが天下の声だった

そちらに振り向くと、バンドゥビキニを着た天下が立って居た


「ははーん、天下はそれを選ぶのか?」


「な、何だよ?、この水着は、このリボンが可愛い感じだから着ているんだ!

それ以外の理由なんて無い!」


「確かにそのリボンは可愛いな」


「だろ!?、亜夢分かってんな!だからこれで良いんだ!」


「亜夢」


その声は蜜葉さんか?と思い俺は振り向いた

するとオフショルダービキニを着た蜜葉さんが立って居た

フリルが良い感じに決まっていた


「小学生?」


「……縣、今のは聞かなかったことにしてやろう、我は自身の身なりを

気にする事は無いが、地雷を踏む、と言う言葉を覚えておいた方が良いぞ?」


「す、すいませんでした!」


縣は顔を青くし謝った、そんなに青くする事は無いと思ったが

以前に何かあったのだろうか?


「それで似合って居るか?亜夢」


「うーん……抱きしめたくなっちゃうほど似合ってるぞ」


俺は何時もの発作を感じながら思いのままを答えた


「……そうか……ならこれで良い」


「おやおや!どうやら蜜葉の水着が一番好きなようだね!亜夢君!」


「…………けない」


「ん?天下今何か言ったか?」


「えっ!?いや何でもないぜ!さあて!水着も決まったし!買って来るか!」


天下はそう言って大手を振って歩き出した


「じゃあ!私達も買って来ようか!」


そう言って知茶子部長と蜜葉さんは歩き出した


「俺も買って来ようかな、亜夢は何を買うんだ?」


「あっそう言えばまだ選んでなかった」


「それなら早く選んで来いよ、店の入り口で待ってるからよ」


「分かった」


俺はそう言って男性用水着の売り場に向かった

そして適当にルーズタイプの水着を手に取った


「このタイプの安い奴にするか」


「亜夢さーん!見てくださーい!」


その声は兎荷のものだ、俺は振り向きたくなかったが、しょうがなく見る事に

した、するとワンピースを着た兎荷が立って居た


「このひらひらスカートで兎荷の一物も、ホラ!この通り!見えませーん!

で、も!

何時でも潜って良いんですよ?何時でもあなたの兎荷はそこに居ますから」


「……早く買ってこい、もう皆待ってるぞ」


「そうなんですか!?さては兎荷を置いてけぼりにする気だったんですね!」


兎荷はそう言うと駆け足で走り去って行った


「店内を走るなよ」


そして俺も安い水着を選び、店内をゆっくり歩きながらレジへ向かった

するとその道中に知茶子部長を発見した


「知茶子部長買い忘れか?」


知茶子部長は女性用の水着エリアに居た


「えっ?あっ亜夢君!、なっ何だ吃驚したよ!」


「驚かせてすまなかった、それで何を見てたんだ?」


「……妹に水着を買って行って上げようと思ってね」


「妹?知茶子部長って妹居るんですか?」


「そう自慢の妹さ!、そしてとても可愛い!だからこの事は皆には内緒だぞ!

特に縣君には知られてはいけない!縣君はスケベだけらね!大切な妹を

護らねばならない!分かったかい?亜夢君!」


「ああなるほどな、分かった、この事は秘密にしておくよ」


その後、俺は知茶子部長の妹の水着選びを手伝い

それからレジへ向かった







「遅っそーい!二人で何やってたんですか!?逢引きですか!?

イチャイチャむっちゅんむっちゅん!

してたんですか!?」


俺と知茶子部長がお店を出ると、突然兎荷が食って掛かって来た


「はて?なに言っているのかな?」


「もうぅー!知茶子部長もライバル認定ですぅ!」


「知茶子もライバルなのか……」


「イロモノとは言えモテている人を見てると、殴りたくなって来るな」


「こっちは普通に困っている、変わって欲しいくらいだ」


兎荷の情熱的な押しは正直困っていた

俺にはそっちの気は無い、でも悪い奴では無いから出来れば傷つけたくはないが

将来的には傷つける事になるだろうな


「諸君!遅れて済まない!それでは此処で明日の予定を話そうか!」


そう言って知茶子部長は話してくれた

明日の朝、知茶子部長の家から車を出してくれるそうだ

だから支度をしておくように、と言われた

目的地については、任せておきなさい!、とそれだけしか言ってくれなかった

知茶子部長らしい言葉だった


その後、俺達は解散する事になった、帰って支度する時間が必要だからだ

こうして俺達は明日に備えて準備を進めるのだった


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